「色と香りと味」、その3つがそろって、初めて絶品と言える料理になるという意味だった。
味の良さだけではなくて、食欲をそそる色と香りがなければ、完璧な料理とは言えないのだと言う。
授業も同じだ。
「実力、教え方、パフォーマンス」、これらすべてそろったのが、「絶品」な授業だ。
実力があっても、教え方が上手くても、それだけでは足りない。
その先生独自の授業スタイルを確立して、期待以上のパフォーマンスを見せて、初めて、何十人、何百人もの生徒を引き付けることができる。
それは、教育に関わらず、どんな仕事でも共通するのだ。
車の営業で、「月に10台を売れ」と言われ、10台売ったのでは満足してくれない。
12、13台売って、初めて「よくやった」と言われる。
保険のセールスで、「3000万の保険を3本取って来い」と言われたら、3本取って当たり前。
評価してもらいたいのならば、4、5本取って来なければならない。
ビジネスの社会では、目標と同じ成果は、「たいしたことない」という意味なのだ。
大変なことだが、「期待以上」の成果を出して初めて、人は感動をしてくれるものなのだ。
クラスの生徒と一緒に過ごせるのは、残り1ヶ月-。
描く理想を超えるために、今度は、何を彼らにプレゼンし、少しでも思い出多きことを残
こしてあげられるのか。
今日も1人黙々と考える…。