植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

紅白止めたら? NHKなんてもう無用の長物ではないか?

2023年11月14日 | 時事
もう30年くらい前から、大晦日にNHKのテレビを観る習慣が無くなっています。一つには子供たちがもっと面白い年末の特番を見たがっていたこと、もう一つが魅力に乏しくつまらなかったからです。子供の頃は確かにこれが風物詩で、視聴率も軽く50%を超えていた様に記憶しております。ちょっと調べて見たら1962年は80%、1896年頃から60%を割り込むようになり2000年39%、昨年は31%であったそうです。

視聴者の趣向が多角化し、民放が手を変え品を変え企業努力で若い人にアピールする番組を作り、BS放送が始まり、WOWOWはじめ有料でも見たいコンテンツを配給する仕組みが出て来たのでだんだんNHKにかじりつく人が減ってきたのでしょう。また歌番組自体が斜陽になって、テレビではほとんどやらなくなりました。昔の大歌手が変わり果てた老いた姿で、出ない声を振り絞ってBSの番組で歌ってるのを見かけると「哀れ」にしか思えません。

で、今年の「紅白歌合戦」は例のジャニーズ喜多川問題を受けて、一人もそちらのタレントが出場しないことになったと報道されています。国民の嗜好や意見を踏まえたそうであります。ワタシには、単なる話題作り・視聴率対策にしか見えません。そもそも本当に大晦日の夜に家族で歌合戦を3軒に1軒が見ているのか?(テレビ自体つけていない家庭も多いのではないか)
NHKにCHを合わせているだけで、誰も見ていないのではないか?という疑念が湧くのです。誰があんなものを見たがるよ。ワタシは少なくとも、韓流スターやら名前も知らない若いタレントのヘタな歌を見たくもないのです。

そもそも、今時男と女に分かれて赤と白で区別し、対抗戦にして競わせる、という発想は時流に適合しているのでしょうか?男女を同じ扱いにして差別しない、というのが現在の世界的な理念になっているように思えます。ジェンダー問題を合わせて、天下のNHKがこのデリケートな要素を無視するのが不思議でなりません。加えて「歌合戦」、このネーミングもあまりにも時代錯誤ではないかと思うのです。文化や歴史的な事実・伝統は守るべきですが、歌合戦に何十年も固執する意図がわかりません。

NHKの人材は、日本全国から各分野のエキスパートと著名な大学から選抜されてきた眉目秀麗な秀才と才媛でしょう?(一部は芸能界に絶大な権限を持つ大御所の子弟も含まれるらしいですが)
本来、報道というのは時代の最先端を先取りし、綿密な取材を前提に視聴者にまだ知らない未知の情報を提供する、というのが大事な役割でしょう。それを安易に海外のBBCとかからコンテンツを借りてきたり、真似したり、という番組が多くありません?。ワタシの好きな街ピアノだって、どこかの海外放送局が始めたもののパクリですよ。

今、また大相撲がさも当然のように夕方放送されています。聞いたことも無い弱そうな大関が「綱取りだ」とか強調していました。汚いデブの男が汗みずくで抱き合う「興行」なぞ有難がる人が一体何人いるものでしょうか?
だれが「国技」と決めたの?しかも八百長から大相撲賭博までいまだにあるという噂は絶えませんよ。

高い給料もらって、国民から視聴料を強制的にふんだくっている公共放送なのに、何十年の間、雑誌や裁判などでは知られていた少年虐待のホモ爺の蛮行には目をつぶってきたのでしょう?
いいかげんNHKも内部改革・識者による外部からの改善調査などをやらせる必要が出てきていると思います。少なくとも私たちから強制的に、見てもいない「視聴料」を徴収している以上、それにちゃんと答えられる価値のある番組作りをしてもらいたいものです。
紅白や大相撲などの、死にゆく年寄りしか興味を持たないような番組も止めたらどうだ?という議論を、若者や様々なジャンルの先駆者を交えてどこかでやって欲しいと思いますね。

コメント (2)
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