明日は「2011・11・1」、最初の「20」を除けば「1」がやたら並んでしまう日になってしまうのですが、だからといって何も起きませんよ、と独り言を口ずさんでしまう今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年も残るところ「2ヶ月」、日にちにすると「71日」、時間にすると・・・計算が面倒なので止めときましょう、いや、それくらい時間が無い、という事を言いたかったのですよ。
11月はケータリングが2件ほど入っているものですから色々考えながらやらなければいけないのですが、現場まで料理を運んで現場で仕上げ提供する、という作業は意外と難しく、時間に追われるものです。
「取り分けスタイル」でのケータリングもありますが、「コース立て」のケータリングもありますので、そちらを考えると「頑張れよ、俺・・・」と自分を鼓舞してしまいますな。
さて、話は変わりますが、いつもブログをお読みになられている方から「食中毒で日頃、気をつけている事は何か。」というご質問を頂きました。
先日、当ブログで「食用生肉」の事で「食中毒」に触れましたので、それも含めて「衛生管理」について考えたいと思います。
まず、当店はオープンキッチンの構造で店舗設計しましたので「厨房の掃除、衛生管理を徹底する」事を常とするよう心がけております。
例えば、「O-157」の食中毒事件以降、手洗いを徹底するため厨房内にある洗い場を含めたシンク全てに洗浄殺菌洗剤とアルコール除菌剤を取り付け、事あるごとに手を洗う意識付けをしております。(自分も含めて)
特にガス台脇の一番大きいシンクは使用頻度が高い為、洗浄殺菌洗剤、アルコール殺菌剤、油分2次汚染分解剤、食器用洗剤、固形洗剤、を備え付け、用途に応じて使い分け衛生対策しているのですが、意外とやり始めると凝ってしまうもので、洗い場(皿洗い等の)には、先述の他、廃油から作ったバイオ石鹸、重曹クリーナ、漂白剤というのも備え付けている為、洗剤のボトルが思いっきり並んでいます。(微妙に楽しいので好きです、こういうの)
厨房で一番食中毒の発生するであろう可能性が高いのは「まな板」「包丁」「タオル」ですからこれらの洗浄も徹底しなければなりません。
「まな板」は油分が付いたままだと漂白剤が効かなくなりますから固形石鹸で表面の油分を洗い落とし、それでも汚れている時は油分2次汚染分解剤10倍希釈をスプレーし洗い落とし、それから漂白するようにしています。
包丁は営業終了後、全てタオルで拭き掃除をし、タオルは営業中に固形石鹸でもみ洗いし、と油断しないようにしています。
毎日の掃除も勿論ですが、当店では休みの前日はホールを含めて年末並みの大掃除をし、2ヶ月に1回は冷蔵庫掃除、月に1回はフィルター掃除、と暗黙の了解で店の規約としています。
それ以外の、例えば髪の毛が入っていた、などの対策は、髪を短くしたからといっても髪の毛は入る可能性があるわけですからなるべくワックスでホールドする、としています。
そして、これは恥ずかしい話なのですが、以前、務めていた店で実際起きた事からの対策としているのが腋毛の処理です。
お笑いになられるかもしれませんが、腋毛がすれてコックコートの袖から皿に毛が入った、という事がありまして(私ではありませんがね)、それを目の当たりにしたため「ならないとも限らない」との考えから、当店オープン時から私は脇の毛を剃毛しております、別に誰に見せるわけでもないですからね。
食品への対策は、なるべく空気に触れさせない、という事でしょうか。
食品をラップする時もなるべく手を洗ってから作業をする、など気をつける事は山ほどあります。
腐敗した食品は勿論、捨てなければなりませんが、日数が経っているから腐敗している、とは限りらないものがありますから、状態を見てでしょうね。
というのは、魚は別ですが、肉に関してはある程度の「熟成」というのが必要なものもあるためです。
それは主に「大型体の肉」、つまり、「牛」や「鹿」などの肉であります。
新鮮なものはそれはそれで美味しいのですが、深みと言いますか、肉のアミノ酸変化時の旨さ、と言いますか、そういったものは法で決められた賞味期限内では得られません。
その見極めなんですよね、難しいのは。それはもう経験値でしか表せないと思われます。
と、これが当店の食中毒及び衛生面での対策ですが、これくらいでよろしいでしょうか、でん様。
また何か疑問点などございましたらコメント頂ければ幸いです。
ブログのネタがあるのは・・・書いていて楽ですな。
今年も残るところ「2ヶ月」、日にちにすると「71日」、時間にすると・・・計算が面倒なので止めときましょう、いや、それくらい時間が無い、という事を言いたかったのですよ。
11月はケータリングが2件ほど入っているものですから色々考えながらやらなければいけないのですが、現場まで料理を運んで現場で仕上げ提供する、という作業は意外と難しく、時間に追われるものです。
「取り分けスタイル」でのケータリングもありますが、「コース立て」のケータリングもありますので、そちらを考えると「頑張れよ、俺・・・」と自分を鼓舞してしまいますな。
さて、話は変わりますが、いつもブログをお読みになられている方から「食中毒で日頃、気をつけている事は何か。」というご質問を頂きました。
先日、当ブログで「食用生肉」の事で「食中毒」に触れましたので、それも含めて「衛生管理」について考えたいと思います。
まず、当店はオープンキッチンの構造で店舗設計しましたので「厨房の掃除、衛生管理を徹底する」事を常とするよう心がけております。
例えば、「O-157」の食中毒事件以降、手洗いを徹底するため厨房内にある洗い場を含めたシンク全てに洗浄殺菌洗剤とアルコール除菌剤を取り付け、事あるごとに手を洗う意識付けをしております。(自分も含めて)
特にガス台脇の一番大きいシンクは使用頻度が高い為、洗浄殺菌洗剤、アルコール殺菌剤、油分2次汚染分解剤、食器用洗剤、固形洗剤、を備え付け、用途に応じて使い分け衛生対策しているのですが、意外とやり始めると凝ってしまうもので、洗い場(皿洗い等の)には、先述の他、廃油から作ったバイオ石鹸、重曹クリーナ、漂白剤というのも備え付けている為、洗剤のボトルが思いっきり並んでいます。(微妙に楽しいので好きです、こういうの)
厨房で一番食中毒の発生するであろう可能性が高いのは「まな板」「包丁」「タオル」ですからこれらの洗浄も徹底しなければなりません。
「まな板」は油分が付いたままだと漂白剤が効かなくなりますから固形石鹸で表面の油分を洗い落とし、それでも汚れている時は油分2次汚染分解剤10倍希釈をスプレーし洗い落とし、それから漂白するようにしています。
包丁は営業終了後、全てタオルで拭き掃除をし、タオルは営業中に固形石鹸でもみ洗いし、と油断しないようにしています。
毎日の掃除も勿論ですが、当店では休みの前日はホールを含めて年末並みの大掃除をし、2ヶ月に1回は冷蔵庫掃除、月に1回はフィルター掃除、と暗黙の了解で店の規約としています。
それ以外の、例えば髪の毛が入っていた、などの対策は、髪を短くしたからといっても髪の毛は入る可能性があるわけですからなるべくワックスでホールドする、としています。
そして、これは恥ずかしい話なのですが、以前、務めていた店で実際起きた事からの対策としているのが腋毛の処理です。
お笑いになられるかもしれませんが、腋毛がすれてコックコートの袖から皿に毛が入った、という事がありまして(私ではありませんがね)、それを目の当たりにしたため「ならないとも限らない」との考えから、当店オープン時から私は脇の毛を剃毛しております、別に誰に見せるわけでもないですからね。
食品への対策は、なるべく空気に触れさせない、という事でしょうか。
食品をラップする時もなるべく手を洗ってから作業をする、など気をつける事は山ほどあります。
腐敗した食品は勿論、捨てなければなりませんが、日数が経っているから腐敗している、とは限りらないものがありますから、状態を見てでしょうね。
というのは、魚は別ですが、肉に関してはある程度の「熟成」というのが必要なものもあるためです。
それは主に「大型体の肉」、つまり、「牛」や「鹿」などの肉であります。
新鮮なものはそれはそれで美味しいのですが、深みと言いますか、肉のアミノ酸変化時の旨さ、と言いますか、そういったものは法で決められた賞味期限内では得られません。
その見極めなんですよね、難しいのは。それはもう経験値でしか表せないと思われます。
と、これが当店の食中毒及び衛生面での対策ですが、これくらいでよろしいでしょうか、でん様。
また何か疑問点などございましたらコメント頂ければ幸いです。
ブログのネタがあるのは・・・書いていて楽ですな。