植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

巨人もサッカーもそろそろ世代交代してね

2022年03月25日 | スポーツ
 いよいよ本日、プロ野球ペナントレース(レギュラーシーズン)の開幕であります。わが巨人は例年以上に不安、戦力不足を抱えたままのスタートです。投手で言えば昨年のローテーション投手、エース菅野、戸郷、山口、高橋などいずれも本調子からほど遠く、今年加入の大社投手の赤星、TJ手術から2年目の山崎伊織・堀田など未知数の先発陣であります。中継ぎの大黒柱中川は怪我、ビエイラなど後ろの外国人二人もパッとせず、ついにドラ一翁田大勢にクローザーをまかせるという、開幕からの綱渡りです。もしかしたら、今年は新旧世代交代の端境期になるかもしれません。そうなると今年の優勝はいささか怪しくなるのですが・・・

 打撃陣も、ベテランの坂本がケガで休場、中田もやや体調不安であります。若手の野手は似たり寄ったりで全くオープン戦でも光る選手がいません。頼みの外国人助っ人も、先日ようやく初ヒット、日本の野球に慣れるまで使ってもらえるかどうか。オープン戦の成績はついに12球団で最下位(´;ω;`)どうなることやら。丸や坂本・小林といった野手もピークは過ぎています。レギュラー選手がどっかり指定席に座ると次の選手が育ちません。今年位は外国人優先もやめて、どんどん若手に経験を積ませる年になってもいいように思いますね。

 さて、昨夜のワールドカップ最終予選オーストラリア戦であります。思えば最終予選が2連敗と最悪のスタートで、その後、なんとか立て直したものの、点が取れず1点差の辛勝が続いたのです。それがあって、負けたら得失点差で3位に落ちて、最終戦の結果次第では、アジアでのプレーオフ、南米の5位チームとプレーオフという最悪の展開が待っています。

 そうした瀬戸際「天下の分かれ目」になる大一番であったのです。7連続出場となるカタールワールドカップ出場が決まるかどうか、それが昨日の試合でほぼ決まるのでした。

 このブログで幾度か触れていますが、起用が頑なな森保監督は、調子の上がらない大迫・南野、運動量が落ちフルに戦えなくなった長友、ミスが多い酒井などに常連の固定メンバーに拘って、多くの海外組や旬の若手選手を生かせないままでした。今回も堂安を招集メンバーから、外したことが大きな話題になりました。彼はPSVアイントホーフェン のMFとして絶好調、ゴールを量産しているのです。固定メンバーとして呼んだ大迫と酒井は体調不良で辞退!!!、選手の体調も知らないでこの大事な試合に呼んだのでしょうか?

 一方オーストラリアは、コロナやら怪我によって主力選手が4、5人外れるという危機的状況でありました。天敵ケーヒルがいた頃に比べると怖い選手も見当たらず、アウェーとはいえ与しやすい相手でもあったのです。

 試合は南野・浅野のツートップ、これが実は得点力不足の原因であったのです。南野はこの1年間ほど不振に陥り、あまり結果が出ていません。簡単なシュートを外しボールを失うことが目立ちました。浅野はスピードだけの選手で、トラップやシュートが下手なのです。足元の技術がしっかりしていないので強豪国と対戦するとやはりゴールが奪えません。以前フル代表に呼ばれていた永井や鈴木武蔵などと一緒です。

 案の定、決定的なチャンスをものにできず、日本のオウンゴールを相手のファウルというラッキーな審判の(疑惑)ジャッジに救われ、前半0-0で終了しました。南野のシュートは2度バーに当たるなど、彼の実力は発揮されていませんでした。結局浅野とともに下げられ、替わって入った三笘の終盤の連続ゴールという離れ業で完勝いたしました。交替がドンピシャだったと監督采配を褒めていましたが、そうは思いません。前半ルーズな守備で1,2点とられてもおかしくない展開でしたから、先取点が取れていればもっと安全に勝ち点3がとれていました。

 そういう意味で、追加招集した上田や三笘を先発で起用すべきだったと思います。大迫・酒井が辞退して、まさに怪我の功名だったかもしれません。今回ケガで外れた前田や古橋・鎌田などタレントは数多います。出場が決まったカタールワールドカップ本戦まで8か月あります。ベテランから若い選手に切り替えのタイミングであろうと思います。長友・吉田麻也・酒井・遠藤・柴崎などの功労者・常連の選手から将来のジャパンを背負う20代前半の選手を試すべき時だと感じる試合でもありました。
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