昨日は久々に自治会などの約束事や集まりが無く、一日フリーの時間を取ることが出来ました。月曜日は家庭ゴミの日、ゴミ出しだけやっておけば、あとは自由時間なのです。
待ち遠しかった既に春は訪れてまいりました。春一番が吹き一雨ごとに暖かくなってまいります。沈丁花の花が咲き始め、草取りをする傍らでなんともいえない香りが漂って参ります。
思えば一昨年の冬は暖冬で、アーモンドや桃、沈丁花が12月の暮に早くもぽつぽつ咲いたのです。季節の取り違えが起きていました。おかげで1シーズン前の柑橘類、とりわけデコポンの出来が素晴らしく、甘くて味が濃く絶品だったのです。
一方、今年の柑橘は総じて酸っぱく、甘さが思ったように増しませんでした。これは、温暖を好む柑橘なのでひと月ほど続いた零下前後の低温と、日照不足が響いたものだと考えております。こればかりは仕方ありません。通常、柑橘栽培の北限はだいたいそ関東南部の南向きのエリアなので、房総や伊豆・小田原あたりが限界なのです。因みにブドウ・リンゴやクルミなど暑さに弱い果樹の南限も、関東あたりのようです。温暖な当地平塚は、いずれも栽培のぎりぎりの地域なので地植えが出来る反面、季節の変化(日照と気温)次第で極端に収穫が減ったり美味しくなかったりします。
早くも雑草がかなり蔓延っています。草取りのシーズンも始まりました。更にまもなく啓蟄がやってきて害虫たちが繁殖してきます。すでに室内の植物(一年中室内の蘭や観葉植物など)にはアブラムシやカイガラムシが発生しております。
冬越しに成功した非耐寒性の植物達を、そろそろ表に出し始めました。室内に退避させたのが約40鉢ほどあります。月下美人・ロンガン・イランイランなどは背丈近い大きさに伸びて大鉢に植えております。入れたものは出さねばなりません。冬の間に鉢の中に生えた雑草を抜き、枯葉を除いて状態を確かめながら屋外の「邪魔にならない」場所を探して移動させます。幹に新芽や蕾が覗いていたら大丈夫。それから置き肥・液肥を与え枯れ枝を剪定していくのです。
昨年暮れ、寒さが思いのほか急激に厳しくなって大慌てで越冬させようと屋内へ持ち込んだのですが、これがいけませんでした。
屋上に作ったサンルーム兼温室に、プルメリアなど十数個の鉢をしまい、屋外のテラスに置いた月下美人3鉢、シンビジウムなどを2階の廊下へ運びました。マイガーデンのあちこちに置いてある寒さに弱い樹木から、熱帯性の球根が入ったプランターまで、数日で2階の倉庫へすべて一人で運び込んだ結果、かなり重度のぎっくり腰を起こしました。
土が一杯入って背丈近い大きさの鉢は、体の中心でお腹に載せて傾けると土がこぼれるし、服が汚れます。持ち上げると上部がドアやサッシ窓につかえるのです。中腰になって低い位置で鉢物を腕だけで支えるので一番腰に負担が来るのです。腰痛が1か月以上治りませんでした。
それで、今回は2週間くらいの時間をかけてすこしずつ運び出すことにしました。とりあえず咲き始めた君子蘭やクジャクサボテンなどの小さい鉢を出しました。
大きいものは10鉢ほどありますが、3月下旬に次男の結婚に合わせて「屈強な(笑)」子供たちが実家に戻ってきます。彼らに手伝わせるので、大きいものだけはそれまで動かさずにおきます。
大事にしていた洋ラン「金稜辺 」が一斉に咲きました。シンビジウムの仲間で花は小さいのですが、そのフェロモンが「みつばち」を呼び寄せるので養蜂家さんはこの洋ランを栽培するのだそうです。残念ながら当地平塚ではほとんどミツバチが絶滅寸前で滅多に見かけません。
目先の仕事は、ちびちび小さな鉢を運び出し、草むしりであります。それから大事な「消毒」であります。3月になるとバラやブドウに新芽が付き始めます。これまで冬季は、茎や幹に様々なウィルスや病原菌が潜んでいて、春になると活動を始め春の雨の度に広がっていきます。この時期に必ず殺菌剤を散布することで菌の繁殖を抑えるのです。
まだ寒の戻りで、朝晩はまだいささか寒さがこたえますが、そんなことは言ってられません。植物たちはワタシが来るのを待っているのです。
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