小学校、中学校、高校、大学、社会に出てから、それぞれの場所で様々な経験をしてきました。
良い思い出だけではなく、当然複雑な思い出もある。
喜びや楽しみ、困難や苦しみ、人に話したら大笑いされたり、あきれられてしまうことなんかもある。
忘れてしまいたいことや消し去ってしまいたいこと、ある時期にはありました。
でも今はその全てを受け入れている。
そのときに沢山悩んだり、考えたりしたことで今があるとすれば、どんなきつい思い出でも大切に思えてくる。
同時に決して忘れたくないとも思う。
もちろんその間には、様々な出会いや多くの人に助けられたのはいうまでもありませんが。
生物としての人間の素晴らしいところ。
頭が良い
話が出来る
手先が器用
二足歩行ができる
物が使える
物を作り出せる
助け合える
子供を育てる
これ以外にもまだまだ長所はあると思います。
さらに加えていえば、
人間は忘れることができる
人間は新しく記憶することができる
人間はいつまでも覚えていることができる
今まで、あるいは今現在、つらいときを過ごしていたとしても何年か何十年か経った後に、「今はこんなだけれども、あの時は~~だったね」と笑い飛ばせるくらいになれたらいいな。
そんな姿を得るために今を精一杯生きて欲しい。
この場所で何かをつかみ、良い記憶として未来につなげていって欲しい。
松実と出会ったこと、松実を選択してくれたこと、ここで色々な人と出会ったこと、これらは何かの縁。
忘れたいなら、忘れればいい。
なかなか忘れられないのなら、新しく重ねてしまえばいい。
今まで無かったのなら、あるいは失ってしまったのなら、これから見つければいい。
そしていつまでも大切にすればいい。
ここで過ごす日々が忘れたい思い出ではなく、いつまでも覚えていたい思い出になるように。
たき