植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

小林製薬の紅麹 身近に見つかる

2024年03月29日 | 時事
今年の3月は本当に天候不順で、平均的に気温も低かった、それが体感的な印象です。おかげで桜の名所でも、まだ咲かないまだみたい、とやきもきし見に来た人はがっかりして帰る、ということのようです。
大きな山が無く、南に太平洋を臨む温順で穏やかな天気が多い当地の気候も、このところようやく1日だけ晴天でしたが昨日は曇天で時折ポツリときました。

忙しさをかいくぐって昨日はやっとガーデニングの諸作業にかかることが出来ました。懸案だった、たい肥や用土袋をただ積み上げていた山をちゃんと置き場を設けて整然と積み直しブルーシートを被せました。きゅうりとスナップエンドウの苗を作るため、ビニール鉢に種蒔きいたしました。憎らしい雑草「ホトケノザ」はあちこちに繁茂していて、だいぶ除去出来ました。

やっといてよかった。今朝は未明から猛烈な風と雨。いわゆる吹き降りであります。今日は朝から大荒れであります。ガーデニングやウオーキングどころではありません。表は犬の散歩も人影もありませんでした。

大荒れと言えば、「紅麹」事件であります。小林製薬が開発・販売したサプリメント「紅麹コレステヘルプ 」を服用していた多くの方に肝機能障害 腎臓病などの健康被害が生じ、昨日時点で26人が入院し、既に4人の方が無くなったと報じられています。これは緊急事態と言っていいと思います。小林製薬側も数か月前から健康被害があるのを認知していて、一定期間実質放置していたのです。

その原因が①元々紅麹自体が毒性があり大量に継続的摂取をすると重大な症状が出る ②発酵させるプロセス中に、違う種類の毒性のある「菌」が混入して一緒に発酵・増殖した ③紅麹の中に毒性のある成分の材料を混入させた、などの可能性があり、現段階ではまだ真相が究明されていないようであります。

株主総会で「社長が泣いた」とニュースで取りあげられました。こうした「薬害」は会社の存続さえ危うくさせます。2013年カネボウで「美白材」が白斑被害をもたらして社会問題になりました。この時カネボウは一時別会社を設立し、損亡の危機に立たされたのでした。今回は死者が出ているのでその社会的な問題性ははるかに大きく、会社の経営にもやり方によっては倒産もあり得るほどの衝撃的な薬害と言って差し支えないでしょう。

原因がどうであれ、かなり初期の段階から「お客様の声」として健康被害の事が取りざたされていたものの、その原因が特定できずにいたと聞きます。もしそうなら、もっと早い段階で販売中止・現物回収によって被害を少なくできたかもしれないのです。

紅麹は、サプリメントに採用される何十年も前から食品の着色剤や、お酒など多種多様に使用されているらしいのです。今までそこに病人は出なかったのか?今回が初めての症例なのか気になるのです。昨日好きなスイーツをウチの(笑)セブンイレブンで買おうと思いました。「イチゴロールケーキ」みたいな洋菓子で、スポンジカステラの中心にピンク色のペーストが包まれていて、甘みを抑えなかなか美味しいのです。
恐らく今まで6~7パックは買っております。で、何気なく成分表のラベルを見たら「紅麹」がちゃっかり入っていました。いまだに食品に使用されているのは本当に毒性が無いのか、あるいは微量なので健康被害にはたどり着かないのか、わかりません。しかし、この騒ぎの中でも普通に使われているというのが、ある意味今回の薬害問題の深さを感じたのであります。

まぁ当然ながら、このイチゴなんとかというお菓子は買わずにお店を出ました。やっぱり気持ち悪いですよね。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハオルチアの魅力を紹介します | トップ | 夜中のおしっこ対策に着手 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事