植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ワタシは鬱なのか 微妙な毎日

2023年10月23日 | 健康
毎朝6,7種類の薬を服用しております。薬に手を染めた笑、のは54歳の頃でありました。会社の健康診断でまず引っかかったのが「高血圧」、それからというもの2年くらいの間に、やれ血液ドロドロとか血糖値が高い、悪玉コレステロールがどうとかで、どんどん追加されました。これに酷い肩こり・眼精疲労も加わって薬漬けになってそろそろ15年になろうとしております。

それまでの社会人生活のつけが回ったという事でありましょう。夜更かし、飲酒・喫煙・甘いもの好き・脂っこいものも高カロリーのものもなんでも好き嫌いなく食べ、運動不足という典型的な「生活習慣病」に該当する病気が見つかりました。普段の生活には支障は無いとはいえ、「このままでは、何処かが詰まるよ(脳血栓とか心筋梗塞とかでしょう)」と脅かされ、高血糖も放置すれば一生インシュリン注射になり、人工透析なんかも必要になって長生きできない、という診断を聞かされて、さすがに心を改め、生活もだいぶ改善したのです。

まず、体重を減らせ、が医者からの最大の命題でありましたが、これが一番の難関、そうでなくても基礎代謝が減っているのにデスクワーク、周りには酒飲みばかりでご飯だって、一日三度は譲れません。そうこうしているうちに60歳を迎え、めでたく会社を退職し「悠々自適」な生活に突入いたしました。

地元でも名医で有名なクリニックの先生にかかって、ここに至るまでなんとか人並みに生活できております。普段の食事と飲酒だけには気を使っているので、体重も現状維持、数値も現状維持であります。薬の量や種類もなんとか増やさずに来たのです。つまり、ちゃんと病名が付くような病気が3種類ほどあって十数年経過しても、おおよそ悪化していない「軽症」で収まっているのですね。ここ十数年一度も「血圧が正常値」を超えたこともありません。

そこで今日の本題、「鬱病」のお薬であります。1年ほど前から夜中に何度も目が覚めて「寝た気がしない」と訴えて処方された薬が「クロチアゼパム」でありました。寝る前に1錠飲めば寝つきがよくなり熟睡できるという説明でした。まぁたしかになんとなく夜中に起きる回数が減ったような気がします。

そして、半年ほど前から睡眠障害に加えて「気持ちが落ち込む・不安感が強い」という症状が出始めました。寝付けない時に飲むようにと「睡眠導入剤」が出ました。さらに「Mさん(ワタシ)、軽い鬱病ですね」と宣告されたのでした。原因は自治会で継続的に起こった精神的なダメージで
しょう、ということでしたが、「老人性鬱」の疑いもあるのです。

自慢ではありませんが、ワタシの身内や親しい人で「鬱病」になった(なっている)人は10人近くいます。大変ありきたりな病気でもあるのです。うつ病を発症した原因さえ解消すれば、薬を飲んでだいたい1、2年で治る病気であります。しかし、誰にも顧みられることなく、また精神的なストレスや経済事情・健康不安などの原因が残ったままになると徐々に重症化し、「治らない病気」にシフトします。また、さらに悪化すれば「自殺」を含めて死んでしまう重大な病気ともなるのです。

鬱というのは、自身の体験から言えば、心を包んでいる強固な膜・バリアが大きなストレスやダメージによって破け、心が無防備になってしまうようです。普段なら何とも思わない、見過ごすような事象がダイレクトに心にぶつかるので、嫌気がさしたり、不安になったりするのです。これを繰り返すうちに傷ついた心自体が壊れてきます。するともはや抵抗できず「死にたくなる」ような気持に陥るのですね。

そうならないうちに、ちゃんと専門の病院にかかって薬物治療などを徹底します。周囲に人が居るなら、その事情をよく理解したうえで、出来るだけ傷が深くならないような配慮があればベターであります。

ワタシは本当に大丈夫なのか、「自分は軽い鬱で、そのうち治るのか?」という疑問であります。そこで調べて見ました。
すると鬱病によく処方される「精神安定剤」はかなり段階に分かれて弱いものから強烈な効き目のものまであることが判明しました。


ワタシ程度でも、以前からその中で有名な典型的な薬は知っております。
「デパス」「ソラナックス」「ワイパックス」あたりです。これらはだいたい中くらいの症状の患者用で、「効き目がそこそこあって持続し毒性が弱い」ものなのですね。

ワタシが飲んでいるクロチアゼパム(別名リーゼ)は弱い方から数えて上から2番目でした。その上のグランダキシンなどは、1時間しか効き目が持続せず、効果も「極弱」で、早い話が「まさに気休め程度」の薬でありました。その次にある薬ですから、これまた抗不安効果も催眠効果もとても弱い部類に入るし、5,6時間で薬が切れるわけなのです。上の表に上がっている薬はおおむね共通するのが「脳の働きを抑える効果」があるようです。つまり一時的に脳が活動しにくくなるので不安感が薄れ、眠気がさすというわけですね。

本当の鬱病の薬は、実は別に何十も種類があって、こちらは脳内の悪い原因となっている物質や症状を排除したり軽減させるという全く違う観点からの治療薬なのでしょう。今のところ、そんなものは見たことも飲んだこともありません。

結論から言えば、軽い鬱というよりは、なんとなく不安感があって眠りが浅いという老化現象を軽減するための薬のように思えますね。なので、強い副作用もない安全性が高い方の薬を毎日6時間おきに飲んで、気のせいか気楽になる、というレベルのようなのです。また、鬱病と診断される10個位の症状のうち、半分以上が該当すると言うようです。
ワタシはせいぜい三個、この段階だと抑うつ状態と呼ばれる半病人なんだそうです。微妙ですね。

まだまだ、本格的な病気にはなっていない、でも気を付けるに越したことはありませんね。毒にも薬にもならない程度のブログでありますから、まぁちょうどいいのでしょうかね(笑)。

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