先日、皇太子様が山形に来県なされ、新聞にはさくらんぼ狩りをなさる姿が写っておられましたが、その後ろで佇んでいるさくらんぼ農園のスタッフと思しき女性の顔に見覚えがあると思いましたら我が山形県知事だった今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
知らない方の為にご説明いたしますが、我らが誇る山形県知事は女性知事であります。(吉村美枝子知事であります)
その吉村知事は、周りに溶け込みやすい、と言いますか、違和感が無い、と言いますか、県民目線のポテンシャルをお持ちの方ですのでよく間違ってしまいます。
「つや姫」のポスターの時は「見覚えがあるのだが、何処の旅館の女将さんだろうか?」と考えましたら、知事でした。
またある時は、中央で山形県のPR活動をしている写真では周りの人と同化していて探すのが大変でした。
周りに合わせる役作りを徹底している、と言われれば大いに頷いてしまいますが、役作りしなければならない意図が判らない、というものでしょう。
そんな知事ですが、皇太子様をお迎えしご案内したのでしょうから大役を果たしたのでしょうが、ひとつ心配なのは、バリバリの山形弁で対応したのではないか、というものです。
「山形の良さを言葉を持ってしてアピールしたのだ!」と言われればそうなりますが、少しは・・・お願いしますよ、そっちの方も合わせてくださいね。
さて、話は変わりますが、最近、ケーキのご注文を続けて頂く機会がありまして、その工程を写真に収めて「ケーキ作り」の話でも・・・とネタ不足解消の一環として考えてみた次第です。
当店のケーキは、苺(手に入らない場合は季節のフルーツ)とヴァニラ風味のムースリーヌをジェノワーズ(スポンジ)でサンドし、クレーム・シャンティイ(ホイップ・クリーム)でデコレートしたものであります。
シンプルながら、ジェノワーズは軽く考えるとすぐに失敗する仕事でありますし、ムースもアングレーズ(卵黄、グラニュー糖、牛乳を攪拌したもの)を82度まで加熱し、ゼラチンを加えて冷まし、クレーム・シャンティイイを混ぜる、という気を使う仕事がありますのでどの作業も気が抜けません。
今回は主に「ジェノワーズ」に焦点を当てて写真と共に説明しましょう。
まず、ミキサーのボウルに全卵、卵黄、三温糖を入れ湯銭に掛けて攪拌しながら50度まで温度をつけます。
それをミキサーに装着し、高速で回し空気を含ませてボリュームを出します。
ここで気をつけなければならないのは、気を使いすぎて回さないと仕上がりが固くなりますし、回しすぎてボリュームを出しすぎると気泡が入りすぎて仕上がりがパサついてしまします。焼きあがったジェノワーズの断面に大きな穴がある時は完全に回しすぎですな。
振るった薄力粉と溶かしバターを混ぜ、それをクッキングシートを貼り付けた型に流しますが、当店では短時間でふっくら焼ける、加工しやすい、という点から角の型にに流して焼き上げます。
上記のものを150℃オーブンで約30分(20分で反転、更に10分)焼きますとこのようになります。
型から外して大きな網の上で冷まし、上面の茶色くなった焼けた部分を薄く切り、裏も同様、焼けた部分を薄く削いでいきます。
それをセルクル(ステンレスの円柱の型)で抜き、ケーキに使用する生地の片面のみ、シロップを打ちます。
15センチのセルクルに下になる生地を敷き、先ほど説明しましたムースを流し、縦半分にカットした苺を並べて更にムースを流し、生地で蓋をしてラップで覆い冷蔵庫で冷やし固めます。
セルクルの周りを軽くバーナーで炙り、型を外すとこういう状態になります。
生クリームに粉糖を10%加え攪拌したクレーム・シャンティイを薄く、いや、薄すぎる事なく塗り、上に星型の絞り口で出したクレーム・シャンティイをデコレートします。
これにロウソクを付けると誕生日仕様になりますな。
こんな感じで作っておりますが、食べてみたい!とお考えの方がおりましたらとりあえず、お問い合わせください。
ムースを使わないでクレーム・シャンティイのみで作る、ショートケーキ的なものの方が比較的スムーズに作れるのかもしれませんが、間にヴァニラのムースがある事で卵のコクがあるケーキになる、と考えこのスタイルになりました。
今回は写真を多用してご説明しましたが、次からは文字だらけになる可能性が、いや、文字だらけです。
今回の写真の分、文章だったら大変な文字数ですよ。
たまには画像があると皆様のお気が楽になるかな、と考えたのですが・・・いかがでしょうか。
知らない方の為にご説明いたしますが、我らが誇る山形県知事は女性知事であります。(吉村美枝子知事であります)
その吉村知事は、周りに溶け込みやすい、と言いますか、違和感が無い、と言いますか、県民目線のポテンシャルをお持ちの方ですのでよく間違ってしまいます。
「つや姫」のポスターの時は「見覚えがあるのだが、何処の旅館の女将さんだろうか?」と考えましたら、知事でした。
またある時は、中央で山形県のPR活動をしている写真では周りの人と同化していて探すのが大変でした。
周りに合わせる役作りを徹底している、と言われれば大いに頷いてしまいますが、役作りしなければならない意図が判らない、というものでしょう。
そんな知事ですが、皇太子様をお迎えしご案内したのでしょうから大役を果たしたのでしょうが、ひとつ心配なのは、バリバリの山形弁で対応したのではないか、というものです。
「山形の良さを言葉を持ってしてアピールしたのだ!」と言われればそうなりますが、少しは・・・お願いしますよ、そっちの方も合わせてくださいね。
さて、話は変わりますが、最近、ケーキのご注文を続けて頂く機会がありまして、その工程を写真に収めて「ケーキ作り」の話でも・・・とネタ不足解消の一環として考えてみた次第です。
当店のケーキは、苺(手に入らない場合は季節のフルーツ)とヴァニラ風味のムースリーヌをジェノワーズ(スポンジ)でサンドし、クレーム・シャンティイ(ホイップ・クリーム)でデコレートしたものであります。
シンプルながら、ジェノワーズは軽く考えるとすぐに失敗する仕事でありますし、ムースもアングレーズ(卵黄、グラニュー糖、牛乳を攪拌したもの)を82度まで加熱し、ゼラチンを加えて冷まし、クレーム・シャンティイイを混ぜる、という気を使う仕事がありますのでどの作業も気が抜けません。
今回は主に「ジェノワーズ」に焦点を当てて写真と共に説明しましょう。
まず、ミキサーのボウルに全卵、卵黄、三温糖を入れ湯銭に掛けて攪拌しながら50度まで温度をつけます。
それをミキサーに装着し、高速で回し空気を含ませてボリュームを出します。
ここで気をつけなければならないのは、気を使いすぎて回さないと仕上がりが固くなりますし、回しすぎてボリュームを出しすぎると気泡が入りすぎて仕上がりがパサついてしまします。焼きあがったジェノワーズの断面に大きな穴がある時は完全に回しすぎですな。
振るった薄力粉と溶かしバターを混ぜ、それをクッキングシートを貼り付けた型に流しますが、当店では短時間でふっくら焼ける、加工しやすい、という点から角の型にに流して焼き上げます。
上記のものを150℃オーブンで約30分(20分で反転、更に10分)焼きますとこのようになります。
型から外して大きな網の上で冷まし、上面の茶色くなった焼けた部分を薄く切り、裏も同様、焼けた部分を薄く削いでいきます。
それをセルクル(ステンレスの円柱の型)で抜き、ケーキに使用する生地の片面のみ、シロップを打ちます。
15センチのセルクルに下になる生地を敷き、先ほど説明しましたムースを流し、縦半分にカットした苺を並べて更にムースを流し、生地で蓋をしてラップで覆い冷蔵庫で冷やし固めます。
セルクルの周りを軽くバーナーで炙り、型を外すとこういう状態になります。
生クリームに粉糖を10%加え攪拌したクレーム・シャンティイを薄く、いや、薄すぎる事なく塗り、上に星型の絞り口で出したクレーム・シャンティイをデコレートします。
これにロウソクを付けると誕生日仕様になりますな。
こんな感じで作っておりますが、食べてみたい!とお考えの方がおりましたらとりあえず、お問い合わせください。
ムースを使わないでクレーム・シャンティイのみで作る、ショートケーキ的なものの方が比較的スムーズに作れるのかもしれませんが、間にヴァニラのムースがある事で卵のコクがあるケーキになる、と考えこのスタイルになりました。
今回は写真を多用してご説明しましたが、次からは文字だらけになる可能性が、いや、文字だらけです。
今回の写真の分、文章だったら大変な文字数ですよ。
たまには画像があると皆様のお気が楽になるかな、と考えたのですが・・・いかがでしょうか。