春らしからぬ暑い日が続いたと思えば、一転、肌寒い日がやって来て、実はそれが台風だった事を気づかされるのです。それほど雨に悩まされる日がなかった為、台風の実感は皆無でありましたが昼過ぎからの抜けるような晴れ具合を見て「いつの間にか行ってしまったのね、台風ちゃん・・・」と呟きたくなる今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
台風が過ぎ去り、空が晴れる事、転じて、物事の争いが収まり晴々する事を「台風一過」と言いますが、それを言葉だけで考えて「台風一家」と勘違いしていた方は多数いらっしゃると思われます。
「台風一過」と漢字で見て見ると「台風が過ぎ去った事なんだろうな・・・」と何となくイメージが付きますが、「たいふういっか」と音で聴くと「台風」のインパクトよりも「いっか」という言葉に耳が反応し「家族」的イメージを浮かべてしまうものです。
私だけだとは思いますが、「いっか」と聞くと「一家」という漢字を思い浮かべ、「一家」という漢字を思い浮かべると、どうしても「バカボン一家」を思い出してしまうのです。
そして、「バカボン一家」を思い出すと「聞き違い」という「リスニング勘違い」を思い浮かべずにはいられないのです。(もう一度念を押しますが、完全に私だけです)
以前、東京で働いていた頃、その店のスタッフで飲みに行く事がありましたが、その席上、たまたま、「聞き違い」の話で盛り上がった事がありました。
「ルパン三世」のCM前の「ルパン・ザ・サード!」を「ルパンルパン~!」だと聞き違いしていた話はお約束ですが、その中で出て来たのが「天才バカボン」のオープニング曲での「天才一家だ、バ~カボンボン」という部分でした。
どう考えても「天才一家だ」にしか聞こえませんが、当時のアルバイトの女の子は「天才以下だ、バ~カボンボン」という衝撃の提案をしてきて我々を驚かせたのです。
「天才以下だ、バ~カボンボン」は「天才以下は皆バカ」とも取れる危険な歌詞になりますから、聞き違い、というよりはそのバイトの子(当時大学生)の考えも反映しているのではないか、とその場で追及される羽目になったのです。
しかし、「聞き違い」の話はそれだけでは収まらず、「そう言えば・・・オレもあるなぁ・・・」と自己申告してきた当時の同僚(私より2つ年上)の「聞き違い」は清水健太郎の「失恋レストラン」でした。
「悲しけりゃ、ここでお泣きよ・・・」で始まるオールドヒットソングに「聞き違える」箇所があるのか?と疑問に思いながらも聞いてみると、こちらも衝撃的でありました。
「失恋レストラン」の歌詞の最後、「ねぇマスター、作ってやってよ、涙忘れるカクテル・・・」の「ねぇマスター」の部分を「見えますか」と聞き違えていた事を告白してきたのです。
「ねぇマスター」「見えますか」・・・判らなくはないですが、仮に聞き違えたとしても前後の歌詞と合わせた時の違和感を彼は感じなかったのでしょうか?彼が聞き違えた歌詞を当てはめて考えると全く意味不明になります。
「悲しけりゃここでお泣きよ、涙拭くハンカチもあるし、愛が壊した君の心を、優しく包む椅子もある、ぽっかり空いた胸の奥に、詰め込む飯を食べさせる、そんな失恋レストラン、色んな人がやって来る。(略)“見えますか”作ってやってよ、涙忘れるカクテル・・・」
「見えますか」に変えて歌ってみたところ、不覚にも大爆笑して五分ほど身動きが取れなくなってしまいましたが、この歌詞だと「失恋レストラン」のマスターに「涙を忘れるカクテル」を作ってやってほしい、という第3者の願いは完全に吹き飛んでおります。
しかも「見えますか」は疑問形なのでしょうか?まぁ、どっちにしても歌詞が合致しないわけですからどうでもいいのですが、「聞き違い」は恐ろしいな、と思えた瞬間でありました。
時として、当店の「マチルダベイ」も間違われる事があるのですが、それは決まって領収書のあて名をお願いする時であります。
私の滑舌の悪さもあるのかもしれませんが、「マチルデイ」や「マチルダゼリー」などのあて名を見てしまうと怒りよりも「わざとなのではないか?」という疑問すら湧き上がってきます。
「すみません・・・領収書のあて名なんですけど・・・ちょっと間違ってるみたいなんですけど・・・」
少し遠慮がちに訂正を申し入れてみると、
「あぁ!すみません!書き直します!お宛名は・・・」
「あの、マチルダベイ、でお願いします。」
念を押すようにそうお願いして出て来た領収書のあて名は、
「マチルダベイデ」
もうその日は「話にならないな」と判断し、そのまま持ち帰って、次の日、違う店員に領収書のあて名の変更を申し出てみると、
「すみませんでした、只今、書き直します。お宛名は・・・」
「えぇっと・・・、マチルダベイ、とお願いしたいのですが。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
今回こそは間違われないように、そして、滑舌も気にしながら前回よりも責任ウエイトが重いような店員さんに伝え、出て来た領収書には、
「マチルダベイト」
と、しっかり書き込まれておりました。
ここまで来ると店ぐるみの犯行にしか思えない連係プレイです。
どう考えても事前に打ち合わせしていたようなナイスプレイ。(良い意味ではありません)
思わず「そうきますか・・・」と呟かせてしまうほどの間違いの完成度。(良い意味ではありません)
最後に余計なひと言を付けなければ何事もなく終了するのに頑な(かたくな)にそれを拒むかの姿勢には脱帽しますが、普通に考えて店の名前で遊んでます・・・遊んでる事になるんですよ!エイト文字屋さん!(ちょっとだけ公表)
その日はその話でマネージャーとだいぶ笑いましたが、その次の週、灯油を注文している燃料屋さんの配達の老年男性が置いて行った領収書のあて名にはこう書かれていました。
「マキルダイ」
判らなくはないんだけど・・・判らなくはないんだけど・・・全然違うだろ!
(注意)この領収書ネタはだいぶ前の話です。そして、以前もブログネタにしています。話の流れで思い出して書いただけであります。
台風が過ぎ去り、空が晴れる事、転じて、物事の争いが収まり晴々する事を「台風一過」と言いますが、それを言葉だけで考えて「台風一家」と勘違いしていた方は多数いらっしゃると思われます。
「台風一過」と漢字で見て見ると「台風が過ぎ去った事なんだろうな・・・」と何となくイメージが付きますが、「たいふういっか」と音で聴くと「台風」のインパクトよりも「いっか」という言葉に耳が反応し「家族」的イメージを浮かべてしまうものです。
私だけだとは思いますが、「いっか」と聞くと「一家」という漢字を思い浮かべ、「一家」という漢字を思い浮かべると、どうしても「バカボン一家」を思い出してしまうのです。
そして、「バカボン一家」を思い出すと「聞き違い」という「リスニング勘違い」を思い浮かべずにはいられないのです。(もう一度念を押しますが、完全に私だけです)
以前、東京で働いていた頃、その店のスタッフで飲みに行く事がありましたが、その席上、たまたま、「聞き違い」の話で盛り上がった事がありました。
「ルパン三世」のCM前の「ルパン・ザ・サード!」を「ルパンルパン~!」だと聞き違いしていた話はお約束ですが、その中で出て来たのが「天才バカボン」のオープニング曲での「天才一家だ、バ~カボンボン」という部分でした。
どう考えても「天才一家だ」にしか聞こえませんが、当時のアルバイトの女の子は「天才以下だ、バ~カボンボン」という衝撃の提案をしてきて我々を驚かせたのです。
「天才以下だ、バ~カボンボン」は「天才以下は皆バカ」とも取れる危険な歌詞になりますから、聞き違い、というよりはそのバイトの子(当時大学生)の考えも反映しているのではないか、とその場で追及される羽目になったのです。
しかし、「聞き違い」の話はそれだけでは収まらず、「そう言えば・・・オレもあるなぁ・・・」と自己申告してきた当時の同僚(私より2つ年上)の「聞き違い」は清水健太郎の「失恋レストラン」でした。
「悲しけりゃ、ここでお泣きよ・・・」で始まるオールドヒットソングに「聞き違える」箇所があるのか?と疑問に思いながらも聞いてみると、こちらも衝撃的でありました。
「失恋レストラン」の歌詞の最後、「ねぇマスター、作ってやってよ、涙忘れるカクテル・・・」の「ねぇマスター」の部分を「見えますか」と聞き違えていた事を告白してきたのです。
「ねぇマスター」「見えますか」・・・判らなくはないですが、仮に聞き違えたとしても前後の歌詞と合わせた時の違和感を彼は感じなかったのでしょうか?彼が聞き違えた歌詞を当てはめて考えると全く意味不明になります。
「悲しけりゃここでお泣きよ、涙拭くハンカチもあるし、愛が壊した君の心を、優しく包む椅子もある、ぽっかり空いた胸の奥に、詰め込む飯を食べさせる、そんな失恋レストラン、色んな人がやって来る。(略)“見えますか”作ってやってよ、涙忘れるカクテル・・・」
「見えますか」に変えて歌ってみたところ、不覚にも大爆笑して五分ほど身動きが取れなくなってしまいましたが、この歌詞だと「失恋レストラン」のマスターに「涙を忘れるカクテル」を作ってやってほしい、という第3者の願いは完全に吹き飛んでおります。
しかも「見えますか」は疑問形なのでしょうか?まぁ、どっちにしても歌詞が合致しないわけですからどうでもいいのですが、「聞き違い」は恐ろしいな、と思えた瞬間でありました。
時として、当店の「マチルダベイ」も間違われる事があるのですが、それは決まって領収書のあて名をお願いする時であります。
私の滑舌の悪さもあるのかもしれませんが、「マチルデイ」や「マチルダゼリー」などのあて名を見てしまうと怒りよりも「わざとなのではないか?」という疑問すら湧き上がってきます。
「すみません・・・領収書のあて名なんですけど・・・ちょっと間違ってるみたいなんですけど・・・」
少し遠慮がちに訂正を申し入れてみると、
「あぁ!すみません!書き直します!お宛名は・・・」
「あの、マチルダベイ、でお願いします。」
念を押すようにそうお願いして出て来た領収書のあて名は、
「マチルダベイデ」
もうその日は「話にならないな」と判断し、そのまま持ち帰って、次の日、違う店員に領収書のあて名の変更を申し出てみると、
「すみませんでした、只今、書き直します。お宛名は・・・」
「えぇっと・・・、マチルダベイ、とお願いしたいのですが。」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
今回こそは間違われないように、そして、滑舌も気にしながら前回よりも責任ウエイトが重いような店員さんに伝え、出て来た領収書には、
「マチルダベイト」
と、しっかり書き込まれておりました。
ここまで来ると店ぐるみの犯行にしか思えない連係プレイです。
どう考えても事前に打ち合わせしていたようなナイスプレイ。(良い意味ではありません)
思わず「そうきますか・・・」と呟かせてしまうほどの間違いの完成度。(良い意味ではありません)
最後に余計なひと言を付けなければ何事もなく終了するのに頑な(かたくな)にそれを拒むかの姿勢には脱帽しますが、普通に考えて店の名前で遊んでます・・・遊んでる事になるんですよ!エイト文字屋さん!(ちょっとだけ公表)
その日はその話でマネージャーとだいぶ笑いましたが、その次の週、灯油を注文している燃料屋さんの配達の老年男性が置いて行った領収書のあて名にはこう書かれていました。
「マキルダイ」
判らなくはないんだけど・・・判らなくはないんだけど・・・全然違うだろ!
(注意)この領収書ネタはだいぶ前の話です。そして、以前もブログネタにしています。話の流れで思い出して書いただけであります。