みなさん、こんばんは。
さて、高等部では、昨日から前期試験が行われています。
50分間、一本勝負。
対策期間に必死に質問してきた子、なかなか集中できないとぼやいていた子、
不安と緊張で眠れなかったという子、ノートに何回も対策をした証があり自信がありそうな子、
いろんな表情が交ざって試験会場に座って、頑張る姿を試験監督という立場から見ていました。
テストは、学習の成果を図るものですが、学生時代の私は、テストが大嫌いでした。
でも、今になって気づいたことがあります。いかに自分の力を点数につなげるか、そういうチャンスがテストなのだと。
100点をとるのは、やはり難しいのですね。
松実のテストは、対策プリントをしっかりと学習して、見直しして…と念入りに行えば満足のゆく点数はとれます。
しかし、『100点』にこだわるとなると、1つのミスさえ許されない。
だから、ヌケや漏れがないように注意する必要がある。
当たり前のことですが、やろうとするとなかなか難しいことなのだと、採点しながら思いました。
S先生もブログに書いてましたが、松実には、『生徒に寄り添う』先生方がいます。
テストが終わって生徒が帰ったあとの職員室では。試験を採点する先生方もいろんな顔をします。
みんなが満点とるとやっぱり嬉しくなるし、ケアレスミスには『うわ~っ!!』って悔しくなります。
日頃の頑張りを考えると、このミスをどうにかオマケできないか悩んだり、相談したりもします。
そして『この子は去年より点数とれてる!』とか『去年はテストどころじゃなかったのに、よく頑張った!』とか
いろんなことに一喜一憂します。
そしてそれぞれの得点の裏に、テストの本当の意味があると言えそうです。
その子が、もし去年までテストを受験することすら、ままならなかったら。50点だって十分に頑張った証。
満点は、実は100点をとることではなく、『自分が満足する点をとること』なのかもしれません。
そんなこんなで、明日は高等部の目玉授業、『課題研究』のテストです。
十人十色の答案が、楽しみです。採点がんばるぞ。
どうか、台風が来ませんように。そして最後まで頑張れ、高等部生!!!
(テストが終わったら学園祭!今からそわそわしている)マリオより。