植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ドキドキの血液検査の結果を聞く いい先生に巡り合えるかが鍵

2022年07月20日 | 健康
薬が切れるので、毎月今頃はワタシのホームドクターに行くのです。
井上クリニックという小さな医院ではありますが、ワタシの知る限り3本の指に入る名医であります。驕らず偉ぶらず、親切で懇切丁寧に診療してくれます。診立ても的確で、すぐに必要な治療や薬を処方してくれます。

コロナで、流石に待合室に患者が列をなすという光景は無くなりましたが、繁盛していて先生を慕って患者が集まると見えます。

昨日は、ひと月前に採血した血液検査の結果を聞く日でもありました。半年程度に一回は血液検査をして、血糖値や肝機能の数値をチェックして貰います。思えばまだ現役で働いていた50代、その会社の健康診断の値は最悪でありました。高血圧・高血糖・肝機能低下・高脂血症などの文字が並び、AからDまでの判定で、ほとんどの項目がCかD「要再検」とか要治療という結果で、マージャンならば倍満クラスだと笑われていたのです。

御他聞にもれず、ストレスを抱え、仲間と週に何度も深酒し体を動かすことは苦手でありました。体重も増え続け、標準を10㎏以上上回るメタボ体形でもありました。
52歳で「高血圧」の薬を飲み始め、55歳にはついに「境界型の糖尿病」と言われました。HbA1cという糖尿の基準値が9を超えていたので、治療に入りましょう、とまで言われました。

そこから、徹底した糖質カットとダイエットに取り組み、1時間半歩いて帰宅し、本社ビルのエレベーターを使わないといった「生活習慣」の改善に真面目に向かったのです。おかげで10Kg 体重を減らすことが出来て、糖尿病の薬も飲まないでほぼ正常値に戻りました。様々な数値も大幅に改善して、無事定年を迎えることが出来ました。

境界型、と言っても2型の糖尿病の一つで、完治することはありません。塀の上に立っていて、油断すればすぐ向こうに落ちる状態で、死ぬまで歩いていかねばならないのです。ちょっと気を許して体重を増やしたりお酒や甘いものを大量に摂取すれば、すぐに数値は悪化し、じわじわと循環器や血管を傷つけ、そのうち様々な致命的な合併症を起こす怖い病気です。

以降1度だけ、数値が異常に上がって井上先生が、総合病院に教育入院するよう紹介状を書かれましたが、その時も緊急糖尿対策を行い、体重を落として入院やインシュリン注射を回避して現在まで小康を保っているのであります。
定期的に血液検査で、自分の体に起きていることをチェックし、健康指導を受けています。

で、検査の結果は、糖尿の数値以外がすべて「A」判定正常値でありました。何も引っかからないこんな検査の数値はここ数十年記憶がありません。マージャンなら倍満が、「役なし」で上がれないという手になりました(笑)。
糖尿のHeA1cは「6.3」若干高いものの前回が6.9でしたからかなり節制した、という結果になりました。慎重な先生には珍しく「改善された」と鉛筆書きしてくれました。とはいえ、そこは名医、ワタシの性格を察知して「油断しない!」と付け加えました。

なんにせよ、あんたは糖尿病で、やばいことになるよ、と脅かされたのが東日本大震災の1年前でしたから、この約12年、血糖値はコントロールできております。それは、ホームドクター井上先生と、食事管理に腐心してくれた糟糠の妻のおかげであります。

多謝・感謝であります。





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