松実ブログ

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いのち

2016年09月06日 11時25分50秒 | Weblog

娘が生まれました。

本当にいろんな人からの支えや祝福の中で、とにかく無事に生まれたことが何よりの喜び・最大の感謝でした。

毎日、寝て、泣いて、ミルクを飲んで、きちんと生きていることだけでいいんです。

初めて親になり、保護者になり思うことは、今目の前にいる児童生徒が本当に恵まれているということです。

そして自分も恵まれているということを再認識しました。

他の動物と比べ、人間は自分で生きていくまでの時間・猶予は非常に長いです。

同じ哺乳類の中でも、生まれて数分で立ち上がり、食事をする生き物もいます。

10数年、20数年、30数年・・・と生きていく中では100%の確率で精神的かつ経済的、その他様々な支えがないと生きてはいけません。

命があるのが当たり前で、支えてくれる人がいるのが当たり前で、食べるものがあるのが当たり前で、電車は時間通り来るのが当たり前で、明日が来るのが当たり前で・・・という勘違いの日々を送ってしまう。

I was born という受動態の言葉の通り、生を受けることも、その他多くのことが「受け身」として始まることが多いのだと思います。

今、与えられたこと、求められていること、それをどのように自分自身のこととして能動的に取り組むかが重要だとして日々を生きていきたいですね。

何かを始める。何かが始まる。何かを生み出す。何かが生まれる。

限りある時間の中で、様々な支えの中で、もしかしたらそれが一番の喜びに、期待に、生きる力になるかもしれません。

焦りや葛藤や迷いや不安や絶望の中にいる時こそ、一人であるいは誰かと一緒に何かを始めてみると光が見えるかもしれません。

 

8月の終わりごろから特に中等部では見学・体験生が増えています。

今、暗闇にいる人は、一緒に学園生活を始めてみませんか?

そして、今まで一緒に過ごしてきた先生方・生徒のみなさん、これから新しいことも始めていきましょう。

共に過ごす時間の中で、共に創る過程の中で、また新しい何かを発見していけるといいですね。

 

みち