My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Lunch at Hahndorf ~ ドイツ人村

2006-08-07 23:54:51 | 日常あれこれ
今日は、日本人ナース仲間3人とアデレード市から車で約25分のドイツ人村-Hahndorfにドライブがてらランチをしに行った。メンバーは、私と同じ病院でフルタイムで働いている現在永住権申請中のHさん、PhDコースで勉強中かつあるクリニックでアルバイトをしていてすでにこちらに永住しているMさん、ひょんなこと(E-mail)から知り合いになれた修士課程で勉強中の留学生のJさん。高速道路の近くのショッピングセンターで待ち合わせをし、私の4WDの中でみんなでわいわい話しながらあっという間にHahndorfに12時過ぎ到着。

私以外皆朝食を抜いてきたとか。朝に弱いHさんはともかく、他の2人は…気合の入り過ぎだ。まぁともかく、待ち合わせをした時点で私も含め、皆お腹がすいていた。そしてHahndorfに着く頃には、皆からの食べに行くぞ、と言う気合のレベルがさらにUpし気迫さえ感じた。Hungry(空腹)を通り越してStarving(餓えている)の状態のようだ。Jさんなど、昨夜は夕食がなんとポップコーンだけだったというから、燃費の悪い私だったら餓死寸前の状態だろう。いったいどうやって立って歩いていられるのだろうか…。よほど燃費が良いのかもしれない。日本車のような人だ。

ドイツ人村に来たのだからGermanGermanしたものを食べられるところ、と言うことで候補に挙がっていた2つのホテルと併設しているレストランのうちの1つに決めた。ここは何度も来ているが料理の種類が多く美味しい。ドイツ料理だけではなく、巨大ハンバーガー(ガブッ!とかじりつくのではなく、何故かナイフとフォークで食べるようだ。)Fish&Chips、Schnitzelという鶏のフライ料理など、割と普通のメニューもありバラエティーに富んでいる。そして、雰囲気が素朴で落ち着いていて、店の人たちのサービスも良くとてもフレンドリーだ。古いストーブに薪がくべられてこんな冬には何だかホッとする。時によってはピアノの生演奏がある。極めつけは、ビールの種類が多く、あまり他のレストランでは見かけないドイツ産のビールも数種類用意している。もちろんオーストラリア産のワインも何種類も置いている。あぁ、メニューを見ているだけでも幸せな気分になる…。

JさんHさんは余り胃袋の大きい人ではないので、2種類のソーセージとKassler(スモークポーク・チョップ)と紫の酢キャベツ(サワークラフトと言う)&マスタードソースがかかっているベイクド・ポテト、そして私お勧めのDamperという、スコーンを大きくして少し甘さを控えたようなパンを2人でシェア。Mさんはゆっくり味わいつつもとっても沢山胃に入る人なので、チキンの胸肉のソーセージ&チーズロールのクリームソースかけにこれもベイクド・ポテトと酢キャベツが添えられているものを、私はビールにつけ置きした薄切りのビーフをキュウリのピクルスとベーコンで巻いたものにポテトと酢キャベツをしっかり一人前ずつオーダーした。毎回思うが、一人前といってもすごい量だ。全て食べ切ったためしがない。そして、Crown Lagerのようなすっきりしたビールが飲みたいと言うMさんの希望で、お店のお姉さんにドイツビールのLowenbrauを頼み皆でシェア。





JさんはほとんどHahndorfは初めてだし、皆でそろって、しかも私の子供立ちの叫び声が聞こえないところでおしゃべりしつつ美味しいランチをゆっくりなど本当に久しぶりだったため私達のテーブルはすっかりテンションが上がり大いに盛り上がり、料理を持ってきてくれたかわいらしい笑顔全開のお店のお姉さんに写真まで撮ってもらってしまった。まるでHahndorfにはじめてきた観光客のようだ。その割には皆英語が話せると言う…。料理はもちろん、このビールもとっても美味しかった。口に含んだ瞬間、白ワインのRieslingの味がしてフルーティ、でも苦味も適度にあり、まろやかなすっきりしたビールだ。帰りにでも通りにある酒屋で買っていこう。

メイン通りは端から端までまっすぐ歩いて10-15分くらいだ。お土産屋や工芸・美術品店などとても充実しているので、もうこれ以上食べれないー、など言いながらぶらぶら覗いて歩いて1時間とちょっと。中でも、新しくできたらしい手工芸のお店は面白かった。店中、キノコと妖精だらけ。やしの木の根っこの部分で作られているアヒルも庭中にいる。すごいアイディアだ。なぜにキノコ??可愛いが…。そのほかにも手作りらしいバッグ・アクセサリー・置物が隙間だらけの年代を感じさせる木造の物置小屋のようなところに所狭しと置かれている。そして、何故か生きている鶏まで歩いている。作品のモチーフにするためのモデルか?それにしてもとてもセンスが良い店だ。ちなみに、この赤地に白の斑点の毒々しいキノコ、本当にそこらへんに普通に生えている。この後入った他のお土産屋さんのおばちゃんいわく、特に松の木下に多く生えているとのこと。ヒッピー達などはこれをせんじて飲んでハッピーな気分になる(つまりマリワナ代わり)らしい。「このまま食べるの?」とかその怪しい作用のあるキノコの服用法を詳しく訊ねたら、このおばちゃん、一瞬不審な顔をし、答えるまで数秒の間があった。んな、得体の知れないキノコ使わなくてもハッピーだってば…。





ソーセージ、燻製、ドライフルーツ、その他いろいろな物をおいている土産屋によりその裏にある酒屋さんに寄って、さっきのLowenbrauをチェック。しかし見当たらない…。お店のお兄さんに尋ねようにも名前を誰も覚えていない。そこで取り出したのがさっきのレストランで撮った証拠写真。料理のそばに置いてあるビールジョッキにそのビールの銘柄が映っている。が、小さすぎて読めない…。「Lから始まるビールでね、OとかAとかも入っていたような気がする…。」などと要領の得ない説明でも、この人にはなんとなく読めるようで一発で言い当てた。このお兄さん、さすがプロだ。でも店には置いてないとか…。



歩きつかれてきたところで、店の手作りのケーキで有名なCafe、その名もThe German Cake Shopでそれぞれお茶とケーキで休憩。そんなこんなで気がついたらなんと16:45。あわてて夫に連絡し次男をデイ・ケアから17時までに拾ってもらうように連絡。2年前にも全く同じことがあったような…。あの時は長男だったが…。すっかり満足し、車で飛ばしてあっという間に待ち合わせた場所に到着。あぁ、うちへのお土産をすっかり忘れてしまった…。まぁ、いいか。

たまにはこんな日が必要だ。