植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

フェイクであっても無くても真実は見える

2022年03月04日 | 時事
 男子フィギュアでは知らぬ人が居ないロシアの王様が「プルシェンコ 」であります。彼は今回のウクライナ侵攻に対するロシアへの制裁の一つである「北京パラリンピック」のロシア選手締め出しを憤っているのです。
「ロシアのパラ選手には罪はない。これは差別であり、政治を持ち込むべきでない」と、挙句に「プーチンを敬愛している」そうであります。有名なおデブコーチタチアナさんもこれに追随し、ロシア選手抜きでは国際競技は成り立たないと主張しています。一方で、「鉄の女」エテリ・トゥトベリゼとは、有望選手を取り合う敵対した関係なので、やんわり批判しているのです。本心はわかりません。言わされているだけかも。

 ロシアの選手の人権や差別を言うなら、あんたの敬愛するプーチンのせいで、ウクライナで夫と離れ離れで国外避難を余儀なくされる多くの「罪のない女子供たち、戦火に追われ死傷している人民、国を守るために戦車に立ち向かっているウクライナの男性たちの命はどうでもいいの?

 トランプさんがよく口にした「フェイクニュース」も飛び交っているようです。両陣営から兵隊やら抵抗する民衆の戦意をくじくために様々な偽情報が流されているのですね。そんな中でいくつもNETに出てくる情報は「ホンマかいな」というような驚くべき情報やニュースも混じってきました。

 まず国際ハッカー集団「アノニマス」 がロシアに対してサイバー戦争を仕掛けるという話。アノニマスは匿名という意味で、ここ20年ほどおそらく金銭目的で各国政府機関や企業のサーバーにサイバーテロ を仕掛けています。相手は西だろうが東だろうがお構いなし、「犯罪集団」であることは歴然としているのですが、単純にはこれを応援したくなります。ロシア側の情報ネットワークを混乱させ、機密情報を暗号化したり奪ったりして政府機能が弱まるとすれば、世界的には有難いことなのです。ホンマかいな

 次に、パキスタンにはロシアから10億ドルを超える債務があり、経済制裁として返済しない !?と発表しました。えーっ!火事場泥棒ですか、どさくさまぎれに借金踏み倒しってそんなのありなのですか?
 これは、さすがに「嘘」情報の様です。

 さらに、ロシア出身の大富豪・実業家アレックス・コナニキン氏 が、プーチンに100万ドル の懸賞金を掛けたと報じられました。生死にかかわらずお金を出すからプーチンを捕まえろ=「Wanted」です。これは、実現性を考えるならもう少し賛同者が出て値段が吊り上がるべきでしょう。もし、その10倍以上になれば、絶対出て来るはずですよ、ヒットマン。

 そういえば、ウクライナ侵略が始まる前のプーチンの「御前会議」の様子がネットで見られます。側近のナルイシキン対外情報局 に対して親ロシア国家の承認の是非を聞かれ、「もう少しアメリカとの対話による解決を」と言いかけた同氏に、「そんなことは聞いてない、イエスかノーか」と遮られ立ちすくんで、進退窮まった姿が印象的であります。これが、プーチンの意思決定なのです。最側近でさえすくみ上って何も言えない、ということはフェイクではなさそうです。

 ウクライナ問題や、第二のキューバ危機と言われた国際的な緊張の中です。その打開には、案外そんなところに崩壊のヒントが隠れているような気がします。秘密警察・親衛隊・公安などと言われる人たちは、独裁者の傍を離れません。だからこそ命を狙うのも容易なのです。用心深いゆえに居場所を隠し、信頼できるわずかな「イエスマン」に囲まれていると、情報が都合よく伝えられます。側近に寝首を掻かれた織田信長を引用するまでもなく、プーチン打倒の策略を講じるのは、CIAやらM-16などの得意分野であります。アノニマスなどに頼るなら、先に何とかしてほしいものです。

 
コメント
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