松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

15、16、17、18、19、20、21、22

2010年11月12日 23時59分59秒 | Weblog

11月8日の課題研究では、11日に創立記念日を迎える学園に対して思うことを、
作文してもらいました。
たくさんの素晴らしい作文が提出されましたが、
代表して一人の生徒の作文を紹介します。もちろん断りを入れてあります。


私は、中学の時学校へ行ってません。
家にいました。家にいても安心できる居場所がなく、ただ泣いてました。
そんな時、松実を見つけここへ入学しました。
入ってから、いつの日か泣いた事があります。その理由は、皆の優しさでした。
それからというもの、中学へ行ってなかった時とは全く違う感情で多々泣いてました。
泣く度に私は幸せな気持ちになったんだと思います。今でもずっと感謝しています。
そんな事もあり、学校は学校だと思っていたけど、
いつの日か、”ホーム”と感じた事があります。
私にとっては第二の家だと思って毎日通っています。
担任に関しては、2年一緒なので、それこそ第二の親の様に思ってます。...。そう思いたいです。...。
そう思ってる所もあり、卒業という言葉が頭に浮かんだ時、
ここから離れるのが嫌だ。と思ってしまう自分がいます。でも、ちゃんと進路を固めて受験に受かり、
将来の道を開けさせるというのが先生、学園への恩返しだと思っています。

以上が作文です。
どうですか。「さびしさ」や「悔しさ」で流していた涙が、
学園に来てからは「人の優しさ」で流す涙に変わっていったのです。
こんなに素晴らしいことはありません。

昨日(11月11日)が、「学園の日」でした。
「学園の日」とは創立記念日のことです。
平成15年に春日部市に産声をあげた我が松実高等学園。
皆さんにも一年に一回誕生日があるように、
平成15、16、17、18、19、20、21、22年度と、学園も年を重ねてきました。

生徒の皆さんが今まで生きてきた十数年(担任たちは二十数年。あっ、三十数年の人もいるか。)には、
色々な事があったことと思います。嬉しかったこと、楽しかったこと、逆に悲しかったこと、辛かったこと、
様々なことを経験してきたと思います。

この学園も、色々な歴史を刻んできました。
もちろん、学園は人間ではありませんから、喜怒哀楽を感じることはないでしょう。
しかし、学園内で起きた全てのことを見つめてきました。
教室で授業を受ける皆さんの姿、休み時間に廊下でふざけあう姿、
校長室で面接練習する真剣な姿、誰にも言えない悩みを打ち明けて涙する姿、などなど。
学園は静かに皆さんの全てを見ていました。

つまり、皆さんの笑い声、涙、喜び、悔しさ、悩み、怒りを包み込んでくれたわけです。
そんな学園が、昨日8歳の誕生日を迎えました。

生徒の皆さんも、教員の皆さんも、何かしらの縁があってここに集まったのです。
縁という漢字には「糸へん」がつきますが、それは目には見えない糸です。
目には見えないからこそ、大切な「つながり」です。「絆」とも呼べるのでしょうか。

「縁」や「絆」でつながった、松実の教員と生徒。
課題研究では、生徒だけではなく、担任自身も、松実に来るまでの自分や、松実に来た時のこと、
そこから始まって今に至る日まで起こった出来事、経験を踏まえて、
学園に対する気持ちを作文してもらいました。

どの作文を読んでも、とても感動的です。
生徒が学園に安心感を持っていること、担任が生徒を愛していること、などなど。
その作文からビシビシと伝わってきます。
たった一枚の作文用紙に書かれた言葉が、こんなにも心を暖かくしてくれます。
たった数行で感謝の気持ちを綴った手書きの文字が、こんなにも・・・。

誕生日おめでとう、学園。
いつもありがとう、学園。

オイラは、生徒や担任の作文からこんなに大きな感動をもらっています。
オイラは、生徒や担任の作文から人の温もりや勇気をもらっています。


これからもよろしくお願いします。

 G

 


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