My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Steamed Barramundi (中華風蒸し白身魚)の作り方

2006-08-01 01:38:47 | Myレシピ!
結構我が家は食生活は豊かなほうだと思う。まず、主に作る私が食べるのが好き。量はあまり入らないけど、おいしいものが大好き。加えて、夫や食べ盛りのちびたちも結構味にうるさい。昼間っから、「ムール貝とイカとえびの入ったトマト味のパスタが食べたいー!(←パスタ・マリナーラのこと。)パスタはマカロニじゃなくてスパゲッティがいい!唐辛子も入れて。でもちょこっとだけだよ。」など4歳のほうは偉そうに細かい注文まで出してくる。えー、と言いながら自分も好きなので作ってしまう。

オーストラリアは多民族国家。各国の移民で成り立っている国なので町で手に入る食材ももちろんものすごくバラエティーに富んでいる。その上、ありがたいことに手ごろだ。オーストラリアに来てからかれこれ11年経つ。その間に出会ったいろいろな国から来た人たちから教わった、彼らの故郷のレシピを見たり聞いたりして自分でアレンジしているうちに我が家の定番のレシピが出来上がった。まあ、どこかの料理本にも載っているかもしれないが、友達やその他のお客にも評判が良く、お客が食べた後に必ず聞かれるものがいくつかあるのでそのレシピをBlogに追々掲載しておこう。まずは、我が家の魚料理の王者、Steamed Barramudiから!!

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材料:Barramundiの小さいものを1匹(大きなものは骨付きの切り身で)、にんにく、生姜、ねぎ、塩、酒(白ワインでもよいが出来たら米から出来ている酒)、しょう油、オイスターソース、酒、サラダ油(出来たらピーナッツオイル。ほら、落花生から出来ているオイル。)、砂糖、コリアンダー(日本では香菜というらしい)、小さい唐辛子(生の)1-2本

作り方:

1.Barramundiは蒸すので、蒸し器に入れるお皿に収まるようにきって並べる。もちろんその前に、腸をとって鱗をそいできれいに洗っておく。Barramundiはオーストラリアの西部や北部の主に暖かいところで採れる淡水魚。いわゆる高級魚に属していて、ちょっとレベルの高いチャイニーズ・レストランなんかではでっかい水槽の中で泳いでいるのをよくみかける。これはもちろん観賞用ではなく。この魚はとても淡白だけど上品でしかもしっかりとしたうまみ味がある。歯ごたえはとても柔らかで、蒸すにはこの魚が今までに一番おいしかった。日本ではスズキの類の食用の淡水魚て試してみると良いかもしれない。ほかの魚で試した人は感想を教えていただけると嬉しい。以前に一緒に住んでいた台湾からの留学生のお国では、この料理は旧正月の祝いの席で出されるものだそうだ。まあ、魚の説明はこれ位にして-お皿に寝かせた魚に、塩・酒を少々ふって、薄切りにした生姜を数枚とねぎの葉っぱを1-2かけら乗せておく。

2.オイル適量(あえて言うなら30ccくらい?)とみじん切りにした3個分のにんにくを陶器の小皿に入れてレンジで約2分(にんにくがきつね色になるまで)加熱。オイルはかなり熱くなっているので注意!茶漉しか何かでオイルだけを1で準備した魚全体にかける。残ったにんにくは後で使うのでとって置く。そして、蒸し器で火が通るまで蒸す。レンジでチンではなくちゃんと蒸すこと。魚の大きさにもよるが目安は10-15分位。

3.蒸している間に調味料を作る。しょう油大さじ2杯・オイスターソース大さじ1杯・砂糖小さじ1杯を混ぜる。長ネギは白い部分と青い部分を各々10センチくらいに切り、縦に細く切って冷水にさらす(ちゃんと細かく切れると水に浸した瞬間に、くるんとカールする。どうでもいいことだが…。)。香菜は適当にちぎっておく。ネギと香菜は沢山入れると美味しいし、見た目も華やか。

4.蒸しあがった魚を取り出し、乗せていた生姜とネギを取り除く。仕上げに、3の調味料と長ネギ・香菜と、2でガーリック・オイルを作るのに使ったにんにくをちりばめる。最後に、辛いのが好きな人は、唐辛子を適当に切ってちりばめる。あまり得意でない人は、唐辛子の種を取り除いてから皮だけを細切りにしてまぶすとよい。唐辛子を全く入れなくても十分美味しいので差し支えはない。

とまぁ、割と普通の蒸し魚だが、重要なことは蒸すのに適した上質の魚を使うこと、そしてコクと香ばしい香りと味を出すためにガーリックオイルを使うこと。オーストラリアに来て間もないころ、友人の家族の知り合いという、とてつもなく大金持ちな、信じられないほどピアノと料理の上手なインドネシアの女の子が作ってくれたのを見て覚えた。彼女は調味料はチャイナタウンなどで売っている「海鮮調味料」とか何とか言うすでに調合されているソースを使っていたが、この料理をはじめて自分で作ったときに買いに行くのが面倒くさかったため自分で調合したらうまくいったのでそれを愛用。嗚呼、美味。ちなみにこの彼女はお国で料理をするときは、材料を切ったり洗ったりは数人いる住み込みのメイドさん達に全て任せて自分は調理だけするとか。まるで料理の鉄人みたいだ。


Enjoy your meal!!