12月も20日を過ぎてくると「ホワイト」や「メリー」という言葉に敏感になり、街中の電飾を見ただけで「うっとり」してしまう方もいらっしゃると漏れ聞きましたが、飲食店従事者はその辺りに「ぐったり」してしまう事が予想される今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
「クリスマスになったら書き入れ時なんじゃないですか?」とよく言われたりしますが、前にも書きましたが、確かにこの時期は忙しいですが当店は「クリスマスディナー」という括りで特別なイベントを開催いたしませんので、普通の日と変わらず皆様に喜んでいただけますように粛々と仕事をするだけであります。
「クリスマス特別ディナーはしない」と同業の方に言うと「なぜ?ですか?」と怪訝そうな顔で聞き返されたりするのですが、「クリスマスだから特別な料理」という考えで食材から逆算してしまうとコース当たり10,000円から12,000円になってしまいます。
一昨年までは「クリスマス・ディナー・コース 8,000円」と銘打って開催しておりましたが、通常でも8,000円のコースは出しており、その差を埋めるには「さらに上の食材を使用する→そうなるとコースの単価も上がる→コースの単価が上がると客単価も上がる→クリスマスは書き入れ時」というスパイラルに嫌気が差してしまったのです。
なぜに、「店側主導の元、単価の高いコースを押し付けられなければならないのか」「普通のコースでクリスマスに食事が出来ない風潮とは何なのか」「その時だけ忙しいのが自慢になるのか」という事に対しての疑問がフツフツと湧き上がり、昨年から通常営業としたのです。
勿論、「クリスマスだから」と言う理由で高額のコースもご予約いただきますが、そういうお客様は常にいらっしゃる方で「その時だけのお客様」ではありません。
正直に言いますと、「クリスマスコースありますか」という電話予約時の問いに「クリスマス特別コースというのはございませんが、通常のコースもその上のコースも常にご用意いたしております。」という対応はどうなのか、とも思いましたが、皆様、快くご理解してくださるようでこちらとしても頭の下がる思いであります。
そして、勿論、通常営業でありますから、クリスマスに寂しい想いをしているおひとり様も大歓迎です。
「クリスマスは一人で食事に行けない。」と嘆いている「あなた」!そんな「想い」は直ち(ただち)にお捨てなさい!(この場合の「あなた」は上記の文言に当てはまる「あなた」です)
元々「クリスマス」はキリストの誕生(降誕)を祝う、西洋的には家族で祝うそんな日であります。そんな大事な日に「ひとり」という事はどう考えても「迷える子羊」であります。
「世界名作シリーズ」の金字塔アニメであります「フランダースの犬」最終回で主人公「ネロ」は、12月25日、つまり、バリバリのクリスマスの日に、頼りのおじいさんも亡くなり街に放り出されます。住む所も、金もなく雪降る中、マッチを擦ると小さな炎の中に美味しそうな料理(七面鳥のローストなど)や楽しそうにプレゼントをもらう映像が映し出されますが、長続きするはずもなくトボトボと歩き出します。
寒さや空腹で力も尽きてきた「ネロ」は愛犬「パトラッシュ」と共にどうしても見たかった「ルーベンス」の絵が掛けられてある教会へ向かいその絵に感動します、と同時に「パトラッシュ、僕、なんだか疲れちゃったよ、すごく眠いんだ・・・」と言って絶命してしまうのです・・・そんな・・・そんな思いを、クリスマスにさせられますか!山形市の「おひとり様」に!(かなり大げさですが、当ブログの性質上、ご理解ください)
そんなわけで通常営業でありますから色んなジャンルでの「おひとり様」・・・えぇと、「色んなジャンル」というのは、「仕事等でそれを余儀なくされた」や「その日、突然、そうなってしまった」又は「常にそういう状態だ」はたまた「そういう生き方を敢えて選んでいる」という事でありますから、どのようなジャンルの方でもお入りいただけます。
「実はそうやって、おひとり様女性を狙っているんじゃないの?」
そのように深読みされる方がいらっしゃると思われますが、私の経験則で言わせていただけますと、女性のおひとり様はおひとり様同士同盟を組んで慰め合う可能性が高いものです。
私といたしましては、12月24日の深夜、つまり、25日なった頃、当店カウンターで男女のおひとり様同士が意気投合してそこから何かが芽生える、というドラマティックな展開があればいいな、と思っております。
その時のおひとり様女性は「浅野温子」風、そして、男性は「柴田恭平」風であるとよりドラマティックでしょう。
意気投合してうまくいきかけたその時、突然、男性がこう叫びます。
「オイラのクリスマスは終わんね~ぜ!タカ!」
ん~、どうしても刑事ドラマから抜け出せないな・・・
「クリスマスになったら書き入れ時なんじゃないですか?」とよく言われたりしますが、前にも書きましたが、確かにこの時期は忙しいですが当店は「クリスマスディナー」という括りで特別なイベントを開催いたしませんので、普通の日と変わらず皆様に喜んでいただけますように粛々と仕事をするだけであります。
「クリスマス特別ディナーはしない」と同業の方に言うと「なぜ?ですか?」と怪訝そうな顔で聞き返されたりするのですが、「クリスマスだから特別な料理」という考えで食材から逆算してしまうとコース当たり10,000円から12,000円になってしまいます。
一昨年までは「クリスマス・ディナー・コース 8,000円」と銘打って開催しておりましたが、通常でも8,000円のコースは出しており、その差を埋めるには「さらに上の食材を使用する→そうなるとコースの単価も上がる→コースの単価が上がると客単価も上がる→クリスマスは書き入れ時」というスパイラルに嫌気が差してしまったのです。
なぜに、「店側主導の元、単価の高いコースを押し付けられなければならないのか」「普通のコースでクリスマスに食事が出来ない風潮とは何なのか」「その時だけ忙しいのが自慢になるのか」という事に対しての疑問がフツフツと湧き上がり、昨年から通常営業としたのです。
勿論、「クリスマスだから」と言う理由で高額のコースもご予約いただきますが、そういうお客様は常にいらっしゃる方で「その時だけのお客様」ではありません。
正直に言いますと、「クリスマスコースありますか」という電話予約時の問いに「クリスマス特別コースというのはございませんが、通常のコースもその上のコースも常にご用意いたしております。」という対応はどうなのか、とも思いましたが、皆様、快くご理解してくださるようでこちらとしても頭の下がる思いであります。
そして、勿論、通常営業でありますから、クリスマスに寂しい想いをしているおひとり様も大歓迎です。
「クリスマスは一人で食事に行けない。」と嘆いている「あなた」!そんな「想い」は直ち(ただち)にお捨てなさい!(この場合の「あなた」は上記の文言に当てはまる「あなた」です)
元々「クリスマス」はキリストの誕生(降誕)を祝う、西洋的には家族で祝うそんな日であります。そんな大事な日に「ひとり」という事はどう考えても「迷える子羊」であります。
「世界名作シリーズ」の金字塔アニメであります「フランダースの犬」最終回で主人公「ネロ」は、12月25日、つまり、バリバリのクリスマスの日に、頼りのおじいさんも亡くなり街に放り出されます。住む所も、金もなく雪降る中、マッチを擦ると小さな炎の中に美味しそうな料理(七面鳥のローストなど)や楽しそうにプレゼントをもらう映像が映し出されますが、長続きするはずもなくトボトボと歩き出します。
寒さや空腹で力も尽きてきた「ネロ」は愛犬「パトラッシュ」と共にどうしても見たかった「ルーベンス」の絵が掛けられてある教会へ向かいその絵に感動します、と同時に「パトラッシュ、僕、なんだか疲れちゃったよ、すごく眠いんだ・・・」と言って絶命してしまうのです・・・そんな・・・そんな思いを、クリスマスにさせられますか!山形市の「おひとり様」に!(かなり大げさですが、当ブログの性質上、ご理解ください)
そんなわけで通常営業でありますから色んなジャンルでの「おひとり様」・・・えぇと、「色んなジャンル」というのは、「仕事等でそれを余儀なくされた」や「その日、突然、そうなってしまった」又は「常にそういう状態だ」はたまた「そういう生き方を敢えて選んでいる」という事でありますから、どのようなジャンルの方でもお入りいただけます。
「実はそうやって、おひとり様女性を狙っているんじゃないの?」
そのように深読みされる方がいらっしゃると思われますが、私の経験則で言わせていただけますと、女性のおひとり様はおひとり様同士同盟を組んで慰め合う可能性が高いものです。
私といたしましては、12月24日の深夜、つまり、25日なった頃、当店カウンターで男女のおひとり様同士が意気投合してそこから何かが芽生える、というドラマティックな展開があればいいな、と思っております。
その時のおひとり様女性は「浅野温子」風、そして、男性は「柴田恭平」風であるとよりドラマティックでしょう。
意気投合してうまくいきかけたその時、突然、男性がこう叫びます。
「オイラのクリスマスは終わんね~ぜ!タカ!」
ん~、どうしても刑事ドラマから抜け出せないな・・・