植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

忘却とは忘れ去ることなり

2023年11月26日 | 雑感
全1682件、これがこのブログで掲載している記事の数だそうです。自分の感触では、ほぼ毎日更新していますが、それでも旅行などで年間10~20回位は休載しているだろうと思いました。だとして、年間に350件書いて来たとすると約4.8年続いている計算になります。そこで第一回のブログの記事の日付を調べて見ると「2019/2/4」でありました。それは約4年10か月前(1756日前)ということです。 ほぼ予想通り「ほとんど欠かさず書いて来た」ことになりますね。ワタシは一つの記事がだいたい原稿用紙5枚、2000文字を目安にしております。まずそれより下回ることはありません。すると累計では、約8400枚の原稿を書いて来たという事になりますね。文庫本は1ページ当たりだいたい600文字だそうです。原稿用紙1.5枚ですね。すると5600ページほどの文庫本を書いたに等しいのであります。

毎日更新率は95.78%、一年365日として360回更新してきたという計算になりました。
「すごい」
一言で言えばそんな感じしかありません。ワタシは、それほど飽きっぽい性格ではありませんし、何かを始めるときはそれなりの準備と検討をしたうえで慎重にとりかかることにしております。ブログを何で始めたかは今となっては定かではありません。多分備忘録代わりに記録して置こう、ボケ対策になるだろう、アフィリエイト(小銭稼ぎ)になるかもしれない、といった理由であったろうと思います。それにしてもよくも5年近く駄文を並べ、連ねてきたものだと我ながら感心しております。

残念ながらブログの閲覧数に応じたお金を頂けるでもないので、閲覧者・訪問者が増えなくても一向にかまいません。人気ランキングなども関係なし。だから、他のブロガーさんをフォローすることも、人寄せに向きそうな記事を優先して書こう、などとも考える必要が無いのです。

毎朝メールが届きます。その中に必ず1年前の記事がこうでした、とGooBlogから来ます。また、自分のスマホでアクセス分析を見ると、今どんな記事が読まれているかも教えてくれます。しかし、そのほとんどは、自分が書いたにも関わらず、題名を見てもほとんど中身を覚えていないのであります。

それは3つの理由が考えられます。一つは、ワタシが記憶力をどんどん失い認知症の入り口に居るのか、さもなければ、記憶に残らないほど中身のない内容であった、または凡庸な記憶力の持ち主ならばだいたいそんなものだ、のいずれかでありましょう。ワタシが心配するのは「重複」であります。何を書いたかが覚えられなければ、いつのまにか同じような中身の記事を書いているのではないか?。

まぁ、別に構わないと言えば構わないのです。書いた本人すら覚えていないのですから、このブログを見に来る奇特な方がいたとしても「あっ、これは前に書いていたやつだ」と気付くはずもないのですよね。

亡き父が晩酌しながら「忘却とは忘れ去ることなり」と口にしていたのをよく覚えています。その後に忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ、と続くらしいです。調べて見るとラジオで連続放送されていた「君の名は」の冒頭のナレーション だったようです。決して忘れられないことをこのことは忘れようね、と悲しく分かれる心情・心象風景を語る言葉だったのかもしれません。親父は酒を飲んで、大した意味もなくそんな流行り言葉を子供の前で口にしていたのですね。

忘れてしまった方が都合がいいことも沢山あります。ワタシも、ここ数年の記憶が半分以上欠落しているのを実感しております。自己診断で言えば、一定の時期に起きたことが自分の心を傷つけているので「忘れてしまおう」という機能が働いたのだと思います。その幾つかは、多分このブログの端々に残っているやもしれません。だから尚更振り返って昔のブログを見直そうなどとは思ってはならないのです。
コメント
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