And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

各階に水とガス

2016-05-22 23:06:31 | 日記
ブログなんてどれだけの人間が書いているのかわからない。自分も書いた次の日とかアクセスが増えてるのはもしかして定期的に読んでくれている人がいるのかと思ったりするが、それより何かの言葉で検索に引っかかったと考えるほうが自然。それより書いていると教えた二人の友人には読んでもらいたい。読んでもらいたいというほどの文章でないし中身もないけれども、Facebookのように今日何食べましたなんてこと書かないし、文学、ジャズ、クラシック、映画、美術あたりで興味を引くところに触れるかもしれない。そういう話題なら他人が読んでも面白いと思うときがあるかもしれない。自分もネットで調べ物していてたまたま見ず知らずの人のブログを読んでしまうことがあるから。かといってそれはたまたまであって、また探して読もうとは思わない。やはり読むのは友人。自分も友人に読んでもらうには日々のくだらないことではなく、自分のどうでもいい思いではなく、こんな本読み返しただとか、昔観た映画であれはよかったとか、またそれもくだらないことでどうでもいい思いなのだけれど、友人はわかってくれるだろう。先日「定本西脇順三郎全詩集」をオークションで手に入れた。実はそれ持っている。なぜ落としたかというと、オークションで出たほうは限定、表紙革張り、サイン入りでしかも状態はいい。でもそれ以外はすべて同じ。全集も時期は違うけど、ほぼ同じものが3セット。自分でもわかる。それらすべては読むための本ではないなと。サインだってあらかじめ書いてあるのは信じないほう。サイン会なんて今までの人生で一度も行ったことがない。友人としてしてもらうのしか価値はないだろう。かといって今から大江健三郎の友人になる方法は思いつかないし。昔野外コンサートで、たまたま出番が終わったギル・エヴァンスが出てきて、みんなにサインしているのを見つけて人からペンを借りて、パンフレットにサインしてもらったのが有名人にサインしてもらった最初でたぶん最後。ウッディ・アレンのサインならほしいと思うけど、これも今から友人になる方法を見つけるのは難しい。もう一つあった。70年代に出したカラヤンの交響曲全集。限定でこれもケース総革張り、カラヤンのサインが入っていたが、これこそ絶対本人はサインしていないと思う。ありがたく扱いすぎて一度しか聴いていないと思う。辞書も昔から革張り好きで使いもしない英英辞典なんかも買ったが、カバーの肌触りを感じる以外の使い道はなかった。井上究一郎訳プルースト全集、鈴木道彦訳失われた時を求めても単行本では数十ページしか読まなかったが、両方とも文庫で読んだからいいとするか。