松実ブログ

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力及ばざるところで

2009年02月12日 23時25分35秒 | Weblog
人の行うべきかぎりを行うが人の道にして、このことの成ると成らざるとは人の力の及ばざるところぞ。

江戸時代の国学者、本居宣長の言葉だ。
自分のやるべきことに全力を尽くすのが正しい生き方であり、そのことが成功するかしないかは天命に任せるしかない、という意味である。

努力して、精一杯やったつもりでもうまくいかないこと、想うとおりにならないことは、たくさんある。
なぜ今ここにいるのか、自分の環境に疑問を持つこともあるだろう。
それでも精一杯努力する人には、今のその人に必要な場所へと、天が導いてくれる。
そのようなことだろうと思う。

成すか成されるかは、為すべきことをすべて行って、そして自分だけの力では及ばないところではじめて成される。
その為には、今の自分に出来る目の前のことから逃げずに、精一杯取り組む。

それが「ことが成される」為への第一歩。

私もみんなと共に、行うべきかぎりのことを、もっともっと行わなければ、
そんなことを考えさせられた一日でした。


                

あや