植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

少し遅くなったけれど、秋の野菜植え付けを始めましょう

2019年09月04日 | 植物
遅まきながら、夏野菜の始末をいたしました。
ピーマン、ナス、キュウリ、そしてスイカです。今年は梅雨が長く、本来の成長期に長雨低温が続いて不作でした。特にスイカは、梅雨明けからは少し生長して甘くはなりましたが、全体的に約一か月遅れになり、生育不良で半分以上が捨てることになりました。

キュウリだけは頑張ってくれたので、100本以上獲れましたね。

暑さに負けて、朝夕以外は畑仕事を怠けていたので、雑草は伸び放題、収穫忘れでナスやキュウリが大きくなりすぎていました。昨日から涼しくなったので、夏野菜を全部抜き、雑草を抜きさっぱりしました。

これから、まずは畑の土を起こして、状況をチェックします。ヨトウムシやコガネムシの幼虫の発生を調べて、見つけたら直ちに捻り潰し、殺虫剤を混ぜ込みます。主に、ダイアジノン・カルホス、オルトラン、プレバソンフロアブルあたりをお好みで混和します。

次に、何を植えるかの選定。狭くて植える種類は限られているので、連作障害を起こさないよう、昨年・今春に植えていたものを避け場所を変えるのが大事ですね。

連作障害は、同じ科の野菜を連作すると病気が増え生育不良になることをいいます。3年間位を別の科の植物をローテーションさせることで緩和します。植物によってはほとんど障害の無いものもあります。同じ科でなくとも、春秋といろんな野菜を連作すると、だんだん有機物が失われ、細菌や病原虫が増え土中の環境が悪化するので休眼せてあげるのも必要です。

良く耕して天地返しをし、日光にあてて健康な土を取り戻すようにしなければいけません。次に、植える予定の野菜に合わせてPH調整(消石灰・苦土石灰の混和)をいたします。良く耕した畑には、化成肥料から有機肥料・腐葉土などを元肥として混ぜ込みます。お金に余裕があれば圃場全体に入れるのですが、最低でも植え付け予定で作る畝の土中の深いところには念入りに元肥を施します。深いと根は肥料を求めて根を下に伸ばして根張りがうまくいくのです。

もっともワタシのような、家庭菜園の域を出ない小規模の園芸をすると、えてして肥料過剰になります。流石に根を枯らすほどの肥料を投下することはしませんが、まだ栄養満点の土に更に窒素分の多い肥料をやると、花が付かなかったり葉やツルばかり茂る(ツルボケ)ことになります。ワタシは、元肥としては、鶏糞と作りおいてある「ボカシ肥料」を主に施肥します。よく耕したら2週間くらいで、やっと種まき・苗の植え付けとなるのですね。

さて、今月の野菜と言えばまずニンニク、大根、ブロッコリーというところでしょうか。
あとは、玉ねぎ白菜・キャベツあたりです。ちょっと園芸屋さんを覗いてくるとしましょう。
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