植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

どうにもならない裏の柿の木

2021年09月09日 | 植物
本日は一日本格的な雨。予定のゴルフは昨日のうちにキャンセルとなりました。ここ数週間ぐずついた天気で、日照不足、町のスーパーでは野菜などの値段が高騰しているとか。このところ土が濡れ雨に降られて外仕事がまとまって出来ておりません。秋野菜の植え付けも待ったとなっています。

 少し注意してみたら、このところのブログに写真が少ないことに気が付きました。バランスが悪いので、今日は植物の話です。

 現役時代の上司と麻雀やるときの口癖が「どうにもならない裏の柿の木」でありました。気が優しくて勝負ごとには向かない学習院大卒のその方は、大体が負けていましたので「どうにもならない」とボヤキが多かったんです。

  そこでまず柿の木。ワタシは日本の原風景の一つが晩秋の農家の庭先にたわわになった柿の木であると思っています。秋の夕日に映える鮮やかで濃い橙色 の柿の色が好きです。果樹園つくりを思い立った時、真っ先に植えたいと思いましたが、巨木になることと落ち葉が大変なことを考えて数年躊躇しました。桃クリ三年柿八年、植えてから8年も実がつかないのはどうにもならないと。

 しかし、園芸を初めて5年経ち、ぽつぽつ果樹も実をつけ始めた時に、あぁ、あとやれても20年、どうせあと十数年経てばみんな伐採するのだと思ったら、「好きなものは何でも植えちゃれ」と宗旨替えしたのです。以来40本近い果樹を植え、柿も「禅寺丸」を植えました。「柿八年」は、種から植えてそのくらいかかるということ、販売される苗木は、ほとんどが接ぎ木か取木で、うまくすれば翌年から実が付きます。高いけれど果実がなっている鉢植えも売られていますから。

 そして、禅寺丸は3年間少しづつ数を増やしながら柿を生らすようになりました。今年は生り年、で沢山実が付いたのですがここにきてどんどん自然落果し始め、7割近くが落ちてしまいました。
今の状態です。原因は不明、雨が降り続く不順な天候のせいか、病気か「へたむし」いずれかでしょう。まぁいいです。いまさらじたばたしてもどうにもならない。

 それで、次に3年前に植えたのが「花御所柿」あります。鳥取のごく限られた場所でしか収穫されない幻の甘柿、日本で一番おいしい柿で、デパートでは一個千円以上で売られているとか。柿好きのワタシは、ネットで苗を探し植え付けたのです。そんな美味しい(高価な)柿なのに、どうして全国で栽培されないか、という疑問は払拭できませんが。

 そうして、この初夏に待望の花房がついたのです。花の写真は撮り忘れました( ノД`)…。他に植える場所が無く狭い畑の角で、やや日照不足なのですが、とりあえず実がついております。その数9個!。すでに3個は落果してしまいました。秋に色づくまで待ち遠しいのですが、虎の子の9個をどうやって守るかそこが思案のしどころです。
雨滴に濡れてはいますが、いかにも美味しくなりそうな予感がします。それにしてもユニクロのレインパーカーは、通気性が悪いわりに雨が沁みるのはどうにもなりませんな。

 そして「どうにも咲かない」植物です。
チユウキンレンであります。3年も前に株分けし、株が充実しても今年も花は咲きませんでした。葉っぱは大きく背丈を越しております。今年こそと思ったのですが。
 
次は、「イランイラン」毎冬温室で過ごさせて4年以上たつのに一度も咲きません。香水(シャネル)に使われる香りを楽しみにしていたのに、もうこれで今年始末する、と思っていました。そしたら、数日前二つ見慣れない枯れた物体が枝についているのに気づきました。枯れ枝でも枯葉でもない、すると知らない間に開花していたのかもしれない。この子は命拾いしたんです。この冬もう一度温室で冬越しさせます。

最期に下の写真。どうにも咲かなかった「さるなし(キウイの仲間)」、と「アイスクリームバナナ」、花は咲いたがどうにもならなかったスモモ「貴陽」であります。
また、来年になったら伐るか切らぬか考えます。ワタシの優柔不断もどうにもならないのです。


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