いつの間にか卒業シーズンも終わってしまい、「別れ」の季節から「出会い」の季節へと移行していく今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
卒業式には堪え切れずに涙を流してしまった人の姿を見て、それにも感動してしまい涙を流してしまう、という「涙の連鎖」というものがありますから心に残るのではないでしょうか。
柏原芳江は「春なのにお別れですか?春なのに涙がこぼれます」と歌い「春=別れ」という図式を構築しましたが、石野真子は「春という日は三人の日と書きます。あなたと私と、そして、誰の日。」と歌い、波紋を広げました。
「あなたと私」もしくは「私とあなた」だけでいいのではないか、と思われる春の日に第3者を加えなければならない特別な理由があるのでしょうが、この曲、「春ラ!ラ!ラ!」の歌詞を読むと「春という字は三人の日と書くのだから、今付き合っているあなたと、私と、そして、もう一人、あなたを好きになる前にちょっと好きになった人の三人で遊びましょうよ。」と取れます。
明るく何事もないように歌っているのを聞いていた時は何とも思わなかったのですが、一度(ひとたび)気に留めてしまうと「気になる」というよりも大変な事になっている事に気が付きます。
私(女性)と付き合っていると思われる男性、仮に「Aさん」としておきましょう、彼と春の日に合うのは、まぁ、普通というかよくあるカップルの話ですから特に問題はありませんが、「Aさん」を好きになる前に少し好きになった人、仮に「Bさん」としておきましょう、彼を含めてデートしませんか?という無茶苦茶な提案の曲であるのです。
「Bさん」の事をどれだけ好きなのか判りませんが、歌詞はかなり大変な事になっています。では、1番だけでも歌詞を読んでみましょうか。
「春ラ!ラ!ラ!」
石野真子
「春という字は三人の日と書きます。あなたと私と、そして、誰の日。
あなたが好きになる前にちょっと愛した彼かしら。
合ってみたいな久しぶり、あなたも話が合うでしょう。
三人そろって春の日に、三人揃って春ラ!ラ!ラ!
何か始まるこの季節、三人揃って春ラ!ラ!ラ!」
(うたまっぷ.comより引用)
どうですか?恐ろしい事になっております。「あなたが好きになる前」という事は「付き合う前」を指していると思われますが、「ちょっと愛した彼」という表現が判りません。
「少し愛して、なが~く愛して」というCMコピーもあるくらいですから、「ちょっと愛する」というのは「少し好き」というのを遥かに超越した表現になっていると思われます。
しかも、自分(私)が勝手に「Bさん」に会いたくなっただけならまだしも、話もした事のない「Aさん」と無理やり合わせてしまおうと画策してしまうところに大いなる疑問を感じてしまいます。
「Aさん」にしてみれば、「何でオレが・・・」と思うでしょう。しかし、その辺も見越して「あなたも話が合うでしょう」と強引に話を推し進めようとしております、恐ろしい人ですぜ・・・
しかも、疑問に思ってからその事に理解してしまい更に疑問符が増えたのは「なぜ、AさんとBさんが話が合うだろう、と言い切れてしまうのか?」というのを考えた時、彼女(私)の声がしてきたように思えたのです。
「フフフ!だって、ふたりとも私の事を愛してるんだから、話が合うに決まってるじゃない!」
そ、そんなにですか・・・そんなに、自信があるのかよ、自分に・・・
そんな風に人間関係を引っ掻き回される春にはなりたくないものです、いや、なってはいけません!もっと前向きで建設的な出会いの3月後半、又は、4月にしたいではないですか!
そんな事を思っていたところ、当店宛にとある所から1通の書簡が届いたのです。
送り主を見たところ「フランス調理師協会 日本支部」とあり、書簡の中身を読んだところ、低迷しているフランス料理界への熱い想いと共に我々フランス料理人を鼓舞するメッセージが入っており、フランス調理師協会の正会員になって日本のフランス料理界を盛り上げましょう、という文言が書いてありました。
名誉会員には錚々たる財界人、著名人の方々の名前があり、一瞬、「もしかして・・・怪しい会じゃないだろうな・・・」と思ってしまったほどでしたが、ホームページを見せていただきましたところ、本当にフランスにある協会の日本支部なんですね、スミマセンでした、一瞬でも疑ってしまって!
すぐさま、アンケートに答え、正会員になる意志がある事を伝えたところ、次の日、事務局からメールが届きました。
これまた熱い想いのメールでしたので、ここに掻い摘んで(かいつまんで)載せてその怪しいながらも熱い想いを共有していただきたい、と勝手に思った次第です。
「 マチルダベイ 藤原シェフ殿
早速「フランス調理師協会」の「正会員」入会とアンケートにお答え頂き、有難うございました。なるべく多くの料理人が「フランス料理の復活」ついて協力して頂ける事を希望します。
日本では「バブル経済」崩壊以降、失われた20年間でょんの「フランス料理店」は半減したと言われています。
その原因は、これまでの日本の「長期不況とデフレ経済」の進行は飲食店各店の「価格競争」に巻き込まれた結果となってしまいました。
その点、比較的料金が高い「フランス料理店」が一番影響を受けたとも言われています。(中文略)
その為、「フランス料理」が消費者から忘れられた存在になったとも言えます。その間、私たちが本当に「フランス料理」の新しい魅力についてそれを広めてきたか疑問に思う事も多くあります。
結果、世間では「フランス料理」が段々消費者生活とは掛け離れた存在になっています。今こそ「フランス料理人」が団結して日本の社会で発言し、その数々の魅力をアピールする時です。
(中文略)
世界的な「フランス料理の復活」を大目標に「本国フランス料理人」と力を合わせ、活動するのは「日本人仏料理人」の責務であると言われています。
(中文略)
皆様の活動による協力を期待しています。
フランス調理師協会 日本支部 事務局」
中文略が多いのは想いが熱すぎて脱線している箇所ですが、まぁ、それくらい「熱い」という事ですよ。
当ブログも脱線しているのには違いありませんが、ちょっと脱線の意味が違いますからねぇ。
しかし、頑張ります。えっ?何を?いや~、色んな事を、ですよ。
とりあえずは、最近、忙しいのが続いているのでそこを頑張ってから・・・ブログですか・・・
フェイスブックはしてるんですけどね、簡単なんで。
いやいや、まずは、フランス料理を精進します。
卒業式には堪え切れずに涙を流してしまった人の姿を見て、それにも感動してしまい涙を流してしまう、という「涙の連鎖」というものがありますから心に残るのではないでしょうか。
柏原芳江は「春なのにお別れですか?春なのに涙がこぼれます」と歌い「春=別れ」という図式を構築しましたが、石野真子は「春という日は三人の日と書きます。あなたと私と、そして、誰の日。」と歌い、波紋を広げました。
「あなたと私」もしくは「私とあなた」だけでいいのではないか、と思われる春の日に第3者を加えなければならない特別な理由があるのでしょうが、この曲、「春ラ!ラ!ラ!」の歌詞を読むと「春という字は三人の日と書くのだから、今付き合っているあなたと、私と、そして、もう一人、あなたを好きになる前にちょっと好きになった人の三人で遊びましょうよ。」と取れます。
明るく何事もないように歌っているのを聞いていた時は何とも思わなかったのですが、一度(ひとたび)気に留めてしまうと「気になる」というよりも大変な事になっている事に気が付きます。
私(女性)と付き合っていると思われる男性、仮に「Aさん」としておきましょう、彼と春の日に合うのは、まぁ、普通というかよくあるカップルの話ですから特に問題はありませんが、「Aさん」を好きになる前に少し好きになった人、仮に「Bさん」としておきましょう、彼を含めてデートしませんか?という無茶苦茶な提案の曲であるのです。
「Bさん」の事をどれだけ好きなのか判りませんが、歌詞はかなり大変な事になっています。では、1番だけでも歌詞を読んでみましょうか。
「春ラ!ラ!ラ!」
石野真子
「春という字は三人の日と書きます。あなたと私と、そして、誰の日。
あなたが好きになる前にちょっと愛した彼かしら。
合ってみたいな久しぶり、あなたも話が合うでしょう。
三人そろって春の日に、三人揃って春ラ!ラ!ラ!
何か始まるこの季節、三人揃って春ラ!ラ!ラ!」
(うたまっぷ.comより引用)
どうですか?恐ろしい事になっております。「あなたが好きになる前」という事は「付き合う前」を指していると思われますが、「ちょっと愛した彼」という表現が判りません。
「少し愛して、なが~く愛して」というCMコピーもあるくらいですから、「ちょっと愛する」というのは「少し好き」というのを遥かに超越した表現になっていると思われます。
しかも、自分(私)が勝手に「Bさん」に会いたくなっただけならまだしも、話もした事のない「Aさん」と無理やり合わせてしまおうと画策してしまうところに大いなる疑問を感じてしまいます。
「Aさん」にしてみれば、「何でオレが・・・」と思うでしょう。しかし、その辺も見越して「あなたも話が合うでしょう」と強引に話を推し進めようとしております、恐ろしい人ですぜ・・・
しかも、疑問に思ってからその事に理解してしまい更に疑問符が増えたのは「なぜ、AさんとBさんが話が合うだろう、と言い切れてしまうのか?」というのを考えた時、彼女(私)の声がしてきたように思えたのです。
「フフフ!だって、ふたりとも私の事を愛してるんだから、話が合うに決まってるじゃない!」
そ、そんなにですか・・・そんなに、自信があるのかよ、自分に・・・
そんな風に人間関係を引っ掻き回される春にはなりたくないものです、いや、なってはいけません!もっと前向きで建設的な出会いの3月後半、又は、4月にしたいではないですか!
そんな事を思っていたところ、当店宛にとある所から1通の書簡が届いたのです。
送り主を見たところ「フランス調理師協会 日本支部」とあり、書簡の中身を読んだところ、低迷しているフランス料理界への熱い想いと共に我々フランス料理人を鼓舞するメッセージが入っており、フランス調理師協会の正会員になって日本のフランス料理界を盛り上げましょう、という文言が書いてありました。
名誉会員には錚々たる財界人、著名人の方々の名前があり、一瞬、「もしかして・・・怪しい会じゃないだろうな・・・」と思ってしまったほどでしたが、ホームページを見せていただきましたところ、本当にフランスにある協会の日本支部なんですね、スミマセンでした、一瞬でも疑ってしまって!
すぐさま、アンケートに答え、正会員になる意志がある事を伝えたところ、次の日、事務局からメールが届きました。
これまた熱い想いのメールでしたので、ここに掻い摘んで(かいつまんで)載せてその怪しいながらも熱い想いを共有していただきたい、と勝手に思った次第です。
「 マチルダベイ 藤原シェフ殿
早速「フランス調理師協会」の「正会員」入会とアンケートにお答え頂き、有難うございました。なるべく多くの料理人が「フランス料理の復活」ついて協力して頂ける事を希望します。
日本では「バブル経済」崩壊以降、失われた20年間でょんの「フランス料理店」は半減したと言われています。
その原因は、これまでの日本の「長期不況とデフレ経済」の進行は飲食店各店の「価格競争」に巻き込まれた結果となってしまいました。
その点、比較的料金が高い「フランス料理店」が一番影響を受けたとも言われています。(中文略)
その為、「フランス料理」が消費者から忘れられた存在になったとも言えます。その間、私たちが本当に「フランス料理」の新しい魅力についてそれを広めてきたか疑問に思う事も多くあります。
結果、世間では「フランス料理」が段々消費者生活とは掛け離れた存在になっています。今こそ「フランス料理人」が団結して日本の社会で発言し、その数々の魅力をアピールする時です。
(中文略)
世界的な「フランス料理の復活」を大目標に「本国フランス料理人」と力を合わせ、活動するのは「日本人仏料理人」の責務であると言われています。
(中文略)
皆様の活動による協力を期待しています。
フランス調理師協会 日本支部 事務局」
中文略が多いのは想いが熱すぎて脱線している箇所ですが、まぁ、それくらい「熱い」という事ですよ。
当ブログも脱線しているのには違いありませんが、ちょっと脱線の意味が違いますからねぇ。
しかし、頑張ります。えっ?何を?いや~、色んな事を、ですよ。
とりあえずは、最近、忙しいのが続いているのでそこを頑張ってから・・・ブログですか・・・
フェイスブックはしてるんですけどね、簡単なんで。
いやいや、まずは、フランス料理を精進します。