My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Skyscape 300 (21)

2009-01-29 14:35:48 | Gallery


Sky 21:

watercolor on Arches 300gps, rough, 1/4 sheet
watercolor - Quinacridon Gold, Quinacridone Rose, Pyrol scarlet (Daniel Smith), French Ultramarine Blue Deep and Cobalt Blue (Da Vinch)

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久々のSkyプロジェクト。6週間ぶり!今日も外は45度以上…。でもめげずに練習再開。そして、去年の末に姑がアメリカから運び込んでくれたかの有名なDaniel Smith(以下DS)の絵具も試してみたかったし。

初めて試してみるこのメーカーの絵具。色々調べているうちに耐光性にとても優れていて、色もとても良いとかなりの評価を受けているのが気になった。これはアメリカ産。でも、オーストラリアには輸入されていない。オーストラリアで輸入されているチューブ入りの専門家用の絵具はW&Nが主。しかしこのDSの絵具、ものすごく濃度が高く、発色が良い。紙が完全に乾いたあとでも、輝くような色を残す。今までのVan GoughとかHolbeinとは断然違う…。そしてお値段も断然高い。けど、濃度も高いし色のよさを考えればこれくらいは出さないと、と考え直す。そして同じくアメリカのブランド、Da Vinchのウルトラマリンブルーとコバルトブルーも試してみる。悪くはないが、まあ、ホルベインと同じくらいのレベルに感じた。しかし、このQuinacridon Goldといういろんな画家が気に入って使っている色、今回私も使ってみた。黄色系の色だが、ホントよくGoldという名前を付けたもんだと納得がいく位、輝くような黄金色。この色だと、下塗りはもちろん、きれいな緑が作れるだろう!

そして今回、筆も何本かもちろんでもらった。これらも、向こうでしか手に入らないもの。その中の筆から今回使ってみたのが、1・5インチのリスとナイロンの混合の刷毛とRobert SimpsonsのSapphire555の1インチのセーブル・ナイロン混合平筆。この刷毛の水含みの良さと、まともに水彩を習うようになって初めて使う平筆のWet-in-wetでの使い勝手のよさに大満足。後は練習練習!

今年の目標は、病院での個展1つと、パステルを習っているMitcham Art Galleryでの展示、それからSA州で開かれる大きめのArt Exhibitionでの出展。かなり忙しくなりそう…。

夏休みのシメ@Henlyビーチ

2009-01-28 15:26:26 | 日常あれこれ
あ゛~暑い…。一昨日あたりから連日の猛暑。昨日は43度、今日は昼過ぎには45度だったらしい。息子達の幼稚園や小学校の迎えに数分外に出ただけで、嫌な汗がブワッと噴出す。その湿気の無い熱気が、目や鼻の粘膜をじりじりと焼くような感じがする。

長い夏休みも終わり、昨日から新学期が始まった。休み最後の日は、オーストラリア・デーで祝日。MKさんと私はSA州でもっとも有名な画家、Hans Heysenの個展をArt Galleryに見に行き(その詳細はまた後日)、そのときラッキーなことに町の中心で行われていたパレードも見れた(これもそのうちに写真つきでUP)。そして、同じ日の夕方には、チビ達とMKさんと彼氏と一緒にHenlyビーチで蟹捕りをした。



手ぶらでは帰る訳にはいかないと、気合が入る。夫には調子よく、「カニ沢山取れたら今日のおかずにしてねー!」とか当てにならないことを言い残して出かける。餌は、魚の頭・鳥の脂身(MKさん持参)・豚の骨。満潮の1時間前から網を張って待つ。で結果はサンド・クラブが3匹。でも、規定以下の大きさの赤ちゃんかにが2匹。それは逃がしてあげる。でも自分では掴み方が分らないため(はさまれたら痛いし?)地元の子らしい小学高学年の男の子達に扱ってもらう。それにしてもどうやらカニ達は、魚より鳥や豚の肉のほうがお好きならしい…。魚の頭を入れた網には全然獲物はかからなかった。

それにしても、たった一匹でもお土産ができてよかった!!チビ達をがっかりさせるわけにはいかないし?この貴重な」獲物がかかったのは、長男の網。彼は生まれてはじめての獲物がとても誇らしいようだった。その日、大嫌いな日記にもカニ捕りのことを嬉々として書いていた。





〈赤ちゃん蟹〉





かに捕りのあとは、チビ達は服のまま水の中へ入ってはしゃぎまわる。なんて経済的かつヘルシーな休日…。MKさん、今度は明け方に行ってみようね!

忙しい夏休み~Glenelg

2009-01-25 20:49:44 | 日常あれこれ
先日、朝天気が良かったので、私とチビ達2人とでGlenelgのビーチに行って来た。家から車で、35分くらい。雲ひとつ無い、25度という完璧な天気。気持ちの良い風も吹いている。そうそう、面倒くさいともちょっと思ったけど、日本から帰ってきて強く思ったこと…こんなに自然に恵まれた環境にあるのだから、面倒くさがらずに、できるだけいろんなところに行って自然の中で、いろんな物を見せたり体験させたい。

いつものように、日焼け止めをたっぷり塗って、おやつと水筒とレジャーシートを持って、まずビーチで1時間ほどチビ達に‘でかい砂場`で遊ばせる。はしゃぎまわっている彼らを気持ちいい潮風を受けながらぼんやりを眺めたり、目の前を通る家族や犬を散歩させている人を見たりする。それにしても、家のチビ達はとてもうるさい。図書館ではヒンシュクをいつも買いまくっているが、ビーチでのんびり肌を焼きたい、そばにいたキレーなビキニ姿のおねーさんたちにも、ちょっと迷惑そうな視線を投げられる。そのあとは、マックでお昼を食べさせて、Water Houseというレジャーランドみたいなところに入ってぶらぶらする。そして、CityからGlenelgまで走っているトラムに乗りたい、というたってのチビ達のリクエストで、途中まで車で行ってトラムにわざわざ乗り換えて、ほんの10分のトラムの旅を楽しむ。それにしても、この子達のとても楽しそうな顔。この子達が大きくなって、いつか、楽しかった思い出の一コマとして思い出すこともあるのだろうか…。











香港の地下鉄-MRT

2009-01-18 10:12:52 | オーストラリア以外での海外体験
香港は、他の世界中の大都市と同じく、狭いところに沢山の人がいて生活している。そして、ひっきりなしにその大人口があちこちに動くのに、大量のバス・トラム・地下鉄・船・タクシーが使われる。もーその量の多さといったら…。道歩いているだけで、あっという間に埃と排気ガスで顔が黒ずみのどが痛くなる。

私が主に使ったのは数分おきにガンガン来る地下鉄。とても便利で、狭い香港なのであっというまに大抵の目的地にたどり着ける。そしてかなり安い。日本で言うICカードが導入されており、その名もオクトパス!!タコの足のようにあちらこちらに行ける・またはいろんな用途に使える、という意味だろうが、親しみやすいのかセンスがいまいちなのか微妙な感じ?私の印象では香港はとりあえず観光客が来そうなところは駅でもトイレでもお店でもピカピカで真新しくいつもきれいに掃除されている。主要なデパートや地下鉄のトイレはほとんど各トイレごとに1人のおばちゃんが常にいた。せっせと惚れ惚れするような効率の良さで掃除をしながら、「はいっ、そのこあんた!こっちがあいたから入って!!」と仕切ったりもしていた。そうそう、香港のまず第一印象は…エネルギッシュさ・効率主義・新旧の混在(共生?)。



これは、ホテルの最寄のMRTの駅名。私は書に関しては本当に知識が無いが、たかが駅名されど駅名、とてもこの字体が気に入った。どこそこの大先生が書いたのかも。



地下鉄の広告の一つで目に留まったもの。家庭内暴力にかんして。やはりここも、家庭内暴力が多いのだろうか。


YOKO`s Apricot Jam

2009-01-15 11:28:42 | 日常あれこれ


先日、YOKOさんのお家に夏の長期休暇中のチビ達を連れて行ってきた。お昼は、わかめ・胡瓜・人参・卵のまるで冷やし中華のような取り合わせのざるそば。手作りのおつゆ(しょうゆ1/2カップ、みりん1/4カップ、だし1カップ、砂糖大さじ2杯…だっけ?)もおいしかった。家からは夕食の残りの焼豚とスイカを持っていく。食後は、これまたおいしいYOKOさんお手製のどら焼とナッツのスライス・クッキーを珈琲とほうじ茶で頂く。外は42~3度。一歩も外に出たくないオーブンの中のような暑さ。

帰りがけに、YOKOさんのお家の庭で取れたアプリコットから作ったジャムとスライス・ナッツクッキーをお土産に頂いた。で、まず目が行ったのは、この素人ばなれしている、ビンの詰め方。ジャムもとてもスムーズでおいしいのだけど、このビンのラベル!!だんなさんが休暇中に作ってくれたらしい。ふたの上には、アップのアプリコットの写真にYOOKO`s Fine Food Apricot Jamとか、ちゃんと印刷してあって、表のラベルには、多分庭のアプリコットの木を写した写真にHand picked, hand made, Nothing artificialとある。そして裏にはご丁寧に、賞味期限が今から大体半年後、とされている。すごく面白い人。なんか、このだんなさんが慎重にラベルをビンに張っている所を想像すると、ちょと微笑ましい…。家の夫がいくら暇をもてあましても絶対にしそうも無いことだろう。

今度は、桃のジャムがとても楽しみ!!



太子~佐敦歩き倒し!!

2009-01-13 21:06:32 | オーストラリア以外での海外体験
例の香港滞在一日目は、今思うと朝からお昼過ぎの5時間、地下鉄の駅、太子から佐敦の3駅分、歩き回ったことになる。地図で改めてみると結構な距離がある。ジョギングシューズをはいていってホントよかった。

雀鳥花園のあとは、そのまま歩いて、露店で有名なモンコックの女人街にそのまま下る。そこでは、あちらこちらで、客と店主のそれはもうすごい商談が開かれている。昔で言えば、「それでは、これくらいでいかがでしょう?」とか言って、そろばんをはじいて話し合ったのだろう。がここでは現代らしく、口で交渉すればよいものを、こちらが「そりゃーちょっと高すぎるね。」というと、いちいち電卓で、「じゃあ、あんただけには(と、誰にでも言うのだろうが…)これくらいにしておくよ!」とかいって、値段を徐々に下げてみせる。私も結構、この交渉を楽しんだ。ここら辺の両替所は結構良いレートで替えてくれるようだ。そして買い食いをしながら、そのまま下って金魚街という、文字通り金魚屋さんばかりいる場所に出る。水彩画の絵のモデルにしようと眺めたり写真を撮ったりしている、横でおじいちゃんに連れられた地元の小さい小学校に上がる前の女の子が、赤い小さい金魚を買ってもらっていた。金魚がでかい水槽に沢山入れられていたり、時には小さい袋に丁寧に小分けして飾られていたり、せっせとおじさんが金魚の世話をしていたりと、とても見ていて楽しい通りだった。





走行しているうちに冬だというのに気温と湿度が上がっていく。長袖ではかなり暑くなってきた。あちらこちらでガンガンに冷えたおいしそうなジュースや練り物や揚げ物のおつまみが沢山売られている。人の多いこと多いこと。そして、どんなに小さい路上でも自家用車やミニバスが絶妙なテクニックで入り込んでくる。





これは、制服屋さんらしい。なんか、デザインのセンスとか面白いと思った。白衣だか高校生の制服か分らないのだとか…(笑)。



これは、Jordanのほうになんとなく歩いているときに偶然見かけた、お寺。境内では人を待っているのかくつろいでいるのか、のんびりボーっとしているおじさんが多い。中に入ると、参拝者が結構いて、中国人の大好きな真っ赤に染められている札やお供えの皿や線香立てや蝋燭があちらこちらでうられていたり飾られている。ちなみに中国の旧正月では、お年玉は真っ赤な封筒に入れるのが慣わし。縁起の良い色だそうだ。ここで、線香の煙にちょっとむせる…。









このお寺のすぐあとには、上海街という(だっけ?)主に服と日常の食材が売っている通りがある。でっかい業務用にしか見えない金物を言っている店とか。手足をがっちり紐で縛られている生きたカニがとても欲しかった…。蒸したり炒めたりしたらおいしそう。





と、こんな感じでお昼過ぎには足は棒のようにあるまで歩きとおした。こういう裏道を歩いているとその土地の人たちの日常が垣間見ることができて、とてもとても面白い!!そして、路上で篆刻をしているおじいさんをしばらく眺めた。中国人らしき人が一つ注文して作ってもらっているのを見ていたが、とても上手い。で、多分一番小さいサイズの印が、なんとAUS$1そこそこ。一つ作ってもらいたくて聞いたが、全く英語が通じないらしく、無視される。で、その客に聞いても「イングリッシュ、ノー!」という答えが返ってくるので、疲れていることもあり、断念する。疲れていなかったら筆談で、何とかしていたかも。それにしてもすごく丁寧に彫っていた。そして、ようやく地下鉄に乗り、一旦ホテルに帰ることにした。ここまで、すでに丸2日くらい香港にいるような気がしてきた。

Richard Musgrave-Evans個展

2009-01-11 22:01:18 | Art・その他の趣味ついて




ついついUpするのを忘れていた…。去年の師走に日本行きの準備やら何やで忙しいのに、AP師匠に教えてもらった、いまではすっかりお気に入りのDavid Summer Galleryで開かれていた、Richard Musgrave-Evansの個展に行った。

このギャラリー、Adelaideの東部にあるすごいお金持ちばかり住む地域のど真ん中にある。30年以上にも男性3人組が立ち上げたギャラリーで、今ではその人たちはかなりの高齢。その中の一人は、一昨年すでに亡くなっている。今ビジネスをしているのはそのうちの2人で、とても柔和そうな、絵の事をとても嬉しそうに話す人たち。でも、絵はとても好きなのに自分では一切描かないらしい…。へぇー。これだけの絵を見ていれば、「楽しそうだな。ちょっと描いてみようかな。」とか、思わないのだろうか…。でも、商売上、幸か不幸か、かなり良い絵にも出会うらしく、「これは!」と思った絵に出合うと、高くても自分用に買ってしまうらしい。この個展でも、経営者の一人のほうが、夕暮れの川辺だけを描いたとてもシンプルな構図の巨大なとてもお高い(数十万円)油絵を、一目ぼれして買ってしまったとのこと。「素晴らしい絵だろう!?」と、とても満足そうに私に話してくれた。

この画家の描き方はとても特徴があるので、サインなしでも一発で見分けることができるだろう。まず、油絵しか描かないようで、とてつもなく大きい筆とパレットナイフで描くというより塗りつけたような大胆な簡潔なタッチ。色は、ちょっとトーンを落としているオレンジ・ピンク・紫系が多いと思った。この人は、アウトバックの入り口のFlinders Rangeのそばの町に住んでいて、絵は一切実際の場所を前にして描くという現場主義の風景画家。結構な大きさの絵もある。こういう人をPlein-air Artistというらしい。特に朝焼け、夕焼けを好んで描いている。あの、一秒ごとに色がドラマチックに変化する時間帯に、その場で一枚を仕上げるなんて…。でも、細かいことを気にしていられないし、そのとき自分が一番印象に残っているものや描きたいものしか画面にとどめることができないから、逆にそれが見る人に新鮮なイメージのままダイレクトに伝わってくるんじゃないかという気もした。そうそう、やりみずさんの言うところの、「枝葉をばっさり切り落とした」ような感じ?

しかし高い。油絵の中でも結構高いほうだろう。でも、同じサイズや出来映えでも(まあ、絵の出来映え、なんて主観的な秤だけど)、水彩やパステルに比べたら油絵はなんでこんなに高く値段がつけられるのだろう。ともかく、この画家は30代後半でかなり成功しているらしい。最近は子供も生まれたので、Adelaideの市内に引越しするとかしたとか…。また機会があたら、もう一度是非拝みたい絵だった。

雀鳥花園

2009-01-08 21:49:35 | オーストラリア以外での海外体験


夜に香港に着き、興奮気味でまともに眠れないまま朝を迎える。まだ、空気がいくらか澄んでいるうちに、具沢山のおかゆをたっぷり食べ、早速アシックスのジョギングシューズ(実はこの2週間の旅、この靴一足)とジーンズ姿で香港島から九龍の花鳥園に行くために地下鉄に乗る。この道はホテルから地下鉄(Caseway Bay)への大通り。トラムやバスやタクシーがガンガン走る道。で、気がついたことだけど、香港のドライバーはすごく上手い。人に接する寸前ぎりぎりのところを猛スピードで自信満々で走りまくっている。そして、周りの人たちも全然ひるまずに、平気な顔をしている。そうこうしているうちに、車の数が増えてくるとあっという間に空気がよどんでくるのがわかる。滞在中、のどがすっきりせず、淡も結構多かった。風邪ではなかったようすだから空気のせいだと思う

しかし、この新旧のビルが混在している光景、結構面白い。Adelaideの歴史を感じさせるイギリスのケンブリッジだかオックスフォードだかをそっくりに真似て建てたというAdelaide大学前に近代的なぴかぴかなDavid Jonesのデパートが立っている様な感じかな。



花鳥園への道へは、結構てこずった。香港の旅行者向けの地図は結構親切だけど、問題はその途中への道に道路の標識があまり無いこと。だから、どこの角で曲がったらよいかなどの見当がつきにくい。で、地下鉄の駅を降りて一人考え込んでいるところに、私と同じ悩みを持ったらしき旅行者の女性2人に目をつけて、「まったく、これじゃどっちの方角に行っているのかわからないわよねー。」とかなんとか言って、一緒に道を探してもらうことになる。で、彼らは南アフリカ人の親子。母親と娘らしい。娘さんは抽象画専門の画家だとか。しかし、道を地元の人に聞いても英語が全く通じない。で、歩きながら土地勘の素晴らしくよいらしい娘さんは「この鳥かご持ったおじさんについていくことにしましょう!」と、大変に良いアイデアを出す。それから、この鳥かごを持ったおじさんは知らずに15分くらい女性外国人観光客3人にあとをつけられることになる。それにしてもTVなんかでよく見る人ごみでの尾行は結構大変なのだと、思い知る。数回、「あっ、鳥かごおじさん、どっちに行った?」と見失いそうになった。そうする間にも、すでに3日間香港に滞在している彼女らから、ビクトリアピークへの安い行きかたとかの耳寄り情報をできるだけゲットする。それにしても、元気な気持ちの良い親子!!

しかし、彼らの英語はやはり特徴がある。数ヶ月前に南アフリカからきていただき強化練習をしてくれたあの空手の先生を思い出す。

この写真の通りは、花鳥園の前に通る、お花屋さんの通り。空気のよどんだ市内からここへ入ると、とたんに気分がよくなった。土と、緑と、花と、水の匂い…。身体に染み渡ってゆく。デ・ジャ・ブ?なんか子供の頃に、夏の朝に学校に行く途中の花屋の前を通った時のことを思い出す。







あれ、花鳥園ではなく、雀鳥花園って書いてある。まあ、これが入り口。



中国風の建物他面白い。この黒いシャツを着たおねーさんが、娘さんのほう。



中では、花や鳥や鳥かご、そして鳥の餌が主に売られている。が、なんと言ってもメインは、朝から自分の大切なペットの鳥をゴージャスな細工が施されている鳥篭に入れてここへ連れてき、お互いに見せ合ったり世間話をしたりとのんびりくつろいでいるおじさん連中。鳥に餌をやったり水浴びをさせたりもしている。多分、リタイアして時間の沢山ある人たち。とても良い健康的な時間のすごし方だと思う。





売られているもので、ちょっと面白かったのが、鳥篭というにはあまりにも芸術的な工芸品の域をいっている細工のされているかご。日本に行かないならそのまま一つ買ってしまいたかった!!そして、鳥の餌や水入れも冬季でとてもきれいな模様が書かれている。そしてちょっと引いたのが…餌のゴキブリやら芋虫の昆虫。結構でかいものも売られている。









お土産用の鳥の飾り。一つ50円くらい。すぐ壊れそうだけど、とてもきれい…。



鶯色をしているからウグイス?それとも目の周りが白いからメジロ??全然かわらん!!誰か鳥に詳しい方、知りません?

香港での食

2009-01-06 21:01:00 | オーストラリア以外での海外体験
オーストラリアからの便が香港に着いたのが、すでに夜。とても便利な、空港から市内の中心部までなんと25分という新幹線のような早くて快適なエアポート・エクスプレスに飛び乗って、中環(だっけ?)という中心部からホテルまでタクシーを使って23時着。英国領だったせいか、観光地であるせいか、とりあえず観光客が行くようなところは英語が通じるのがとても便利。でも出発前に人から色々と話を聞いていたため、ぼられないように行き先をしっかりと告げたときに前もって「レシート、念のために頂戴ね。」と先手を打っておく。こうしておけば、かなりの大回りをしたり、ぼったりはしにくいだろう。

十数年前にオーストラリアに来て何人もの香港出身のナース達と勉強を一緒にしたことがある。それをきっかけに、こちらに永住している香港出身の人たちによく彼らのふるさとの様子を聞くことが多くなった。そして、いつか見てみたいと思っていた香港そのものより、彼らのしっかりしたところ(結構お金に関してはしっかりしている)、アサーティブさ(香港の男の子達にとっては彼女らは気が強くて扱い難いとこぼしている人もいた)、たくましさ、効率主義、そしてかなり多くの友達といつも集まって食べたりカラオケをしたり旅行に行ったりとワイワイ騒ぐのが好き、といった、たくましく今を精一杯楽しんでいるような彼らの気質に興味を持った。そして、各々の個性をしっかりをもっている。

今回、日本への帰国のついでに香港に1日半立ち寄ったが、かなり面白い所だと思った。で…たった一日半なのにかなりのところを歩きまくって、写真もすごい数になってしまっている。で、とりあえず一番重要な「食」からUP!



ホテルに夜中近くに着いて、機内食もすっかり消化されてしまっていたため、受付の超フレンドリーなお兄さんに、近くにある遅くまであいているお店を聞く。すると、そのホテルは結構便利なところにあるらしく、ホテルから出ると、食べるところはいくらでも見つかる。よく話には聞いていた肉団子入りのスープヌードル(まあ、日本で言えばそば屋やラーメン屋)のお店に当たり前の顔をして入る。が!ここらあたり(WanChaiとCaseway Bayの中間くらいのところ)はいわゆる地元の人たちの生活の場で、観光地からは少しはなれているので、英語のメニューが無いところが多い。でも、毎週食料の買出しにチャイナタウンに行っているおかげで、食べ物に関する漢字が断片的に頭に入っている。そうなるとメニューは結構簡単。まず、広東語オンリーのおじさんに、漢字メニューを指して「これちょーだい。」と頼むと、一生懸命に理解しようといてくれ、「これか?」と礼儀正しく確認してくる。「いや、その下のこれ。」と、魚と海老の入ったワンタンスープに念を押すと、「承知!」みたいな感じで、てきぱきとオーダーを通しに行ってくる。それにしても彼らのよく働くこと働くこと。夜遅くのヌードルショップで、塾帰りらしき学生や仕事帰りのOLやおじさんがぱらぱらとしかいないのに、何かしらすることを見つけてはてきぱきと働いている。その姿にとても感動した。私の食べている様子を遠めにさりげなくチェックしているので、豪快においしそうに食べる。飲み物の心配まで、果敢に広東語でしてきてくれたりする。こちらは、メニューを指して、「これこれ!」みたいな…。古い建物でもとてもきれいに使っていて、好感を持った。そして、この安っぽい軽食のおいしいことときたら!!この安いワンタンやおかゆや麺類を出すお店に、この時依頼病み付きになり、1日半、あちらこちらで味比べをする事になった。そして、とても安い。日本円で250円くらいか?おかゆだったら朝の珈琲がついて150円くらい。ただ一人レストランで食べても、つまんないし?こういうところのほうが、人々の日常が濃く味わえる…。

上の写真は、10時のおやつに食べた海草と魚の団子のスープヌードル。このときのお店のおばさん、私の姑にすごく似ていて思わず一人食べながらにやりとしてしまう。体型や、てきぱき働く姿もそっくり!!コーラをすすめられるが豆乳を頂いた。



えっと、順不同だけど、これは朝一に食べたおかゆ。ピータンと煎ったピーナッツ、魚介が入ったもの。スープもしっかりと味が出ていておいしい。これで充電ばっちり!



店頭にでおにーさんが一生懸命にコネコネして作っていた麺を丸めたもの。なんか、ソースがパスタのミートソースみたいで中途半端な味?野菜不足を感じたので、追加でゆでたカイラン(英語=チャイニーズ・ブロッコリー)を注文。オイスターソースが付いてくる。



香港の冬はこんなに暑いとは思わなかった。クリスマス前の時期で、昼間は長袖シャツ一枚か、半そでシャツが丁度いい。で、歩きつかれて、冷房の効いたちょっと高級そうな喫茶店でマンゴーとゼリーの入ったヨーグルトドリンクを飲む(食べるに近いか?)。充実の食…。食は基本。