And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ストラヴィンスキーも死んだ

2014-08-30 00:18:18 | 日記
クラシックを聴き始めて、ストラヴィンスキーを現代音楽として聴いた。
その頃ももはやストラヴィンスキーは現代音楽ではなく、「春の祭典」など人気曲だったのだが、
クラシックといえばイムジチの四季みたいなイメージがあったので、
「春の祭典」を聴くと何か現代音楽に立ち向かっているような気分でのめり込めた。
そして多くの人がやるように「春の祭典」を何種類も集めて、これはいいこれはだめだと友人と批評していた。
全種類集めてやろうと思い、無名な指揮者のも買った。作曲家自身の戦前の演奏も買った。
CDになって自作自演のボックスも買ったが、いいのは3大バレエだけだったのだと知ると急に興味がなくなり、ほとんど聴かなくなってしまった。
時は流れ「春の祭典」が2種類入ったCDとか出て珍しいと思ったら、なんと「春の祭典」ばかりのボックスがでて驚いた。
70年代まではレコードで集めたものがほとんどだったので懐かしく聴いたのだけれど・・・つまらない。
唯一面白かったのが初演を再現したDVD。音楽で大騒ぎになったのではなく、バレエの演出が問題だったというのがわかった。
最近ので興味引いたのはオーマンディの「ペトルーシュカ」。演奏会用エンディングというので中途半端に終わる。
昔のブーレーズの「火の鳥」組曲版、フィナーレがないというのと同じく腹の立つもどかしさ。
昔買うだけ買ってほとんど聴かなかった自作自演のボックス何枚か聴いたが、新古典の時代も無調の時代も聴くだけ時間の無駄。
オーネット・コールマンと一緒で、出現したということだけで役割終わりではないだろうか。
さようならストラヴィンスキー。


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