植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

未練は残さず

2019年04月24日 | 植物
 懸案の庭木の伐採を行いました。
といっても、樹齢数十年の古木、ワタシでは手に負えないし、いつもの植木屋さん抜きで、木を伐ったりしてらどんな障りがあるかしれません。
なので植木屋さんいお願いしました。

今時手入れの行き届いた植木を維持するなどというのは時代遅れです。

亡義父母が残した母屋の庭です。生前我々若い者の出る幕はなく、そのままの流れで今に至ったわけですが、
さすがに、植木屋さんの支払いもばかにならず、だんだん鬱蒼と大きくなる庭木は、元は他の人の好みで植えられたもの。
こちとら興味もわかないので、抜いたり、伐採してもらったのです。とはいえ、玄関回りを伐るとスカスカになって、ぼろ屋が目立つので
あまり手を付けずに、周辺にあるじゃまな立ち木を除いたので、全体の1/3くらいの減少にとどめました。

この園芸好きのわたくしも、この後、何かを植えようとは思いませんな。自分が担当する緑地のガーデニングだけで手いっぱい。
とても、家内の領域に踏み込み、植木屋さんと事を構えるような大それたことは出来ません。

それでも、次回から庭木の手入れの費用は少しづつ減ると思います。植物を植えるのは簡単、いずれ増えたり大きく育ったりで
始末に負えなくなるのはよくある話。ワタシのマイガーデンは、自分が動けなくなったら全部処分するつもりでおります。
後をやる家族はおらんでしょうから。未練などありません

ワタシの、ガーデニングのルールは、ひとつは、スクラップアンドビルドです。すでに満杯の状況なので、何か育てたくなったら
今までの植物を処分してそのあとに植えます。もう一つは、植えたものは育てる(枯れた後、種で芽が出たものや球根で増えるものを含めて)、
生えてきたものは抜く、です。鳥や風が運んできたものは、原則としてすべて抜いて捨てます。ごくたまに、見慣れぬ植物が
生えてきたりします。・・・植えたのを忘れてることもあるのですな

以前、芽を出して螺旋の様に固く細い葉が密にまっすぐ伸びてきました。これは、見たことが無い(まだ初心者でもありました)ので、
生長を見守っていましたところユリのような白い花が見事に咲きました。その頃には正体を知っていましたので、開花を確認したら
掘り上げて廃棄しました。丁度お盆の時分に咲くと言われる「たかさごゆり」でした。

そもそもこれは外来種、種と球根どちらでも増える繁殖力が強いもので、在来植物を駆逐するとして要注意種とされておりますね。

さらに、わたしの果樹エリアに昨年の春に発見したつる性の植物。明らかにバラ科の様相でしたので、ご丁寧にリング支柱でツルを上に
伸ばしておりましたが、去年は開花せず、この春になると急にシュートを伸ばし、メキメキと生長してきました。
悪い予感がして、ネットで調べました。こいつた「野茨」ですね



ノイバラは、戦前バラの育種とりわけつるバラの品種改良に欠かせない植物でした。
今でも、接ぎ木用に育てられるそうな。残念ながらその繁殖力の強さと棘の危険さゆえ雑草扱いされているようです。
せっかく、除外せずに育てていましたが、家内に「開花まで待たずに、明日にでも抜いたほうがいい」と
アドバイスされ先ほど処分いたしました。ちと心残りですが、未練ですね

バラが次々に蕾を出し、開花しています。
これは、言わずと知れたパパメイアン、世界のバラ殿堂入りの品種ですね。世界的なバラの育種会社メイアン社の、代表品種で、時の社長が
このバラを作出したときに、その父親に捧げる意味から「パパ」をつけたとか聞きました。濃厚なダマスクの香りとビロードのような質感の
濃い深紅のバラです。




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