植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

災害は忘れた頃に来られても なんのお構いも出来ません

2019年09月09日 | 植物
台風15号が、未明に神奈川県を通過し千葉に上陸したようです。事前に相当大きな台風予想があり、避難指示などもあちこち発令されていました。
さすがに、植物とメダカを育てているワタシとしては、昨夜は何度も目が覚め、4時起きで当植物園の被害状況を確認してきました。

毎年平均1回は、大きな台風がそばを通って、それなりの被害を被っております。
昨年は、つるバラを登らせたパーゴラが倒壊しておりました。塩害で10本近くの樹々の葉が落ちました。

所詮、素人園芸の域を出ないので、作物・果樹・樹木などに被害が出ても大したことはありません。出荷して生計を立てている人たちはそんなことは言ってられないでしょう。

塩害に弱い植物・ちょっと高い熱帯性植物の鉢植えなどは、事前に屋上の温室や室内に退避させましたが、あらかたは外に出しっぱなし。
案の定、今朝見まわると、半分近くの鉢が倒れていました。わたしが植物に取り組むようになってから7年以上になりますが、その中では一番ひどい状態でした。表も、あちこちに風で飛ばされたようなものが路上に転がっているし、樹木の倒壊も見られました。ナスとオクラはほとんど倒れてしまいました。もう季節が終わりのなので撤去することにします。

しかし、鉢植えの転倒は織り込み済み、元に戻せば、ほとんど無傷です。
問題は、塩害であります。恐らく相当な海水が強風に舞い上げられ樹木に降り注いでいると思います。手遅れかもしれませんが、気持ちの問題で、これから真水を散水して洗いましょう。

ブドウやサクラ科などの薄い葉は、塩害に弱いものが多く、浸透圧で一晩で茶色に枯れます。ぶどう棚はどうなっているか、あと2週間ほどで収穫予定でしたから、被害が心配でした。先ほどチェックしましたら、棚自体がかなり崩壊しておりました。
そもそも、低予算軽量構造の自家製でありますから。何もなくてもすこしずつ壊れてきます。いつでも簡単に壊せる、気に入らないところや弱いところは都度直す、というのがワタシのコンセプトでありますから、パイプの繋ぎなどにはワイヤーなども使わず、載せただけ嵌めただけ、という棚です。ブドウの幹が成熟すれば、棚と一体化して自立するだろうという目算もありましたな。

シャインマスカットに限っては、知人から狙われていたり、売れるだろうとプレッシャーを掛けられたりしているので、なんとか、一定の収量と品質を確保したいのです。

塩害は見たところさほどでもなさそうですが、とりあえずザーザーとホースで散水してきました。

今や、張り巡らされたブドウツルと葉とブドウの房(笑)の重さで、どんどん棚が下がってきて頭がつっかえます。冬になって葉を落としたら剪定するので、根本的に頑丈に作り変えることも検討しますかな
コメント
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