My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Fried King Prawns with Salt in Shell (揚げ車えび)

2006-08-08 22:34:40 | Myレシピ!
今日の夕食は、冷凍庫に在る殻つきのKingPrawnで料理することにした。せっせと、頭と尻尾の部分をそのままに胴体だけ殻を丁寧に剥いていたら、「何やってんの。それ殻を剥いたらだめじゃないか。」と私が料理しているときにはめったに口出しをしない夫がチェックを入れてくる。そうだった、これは海老を丸ごと油で揚げて頭からむしゃむしゃ食べるからこそ美味しいのではないか!あの香ばしいパリパリ感がなかったらかなり物足りない。失念してしまった。どうやら昨日Hahndorfではしゃぎすぎて疲れているらしい。「おっと、ボーとしてしまったよ。ハハハ。」と言ったら、「いつものことじゃないかい?」とさりげなく夫。おからさまにからかわれるより冷静に判断され言われる方がくるものだ。しょうがなく、剥いてしまったえびは明日のお昼にパスタにでも入れるとして、また新しく海老を準備する。

このKingPrawnはオーストラリア周辺で獲れる車えび属の海老だそうだ。冷凍ものでちょこっと部分的に欠けたりしたものが、1キロ$19で手に入る。我が家は300グラムくらいで十分。油で揚げるものなのであまり思ったより多く食べられないのだ。このレシピは、家から車で数分の有名なチャイニーズ・レストラン、Imperial Peking(北京楼)で食べた、Friend King Prawns with Special Salt in Shellを自分でレシピを想像しながら作ったもの。この意味ありげな「Special salt」というものはなんだろうと思ったが、スペシャルというからにはあの500グラムで$1.50とか言う安い普通の料理用の塩ではないだろう。と言うわけで、同じ塩でもまろやかな味のAustralian Lake Saltという西オーストラリアの僻地にある塩水湖で採れたものを使ってみた。日本では天然塩と呼ばれるのか?この塩は普通の食塩にありがちなきつくさすような鋭い味がない。ちなみにこれは、250グラム入りでお上品なパッケージに入って$5ほど。そんなこんなで出来上ったものはレストランで食べたものとほとんど変わらない。なーんだ、結構シンプルなんだな。安上がりだし?と言うわけで我が家の定番になったこの一品を紹介しよう。

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材料:殻つきKingPrawn〈車えび、または大正えび〉(300グラム)、生姜みじん切り(小さじ2杯)、にんにくみじん切り(小さじ2杯)、長ネギのみじん切り(大さじ1-2杯)、生の唐辛子(種を除いて小口切りを小1本)、サラダ油(揚げ物用)、ピーナッツ・オイル(大さじ2杯)、片栗粉(大さじ3杯)、天然塩(小さじ半杯)

作り方:

1.海老は解凍して洗い水を切っておく。拭いたりしなくて良い。と言うか拭かない。あまり水気がなくなってしまうと、片栗粉をまぶしたときに海老の表面についてくれない。

2.海老に片栗粉をまぶして、深めの鍋に熱したオイルで殻がカリカリになるまで長めに揚げる。揚がったら、ざるにおいて油をきっておく。

3.中華鍋にピーナッツオイルを熱し、中火で生姜・にんにく・長ネギ・唐辛子を焦がさない様に1分ほど炒める。

4.3に揚げた海老と天然塩を入れ、香味料が全体に回るようにさらっと混ぜる。


と言うわけで出来上がり。かなり簡単だが味を大きく左右するのは、天然塩を使うことと、香味料を炒めるときに焦がさずしっかりと香りを出すことだろう。今夜はビールでCheers!