My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

長男のバースデー・パーティー

2006-10-11 10:31:03 | 家族について


先週末は、長男の5歳の誕生日ランチ・パーティーだった。招待客は、子供7人、大人9人。そのうち1家族は連絡の行き違いで夕方現れた。招待客をみるととても国際色豊か。子供達はほとんどオーストラリア生まれであるため、皆オージーでちゃんとした英語でお互いコミュニケーションをとっている。その両親達は台湾・日本・インドネシア・ベトナム・オランダと国籍はまちまち。これらの国で生まれて幼いうちにオーストラリアに移住してきた人が少数、ほとんどは成人してからオーストラリアに来た人だ。自然と、家の中はいろんな国の言葉が行き交う。

子供達は4歳になる女の子1人を除いて皆見事に元気の良い男の子ばかり。家の中はあっという間に動物園のようになった。ランチはいつもはパスタ・サラダ・から揚げ・フライドポテト・巻き寿司みたいな感じで和洋折衷で用意しているのが、今回は趣向を変えて「Making Own Pizza Party」にしてみた。

ピザの生地はちゃんとイーストを入れて発酵させてあるものが、一袋$3でCentral Marketのパン屋で売っている。一袋とはどのくらいか…。小さめのピザが12枚作れる。この人数で2袋もあれば十分だった。あとは、トマトペースト(ハーブも玉ねぎも入っていないシンプルなほうが美味しい。)・チーズ(モッツァレラ・チェダー・パルメザンチーズの3種類が入ったものがBest)・マッシュルーム・サラミ・ハム・トマト・アンチョビー・パイナップル・ピーマンなどのトッピングを好きに並べて焼くだけ。ただ、このピザの生地、引き伸ばして適当な薄さにするのが結構大変。伸ばしてもゴムのようにビヨーン、と跳ね返ってなかなか広がってくれない。わざわざ当日の朝6時に、インターネットで「ピザ生地の伸ばし方」なるものを検索してしまった。が、結局はどれを試してみてもイマイチ。20枚作ってみて、ようやくこつを掴んでやりやすかった方法は、適当に(1cmくらいの厚さ)伸ばしたら両手で両端を持って手首をスナップきかせてペロンペロンという感じで上下に振ってその重心で伸ばすのが早くてきれいに仕上がった。試しに、ピザ職人なんかがよくやっている片手でクルクルまわして時々上に飛ばして遠心力を使って美しい円形に広げているのを思い出してやってみた…。結果、5秒で断念。自分は決して不器用なほうではないと自負しているが、これは長年の修行が絶対必要だと思い知る。あとは、オリーブと新鮮なバジルがあったらいう事無しだったのがすっかり買い忘れていた。代わりに乾燥刻みパセリをまぶすことにした。

さて、子供達には自分で好きなトッピングをしてもらおうという予定だったのが、いざ彼らが到着してみると束になって走り回って一緒に遊ぶのに忙しいようだ。食べ物にはほとんど見向きもしないで騒いでいる。結局自分でピザを作ったのは紅一点の女の子のみ。彼女はパイナップルとハムが好きなようだ。あとは、女の子のお母さんが生地を広げ、ひたすら私が具をのせてオーブンで焼くという作業になった。出来上がりはなかなか好評。ピザハットとかのテイクアウトよりずいぶん脂分が少なく、具も良いものを使っているので胃にもたれる感じが無い。何より楽しいし、皆が好きなものだし、ボリュームもあるので用意するほうとしても、とても楽だ。

ひとしきり食べた後に、果物とお茶の時間、そしてケーキを出す。ケーキはSt Gourge`s Bakeryというケーキ屋さんで注文したもの。30人分の大きさだ。息子にデザインを選ばせたら緑のドラゴンの絵柄でチョコレート・スポンジケーキにイチゴと生クリームをはさんだもの。こっちのケーキにしては甘さ控えめで結構美味しい。ろうそくを消した彼はとても嬉しそうだった。

続いてプレゼントを一つ一つ開ける。大好きなロボット系の組み立て式のおもちゃとか機関車トーマスものとかミニ・サッカーゲームとか…。超ご機嫌だ。私は自分の誕生日を皆で祝うとかいう習慣(お盆もクリスマスも無い。しいて言うなら、年越しそばと簡単御節料理があったくらい?)が家ではなかったため、最初は息子の誕生日にどうしたらいいのかちょっと見当が付かなかった。初めて息子の友達の誕生日に招かれたときはうっかりプレゼントを用意するのを直前まで忘れていたという、信じられないこともあった。夫の家族も似たようなものだったそうだ。なので、夫は行事物にはほとんど関心が無く、どちらかというとかったるい、という態度をする。なので、私達夫婦にはクリスマスや誕生日のプレゼントの交換というものが無い。出来れば、ちょっと良いレストランに出かけるくらいだ。が、たとえ準備やら何やらに手間がかかっても息子達にとってはかけがえの無い皆に祝ってもらえる自分だけの特別の日だ。成長すればそれも良い子供のときの思い出になるだろう。それを思えば、毎年の誕生日には色々考えてできるだけ楽しい時間を過ごせるようにしてあげようと思う…。

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パーティーのあと、長男がふと私のそばに来て、「ぼくがダディみたいに大きくなったら、マミーにキラキラ光る石(お店で彼が見かけたダイヤモンドのことらしい)を買って誕生日にプレゼントしてあげるね。」と言ってきた。宝石類には興味が無いが、泣かせることを言ってくれる…。彼も成長したもんだな。こんないっちょ前のことがいえるなんて。その気持ちだけで十分だよ。ありがとう!

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