ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

流行る言葉には意味がある、それを選ぶのにも意味がある

2013-11-21 20:52:21 | Weblog
 若干温かさを感じる昼の気温を完全否定するかのような夜中の体感温度は、寒く暗く、そして、寂しさを助長する静けさを纏っていますが、そんな時、こんな歌の歌詞を思い出すのです、「悲しみの裏側には何があるの?涙さえも凍てつく白い氷原。誰でも心に冬を隠してるというけど・・・」さらばシベリア鉄道・・・寒さが増してきますぜ、と思うような寒さの今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
 大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」は私が小学生の時に流行った曲でありますが、今でも「冬の歌」として親しまれているそうです、歌詞的には物悲しい言葉が散りばめられていますけどね。
 冬には「冬らしい」そんな曲が流行るのは当然でありますが、夏になると刷り込まれているからか、それとも気温上昇に伴うサブリミナル効果的なのか、必ず頭の中で「チューブ」の曲が鳴ってしまうのは何なんでしょうか?特にファンというわけでもないのですが・・・
 それはともかく、その年に、その季節に、流行るもの、というのがあるわけですが、今日、新聞を読んでいて「何ィ?!」と目が釘付けになってしまった流行に関する広告がありました。
 「なるほど・・・」と思うものも勿論ありましたが、「これはネタでしょ!」と思えるものが多く、今日のブログネタにするしかない、と決めてしまったのです、いや、それしかありませんでしたよ、「ユーキャン新語・流行語大賞 候補語50決定!」よ!
 「候補語」とありますから、「これはちょっと無理があるのではないか・・・」や「これは新語とか流行語とかのジャンルではないのでは・・・」と思ってしまうような言葉もあるのは仕方ないんですかね。
 お約束の「じぇじぇじぇ」「倍返し」「今でしょ」は想定内ですが、「PM2,5」って流行語なんでしょうか?「午後2時5分」だと勘違いした、という方もいらっしゃるようですから大気汚染の問題は難しいようであります。
 全て見てみると「あぁ、これは流行語だろうな・・・」と思えるような(「じぇじぇじぇ」「今でしょ」のようなもの)言葉もあれば、「新語」「流行語」というよりは「世相を反映したと言葉」が似合う言葉もありました。
 「アベノミクス」「集団的自衛権」「特定秘密」「汚染水」「コントロールされている」などは政治、経済、そして、日本が抱える大きな問題を示した言葉でありますが、「ナチスの手口に学んだら」はどうなんでしょう?その話を覚えている人がどれくらいいるか、という問題もありますが、あの時の麻生さん(敢えて「さん」づけさせていただきます)の話、全文を読むと解釈が違うのですがね。
 「限定正社員」「ブラック企業」「追い出し部屋」「SNEP(スネップ)」は現代労働社会の闇の部分を表した言葉と言えますが、何と言いますか、不安にさせますな、この言葉だけで。
 いや、暗い話題だけではありません、明るくさせる言葉もありました。これもお約束と言えばお約束でしょう、「スポーツの底力」「お・も・て・な・し」、東京オリンピックに決定した瞬間を思い出させますな。
 しかし、これはどうなのか?と思わずにはいられない最大の疑問「流行語」がありました。「ビッグダディ」、これはいいでしょう、100歩譲ってこれはいいとしますが、「ハダカの美奈子」はどうなんでしょう。
 深夜のテレビ番組以外ほとんど見る事が無い私ですからほとんどそれについて知りませんが、名前くらいは聞いた事があります。「ビッグダディ」の元嫁さんですよね、「美奈子さん」。
 本も出したんですよね、「ハダカの美奈子」。判るんですよ、いや、内容は全く知りませんがね。ですから候補に挙がるというのも判らなくはないんですが、普通に「美奈子」じゃダメだったんですかね。
 そこに「ハダカの」と付いてしまうと、何か方向性が変わってくる、と言いますか、まぁ、極論で言えば「壇蜜」でもいいような、「ハダカの壇蜜」でもいいような気がしてしまうんです。
 ついでに書かせていただきますが、「壇蜜」・・・発音的にどう区切ったらいいのでしょうか?

 「だん・みつ」か、それとも区切らずに「だんみつ」なのか・・・

 「だん・みつ」で区切ってしまうと「壇ふみ」や「団しんや」「モロボシ・ダン」を連想してしまいますし、「だんみつ」と繋げてしまうと「談合」や「せんだみつお」を連想してしまい、セクシーさが排除されてしまいます。いや、聞いただけなら落語家「立川流」の門下生にも思えるでしょう。
 しかも、「だんみつ」って何なんですかね?漢字で書くとそれなりですが、ひらがなで繋げて読んでしまうと何だかトンデモナイ物や行為に聞こえてしまいます。
 普通の会話の中に「だんみつ」を入れるだけで物凄い意味を持つような、そんな文章になるでしょう。
 例えば新聞で

「衆院選 最高裁「違憲状態」」

 という見出しがあるとします。(実際、今日の新聞見出しです)そこに「だんみつ」を入れてみましょう。

「衆院選 最高裁「だんみつ状態」」

 どうですか・・・恐ろしい状態に陥っている事がお分かりになられると思います。
 例えば本のタイトル

「賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ」

 これにも「だんみつ」を入れてみましょう。

「賢者は幸福ではなくだんみつを選ぶ」

 賢者よ・・・「だんみつ」を選んでしまうのか・・・これはこれで意味を成すのか・・・

 という事で、私の流行語大賞は、「だんみつ」です!

 「壇蜜」さん本人ではなく、「だんみつ」という言葉でお願いします。


















 
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たまにお知らせ的な内容になってもいいのではないだろうか

2013-11-20 20:27:55 | Weblog
 天気は良いのに肌寒く鼻から吸う空気がツンとしてしまう、このような朝を感じてしまうと本格的に冬がやって来た、という証なのですが、それと比例するかのように厨房も寒さが増してしまい辛いですなぁ、と呟いてしまう今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
 厨房がステンレス的なものに囲まれているからでしょうか?見事なまでに寒く感じてしまうんですな、厨房内って。
 毎年書いている事なのですが、こんな寒さの中でも仕事の機動性を重視して私はTシャツ、エプロンで仕込みをしていますので厨房に顔を出す業者さんは一様に驚きを隠せないでいるようです。
 「さ、寒くないんですか・・・?」挨拶もそこそこにそんな言葉を投げ掛けられると、毎回、「仕事がしやすいんですよ、この格好の方が・・・」と説明するのですが業者さんはどこか納得していないようです、いいの!仕込みで動き回るんだったらTシャツの方が良いんだから。
 しかし、確かに寒い。いや、寒いのは最初だけで動いていればそれほど感じなくなりますからさほど問題はないのですが、魚を扱う水仕事の時、一気に寒さが身に沁みてしまう感がありますな、それが冬なのか・・・そして、そんな「冬」いや、「年末」と言えば、クリスマスを飛び越して「お節」になるわけですが、今年も当店は「お節」を販売いたします。
 「マチルダベイ 特製お節」。昨年までは3段重でのご提供でしたが、今年から「1段のみ」でのご提供、とさせていただきます。
 「作る体力が無くなったのか?」そのようにツッコまれてしまうと完全否定するのに口ごもりそうですが、ただ単に「3段重では量的に多いのではないか?」と考えたからであります。
 いろんな付き合いで当店以外のお節も注文しなければならない方もいらっしゃるでしょう、和物のお節も食べたい方もいらっしゃるでしょう、そのような事を勝手に考慮しまして、今までの3段分の想いを1段に集約させていただき、そして、お値段もお手頃にしまして、ご提供したい、と考えた次第であります。
 「お節のリニューアル」を「リニューアルいたしましたホームページ」の「最新情報」という欄にも記載しますので、気になられた方はチェックしていただけますと幸いであります。
 「1段だけにして手抜きしないだろうな。」いやいや、1段だけだから充実したワインのつまみを詰め込めるのではないですか。よく大型エビを茹でて殻つきのまま詰め込み見た目と場所占有率を高めようとするお節がありますが、エビの殻と充実度の問題はどうなるのでしょうか?
 当お節はそのような事が無いよう、「丁寧な仕事」「手を掛けたつまみ」「料理種類の充実」を念頭に置き、作り込んでいきたいと思います。
 
「コラ!お節に大型エビを詰め込む予定の店に失礼だろう!謝れ!」

 そのように言われてしまうと「フラッシュにご注意ください」というテロップでも出してもらって深々と頭を下げたくなるものですが、大型エビを半割りしているのならばまだ納得できるでしょう。しかし、大型エビ、しかも、オマールの爪付きで割らずにそのまま、というのであれば食べづらい事この上ありません。新年からエビの殻割り、というのどうでなんでしょうか。

「昨年までの自分の殻を割って欲しいという願いが込めてあるんです・・・」

 そ、それは強引ではないですか?それだったら殻付きの卵でもいいわけで、大型エビに執着する事もないのではないでしょうか。

 まぁ、それはいいとして(だったら書くなよ)、お節のご予約を承りますのでよろしくお願いいたします。

 マチルダベイ 特製お節  1段 ¥8400

 になります。
















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オーナーシェフの仕事は料理と計算だけではない。それ以外の事も待っている

2013-11-15 23:06:46 | Weblog
 先々月、メインで使用しているガス台「ヒートトップレンジ(分厚い鉄板の下にガス火が設置してあり、鉄板を過熱して間接的に火を入れるガスレンジ)」の火の付きが悪くなったのでドライバーを使い前面のカバーを開け、着火器具や種火検地器具を点検したところ、特に壊れている箇所はなかったのですがアース線のはめ込み部分をちょっといじってみたら見事に直る、という事がありました。
 「なぜ、関係のないアース線の接続口をしっかりはめるだけで直ってしまうのか・・・?」という最大の疑問はありましたが、しばらくヒートトップレンジを使用して調子が悪くなると「微妙に緩くなっているアース線をはめて」をするとすぐに直ってしまうのにちょっと驚きながら、同時に「オレ、こいつ(ヒートトップレンジ)の気持ちが判るのかも・・・」と内心微笑みながらだましだまし使っていたのですが、先日、ついにうんともすんとも言わなくなってしまったのです。
 どこが故障したのかは判っているのです。「サーモカップル」と言われる「種火検地器具」、専門用語でいうところの「熱電対」の焼損が原因であります。
 「サーモカップル(熱電対)」はメインのガス火を着火する種火が正しく発火しているか検知し、種火が消えるとガスのバルブが閉まる、という安全装置の一種です。
 常に種火が当たっている状態の「サーモカップル」は耐性時間が決められいるはずですからそれを超えれば当然焼損するので、消耗部品と考えなくてはならないのです。
 しかし、それが判っていても自分で交換できませんから業者さんにお願いして、先日、交換してもらいました。これでストレスのない着火が実現できるというものでしょう。
 
「なんだ、今日は厨房器具の話か?」

 そのように思われた方が多数いらっしゃるのではないか、と推測されますが、いや、それは違います。なぜなら今から何を書こうか悩んでいるからです。(開き直りか!)
 今、キーボードを打ちながら「この書き出しからどうしたらいいのか?」と考えながら、そして、考えながら気分転換に洗い物もしながら、ちょっとだけ鍋も片づけてみながら、マネージャーと予約の確認もしながら、確認した後でくだらない話もしながら、そんな事をしながら書いてるんですよ、このブログ!(だからなんだよ)
 私は当店のシェフでありますが同時にオーナーでもあるわけですから色んな事をこなさなくてはなりません。
 厨房機器は昔から使っているためその機能や理屈が判るのでまだいいです、水道の蛇口から水が漏れれば水回りの修理の本を買って勉強してからホームセンターへ道具を買いに行きすぐに自分で修理し、下水の匂いが少しでもすればグリストラップ掃除用のスコップを買って来て汚泥汲みをし、シンクの下から水が漏れればパテを買って来て漏れ箇所をパテ埋めに、マネージャーから水が詰まると言われれば排水管掃除道具を買って来て掃除をし、というように料理以外のやるべきことが色々あるわけです、もう宮沢賢治の世界ですよ。(大げさ)
 勿論、ドゥイットユアセルフの範疇を超える事例に関しては業者さんにお願いしますが、何と言いますか、やってみると結構面白いんですね、色んな事。(楽しんでるのか・・・)
 パターンとしては「問題が起きる→それに関する本を購入→とりあえずそれに関するところを流し読み→すぐに修理に必要な道具を購入→修理にチャレンジ→うまくいかない→再度本を読む→修理にチャレンジ→イマイチ→再度本を読む→修理にチャレンジ→何となく判る→修理完了→他にも壊れたところないか、と調子に乗って探してみる」となります。
 いつもなのですが、必ず1回でスカッと直らない、お約束的なところが素人修理というものでしょう。

 それでもね、やっているうちに楽しくなるんですよ、特にその仕組みが理解しかけてくると。

 う~ん、あとはパソコン操作ですかね、理解しなければならないのは。

 何年もブログをしているのにまだ理解してない、という・・・

 頑張ります。










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値段高騰には訳がある。それを調べると意外と面白い

2013-11-14 23:11:41 | Weblog
 雨がみぞれに変わり、いつしか雪となって道をうっすらと白くしてしまった先日、もう本格的に年末に入ってしまうのか、と感慨深くなってしまった方も多いと思われますが、今年もカメムシ大量発生の情報が流れておりましたから大雪は覚悟しなければなりませんな、と心に刻んだ今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
 昨日、店のファンヒーターを稼働させるべく、その燃料となります灯油をいつもの石油店に注文しましたところ、今年は18リットルで「1,850円」からのスタートとなっておりました。
 「いや~、今年は高くてねぇ・・・」と石油店のおっちゃんは笑いながら言っておりましたが、笑い事ではありません、全然笑い事ではありませんよ、おっちゃんよ!
 現時点で「1,850円」という事は、12月には「2,000円」を超える事は容易に想像できます。昨年は確か「1,350円」からのスタートだったように記憶しておりますから、500円アップでのスタートは「これからどこまで上がるの?」という不安材料にしかなりません。
 「灯油が高い」という事は「ガソリンも高い」という事でしょうから、車で仕事をされている方も大変でしょう、お察しします。そして、ビニールハウスで野菜を作られている農家さんも大変でしょう、お察しします・・・こんな風にみんなが困るんですよ、中東情勢よ!そして、ソマリアの海賊よ!もうちょっとみんなの事を考えてね。
 石油も高くなっているのですが、それに歩調を合わせる様にジワリジワリと価格が上がっているのが「海老」であります。
 今話題の「バナメイエビ」や「ブラックタイガー」は、東南アジアの養殖場で病気が蔓延し、生産量がが減ったため(早い話が結構な量が死滅したんです)、と大陸系「かの国」の富裕層に海老好きが増えたため価格が高騰している(業者談)、と聞きました・・・かの国よ・・・富裕層ではない層の人たちはブチ切れていますよ・・・
 まぁ、それは普通に需要と供給のバランスが崩れてしまった結果なのですが、今、密かに高騰しているのは「車海老」「と「伊勢海老」であります。
 なぜ、今、価格が上がっているのが、指定で「車海老」なのか、他の大きいエビではなく「伊勢海老」なのか、言わずとも、いや、書かずともお分かりになられるかと思いますが、そういう事です。(遠回し的な・・・)
 最近、騒がれております「食品誤表示問題(誤表示って都合のいい言葉ですな)」に端を発した事でありますが、「本物に切り替えなければ・・・」との焦りが感じ取れます。
 一応、「車海老」も「ブラックタイガー」も同じ「クルマエビ科」なのですがねぇ、と書いてしまうと「同じ飲食業だから擁護するのか!」とお叱りの声を頂きそうですが、いや、まぁ、今回はそういうネタではなく、改めて「食材図典」で「海老」などを調べてみると結構、面白いものですよ、という話であります。それで知識を付けて食事に行くのも楽しいのではないでしょうか。
 先ほども書きました「クルマエビ科」は結構、種類がありまして「車海老」「「ブラックタイガー」「バナナエビ」「インドエビ」「エンデバー(オーストラリアエビ)」「クマエビ」「ヨシエビ」「ナイジェリアピンク」「ピンクスポッテッド」そして、「芝エビ」「大正エビ」とあります。(小学館「食材図典」より)
 この中に最近知られる事となった「バナメイエビ」が入っていないのは図典発行時にはそれほど流通していなかったからだと推測されます、それくらい新しいエビなんですよ、「バナメイエビ」って。
 養殖場の問題からか養殖されている所が東南アジアに集中しておりますが、「クルマエビ科」なんですな。
 「ピンクスポッテッド」や「エンデバー」など聞いた事も食べた事ないような名前があるのはご愛嬌ですが、話題の「芝エビ」の名前の由来が「東京都港区の芝周辺で昔よく獲れたことから芝エビの名が付いた」(小学館 食材図典より)というの初耳でした、調べてみるもんですな。
 「大正エビ」も「日本最大のエビ取扱業者・林兼商店と、共同漁業(後の日本水産)の子会社・日鮮組による共同事業の「大正組」にちなんだものである」(小学館 食材図典より)という名前の由来に至っては、海老に歴史あり、と言いたくなりますな。
 「伊勢海老」も調べてみると面白いものです。まず「イセエビ科」は「伊勢海老」「ミナミイセエビ」「アメリカイセエビ」「ヨーロッパイセエビ」となりますが、「イセエビ」と聞くとどう考えても「伊勢」つまり「三重県」に面している海で取れた海老、というイメージを持ってしまいますが「アメリカイセエビ」や「ヨーロッパイセエビ」ってどういう事なんでしょうか?感じとしては「アメリカエゾ鹿」「ヨーロッパエゾ鹿」みたいな感じです。
 因みに、「ロブスター」は「オマールエビ」で英語で「lobster(ロブスター)」仏語で「homard(オマール)」と呼び、こちらは「アカザエビ科」でありますが、「ロブスター」よりも「オマール」と表記した方が高級感があるように感じられます。
 今回の問題はその辺の事だと思うのですが、食事の楽しみのひとつとしてメニューを見ながら、料理名を読みながら、オーダーする、というのがあると思われます。
 そこに正直すぎる料理名、例えば「ピンクスポッテッドと冷凍グリーンピースの軽い煮込み」みたいものを載せても雰囲気をぶち壊してしまうのかな、という事はありますな。
 
 まぁ、その場合は「海老とグリーンピースの軽い煮込み」にすればいいだけの話なんですけど。

 食べるのは料理だけではなく料理名も食べる、というのを念頭に「判りやすく」そして「間違いのない」メニュー作りをしなければならない、という事なんでしょうね。

「そんな事を書くお前のところは大丈夫か?」

 そのように思われた方がいらっしゃいましたらご来店いただきご確認ください。

 ん~、「ご確認ください商法」良いかも。



















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細かく分析する事で見えてくる事がある。それは料理も同じである

2013-11-08 23:52:47 | Weblog
 11月に入ったな、と思っていたら既に3分の1が消化しようとしている現実をあなたはどう思いますか、と道行く人に尋ねてみたくなる今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
 10月最後の日を境にブログを更新できずにいたら11月はもう1週間以上経っておりました。年末に近づくと日常的時間軸の回転が速く感じるようになるためか、気が付くと寒くなり、気が付くと雪が降り、と知らない間に時が過ぎて行く感覚に陥りがちです。
 朝起きて買い出しに行っても「あぁ、もうこんな時間か・・・」、営業が始まって気が付くと「あぁ、もうこんな時間か・・・」帰宅してテレビを観ると「あぁ、もうこんな時間か・・・」、その後、本を読んでも「あぁ、もうこんな時間か・・・」、若い頃は「まだこんな時間か・・・」と時間を追いかけていたはずなのに、今は時間に追いかけられている・・・誰か、逆回転できるものはいないんですかねぇ。
 そんな、時間に追いかけられている私ですが、最近、帰宅してから観てしまうテレビドラマがあります。
 「判った!あまちゃんでしょ!」Sorry・・・ほとんど観た事がありません・・・DVDボックスが出たら買って観ようかな、と思っていて、その旨、マネージャーにも伝えたのですが、有難い事に「あまちゃん」を激観しているマネージャーから毎日、事細かくあらすじを教えていただきました・・・しかも、最終回まで・・・お願いしますよ。
 「じゃあ、半沢直樹!」誰ですか?その御仁は。テレビCMは見た事がありますが、誰が誰に対して「倍返し」なのか、全く分かりません、サブタイトルもないんですか。
 「それじゃあ、安堂ロイド!」それもテレビCMは見た事がありますが、ミセスロイドなら知っていてもそれは全く分かりません・・・話題に付いて行けませんよ、特にテレビ関係は。
 「だったら何なんだよ!」まぁまぁ、そう熱くならずに。どんなきっかけでそれを知ったのかは失念しましたが、全22話で1話1時間、という長いアメリカテレビドラマであります。
 結構、昔のドラマだそうですが1話完結なので1日の終わりに見るには悪くありません。そんな理由でよく見ていますよ、「クリミナル・マインド(本当は、クリミナル・マインズ、だと思うのですが)」。(誰も知らなそう・・・)
 「FBI行動分析課」に属するFBI特別捜査官たちの話で、未解決事件の犯罪者たちをプロファイリングし、事件解決に臨むストーリーであります。
 海外ドラマ特有の「シーズン」などが付いておりますが、今観ているのは「シーズン1」。シーズンいくつまであるのか調べたところ、「シーズン9」くらいまである事が判明、そんなに観れるか!
 失礼しました。なぜ、このドラマにハマっているか、と言いますと、その昔(20代の頃)、ロバート・K・レスラー氏の著書「FBI心理分析官」「FBI心理分析官2」「快楽殺人の心理」を読んでいたからであります
 ドラマの中で使われる専門用語「秩序型」「無秩序型」の犯罪者の話になると、「知ってますよ、それ。師匠のレスラー先生から教えてもらいましたぜ、著書の中で、ですがな。」と心の中で思ってしまいます、勝手に師匠扱いしてすみません、レスラー先生。
 犯人が残した細かい手がかりやその殺害方法などから犯人像を割り出し、そして、人物を特定して逮捕、解決に持ち込むストーリーは、難解なパズルを組み立てるのに似ていると思うのですが、すぐにハッキングしてしまうネット系テクニカル分析官、セクシーすぎる女性捜査官、過去の事件でPTSDに陥っていたベテランプロファイラー、など疑問な登場人物も見逃せません。
 レスラー師匠(勝手に師匠にしている)は最初の著書で「暗闇の井戸を覗きこむ時、その暗闇もこちらを覗いている事を忘れてはならない」のような「人の心を覗くと人からも覗かれてしまう」事を説いておりましたから、「クリミナル・マインド」もシーズンが進むにつれて捜査官たちの心理に支障が出ない事をお祈りいたしますが、よく考えるとドラマなんですね。
 「お前はそんな本やドラマを観て何がしたいんだ?」そのように思われる方もいるのではないか、と思われますが、まぁ、人の心理を理解して、仕事に役立てたいな、と言いますか、食材の心理も理解したいな、と言いますか・・・ねぇ。
 
役に立つか!しかも、食材に心理なんてないし!

 いやいや、食材の事を深く理解するためには「どう調理して欲しいのか」という仮説を立てる事が良いのではないか、と。

食材が「どう調理して欲しいか」なんて思うわけないだろ!

 いや、そう決めつけてはいけません。野菜には繊維が、魚には細かい骨が、肉には筋が、入り組んでいるわけですよ。
 それを細かく分析して、どうすればストレスなく調理できるか、というのを考えてみるのも調理分析官(勝手に命名)の役割ですよ。

 という事にしておいてください。















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