今日は、というかいつもやってくる土曜日の今日もCentral Marketに買出しにいってきた。いつもながら元気の良すぎる(喧し過ぎる)2人のチビ達にキレながら…。
昨日からコーヒー豆が切れていたので(私の中のコーヒーも切れてある意味困っていた)、マーケットの中心にあるお気に入りのコーヒー豆専門店で豆を買った。その店の名はそれも“The Coffee Bean Shop”。んー、なんだかCreativityも何も無い。けど、覚えやすく且つ親しみやすい名前だ。
日本では忙しすぎて、コーヒー豆なんかにこだわっているゆとりが無かったため、もっぱら家でコーヒー・ドリップで親に入れてもらうか、インスタント・コーヒーだった。レストランなんかで飲むものはもっぱらアルコール類だったような気がする…。あとは、出歩いているときに一休みするのには手っ取り早く安くドトールとか。私にとってはコーヒーは今思えば、ほとんど味わうためというより、疲れた身体を叱咤して使い続けるためか、単純に眠気を覚ますためただった。カフェインを摂取するのが主な目的というか…。それでも、一応美味しいものに出会ったときは嬉しかった。
この3年くらいから、住む所も生活も落ち着いて来たところで、まともなコーヒーを味わって飲むようになった。最初から、スーパーマーケットで売っている真空パックの豆は何故か手を出す気にはならず、Central Marketで目立っていた、というか目に付いたコーヒー豆専門店で買うようになった。ブレンドも含め20種類以上もの豆が売っていて、各種の豆が入っている透明なケースには豆の形や色・大きさが見えて、種類と産地、それから味や香りの特徴が表記されている。
手始めは無難に、House Specialというこのお店のブレンドを試した。とてもバランスが取れていて、コクも適度にあり、あまりくせがなくマイルドで飲みやすい。家に来た客にはとても好評な豆だった。値段は割とお得な$18.00/Kg。最初は500g単位で買っていたが、何時からか味や香り(特に香り)が買った時と使い終わりのほうでは格段に違うことに気が付くようになった。で、コーヒーについての知識を少し得ようとInternetで色々みてみると…あるある色々ある!コーヒー専門店のHPやコーヒー好きのHPで、結構ちゃんとしたものがある。日本語のサイトでは以下のものが結構参考になった。
~~~~~~~~~~~~~~~
タウンコーヒー http://www.towncoffee.com/
キングス珈琲紅茶道場 http://www.kingscoffee.com/doujou/index.html
CoffeeFreak http://coffeefreak.info/
珈琲工房TONEGAWA www.beans-shop.com/
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のサイトの、「コーヒー豆」のページがすごくしっかりとムラ無く情報を載せていた。さすが百科事典。
~~~~~~~~~~~~~~
豆の種類と産地、焙煎の仕方、美味しい入れ方などを見ていくうちに、今まで疑問に思っていたことが面白いほど明らかになる。例えば、Brazil Santosという豆は、ブラジル産の豆でサントスというのは身などの名前。よく聞くMochaもイエメンやアフリカの豆を中東のモカ港から出荷していたことから付いたそうだ。山岳地帯で取れるものは、その名前がキリマンジャロとかブルー・マウンテンとかそのまま付いていて、高価だとか(でも等級によって差はある)。まるでフランスワインのようだ。インスタントに使われている豆は、挽いて入れる用の豆に比べたら数段カフェイン量が高く、味も劣り苦味だけが強いとか。ふんふん、と読んでいるとさらに、珈琲専門店でわんさかとつるしてあったり棚においてあったりしている珈琲を入れる各種の器具とそれらによって入れる珈琲の味の違いなどについて判明する。おぉ!家では便利さと味の好みでプランジャーを使っている。でも、一番美味しく入れられるのはネルのフィルターを使った方法だとか。残念だが、そこまでこだわっている時間は今は無い。でもいつか、色々実験-というか試してみたい…。知識を得られるということは素晴らしい!!で、味が落ちないようにするための工夫としては、挽きたてを使うこと。それが出来ない場合はまとめて挽いたものを容器に密閉して冷凍庫で保管すること。私は知識を参考にして早速出来るだけ少量で買ってプランジャー用(入れ方によっても粗さが違う)に挽いてもらって冷凍庫にしまっている。1週間で使い切るように250g単位で毎週買うことにした。
記憶に残っている今まで試したコーヒー豆:
Blue Mountain
House Spcial(詳細は不明)
Colombia Dark Roast
Costa Rica
Brazil Santos
Kennya Mocha
Ethiopian Mocha
このリストは上から値段の安いもの。値段的にはなんと日本人には有名なBlue Mountainが一番安い。それもダントツで。試したが、はっきり言って美味しくなかった。この理由には2つの説があるらしい。日本に出荷しているのは上質のもので質の良くないものはその他の国に出荷されているとか、日本で珈琲が人気が出たときに紹介された珈琲がたまたまこれだったのをそのネームバリューだけを今の時代まで引きずっているとか何とか…。実際はどうなのだろう。あとの豆は大体同じ値段で、Ethiopian Mochaだけは抜き出て$24.00。250g買っても、1人が毎日4杯飲んで1週間は持ち、たった$6.00だ。ずいぶんと安い贅沢だ。感想としては、あまり酸味の強いものは好きではなく、割とボディのしっかりしているものが好きらしい。ワインの好みと通ずるものがある。産地的にはアフリカ産が気に入っている。これからは、インドネシアとかパプアニューギニア産のものも試してみたい。
~~~~~~~~~~~~
あの珈琲を入れるときの香りがとても好きだ。お湯を沸かして一杯入れ飲むまでのほんの10分ちょっとは、ても充実した時間。私には必要な時間だ。仕事・子育てに忙しい日常で、簡単に楽しめる贅沢な時間にとても感謝している。