ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

ちょっとだけハードルを上げると料理は楽しくなるはずだ

2011-07-01 22:40:50 | Weblog
 1年の半分を消化してしまい、今日から後半戦に突入した節電しなければならないこの7月、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 梅雨が明けたのではないのか、と錯覚してしまうほど暑い日が続いておりますが、こんな中でも節電を強いられるのは仕方のない事なのでしょう。
 昨年まではコンビニに買い物に行くと店内に入った途端、崩れ落ちそうになるくらいエアコンが効いていたのですが、最近は「外気よりちょっとはマシか・・・」とほんの少し期待していた何かが肩透かしを食らったような気分にさえなってしまいます。
 当店は深夜まで営業しているのですが、節電の為に営業時間を短縮しなければならないのか?と考えてしまいました。
 考えてしまいましたが、お客様はいらっしゃいますから閉めるわけにはいきませんが、早い時間に混んでしまいそれが引けてしまったら、張り紙でもして節電協力店の意思を見せたほうが良いかも知れません。
 その際の張り紙は

「本日、節電の為、営業時間を短縮したいと思うのですが、どうでしょうねぇ?」

 のようにちょっと弱気な、それでいて最近の電力情勢を訴えるようなそんな張り紙の方が良いのか、と考えてみました。
 「どうでしょう・・・って!もう閉めてるだろ!」などのツッコミが来る事は避けられないと思いますがちょっとだけ節電の事を考えてみた次第です。

 さて、話は変わりますが、先日、ヤマガタン・ローカリー・クッキングレクチャーTV「酒の肴 つくってみーよ」の収録を終えたのですが、残念ながら、またしても放映日を忘れてしまいました。
 「コラッ!自店の放映日を忘れるとは何事だ!」そのような罵声を浴びせられそうでありますが、製作スタッフ様が放映日を伝えた時、私は作る料理の事を考えていた為、その言葉を記憶する装置が働かなかったようであります、誠に残念です。
 どう考えても「7月中」である事は確実ですので、「見たいんですけど・・・」と思うマニアな方は「毎週見て確認する」という、全コースの馬券を買うような戦法をお取りください。
 今回も放映前に料理をお教えする事は出来ませんが、今回の料理は前菜がちょっとだけハードルを高く設定してあります。
 決して作れなくはないはずですが、作ろうとするならば最後までやり遂げる気持ちが無ければ完成しないものでしょう。(何でもそうですけどね)
 ちょっとだけハードルを高くした理由と致しましては、毎回、料理を再現なさる方がいらっしゃいますのでそんな方の酒の肴になれば、という思いと、関東地区で観られる方がいらっしゃいますので気が抜けませんな、というこの2点です。
 前者の「再現なさる方(男性)」はハードドリンカーと漏れ聞きましたので、その方の「つまみライフ」が充実できるよう、「飲みたくなる」&「日持ちがする」という点に重点を置いたのです。(結構、大げさ)
 後者の「関東地区で番組を観る方」は、以前、ブログ内にコメントを頂きましたが、その方はとは別に「テレビに出ていた」とわざわざ電話を掛けてくださいました、しかも、実家の方に。
 実家の両親は、番組(酒の肴 つくってみーよ)をあまり観た事がない為(知らせるのを忘れてしまう為)電話が掛かってきた時は何を言っているのか理解できなかったそうですが、一から教えて貰ったそうです、すみませんね、他人経由で。
 まぁ、そんな事もございまして、今回、ハードルをちょっとだけ上げてみたのですが、番組を観て

「そんなの俺でも作れるわ!」

 とお思いになられた方は是非とも再現していただきたいものです。

 因みに、店で同じようなものをお出しする時がありますが、材料と工程はまるっきり違います。

 その辺も含めて、放映後、比較しながら作り方を説明いたします。

 その時は、かなりの長文になる事は大決定であります。

 でも、もう慣れましたよね、ね。












 

 
コメント
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