夏の前哨戦ともいえる「梅雨」が来たりて雨という名の笛を吹きまくっている今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
昨夜は各地でサッカーワールドカップ日本代表の活躍を見守っていたのではないか、と推測されます。最後の最後に残念な結果となってしまいましたが大健闘だったのではないでしょうか。
対戦国であるパラグアイは、対戦相手が日本に決まった時、「楽勝だ!」と大喜びしておりましたが、かなり手こずっていた、いや、もしかすると負けていた可能性もあったわけですから冷や汗ものだったでしょう、ナメてもらったら困りますぜ、パラグアイさんよ。
この勢いを糧にJリーグでの「モンテディオ山形」の活躍を期待したいと思います。
さて、話は変わりますが、当店には仕事が終わった同業の方が来店しカウンターを埋める事がありますが、その際、メニューにないものを注文される事が多々あります。
その中でオーダー頻度が高いのが「チーズのリゾット」であります。
夜の賄い(通称よるまか)を兼ねていてツマミにもなるからか、必ず注文する輩もいるほどですが、もう一度言わせて頂ければそのメニューは当店にはありませんしメニューにもリストオンしておりません。
それを座ると同時くらいにオーダーしますからもう彼の中でメニュー化しているのでしょう、困ったもんですぜ。
先日などはウォータービジネス的なの女の子を連れてきてソレを食べさせておりましたが、その女の子が「作り方を教えて欲しい。」と素になって聞いてきました。
「自分が作って親に食べさせてあげたい。」と感動的とも取れる理由を付け加えておりましたが、真偽の程は定かではありません。
ざっくりと作り方を教えましたが「詳しくはブログで。」と言った手前、ブログに載せなければならないと思い、今、書いております。
実際のところは「細かいところまで教えるのが面倒くさいからブログを見てね。」ということだったのですが、これを本当に見ていたらブチ切れるのでしょうか?期待したいと思います。
当店では「フォワグラのソテー トリュフのリゾット添え」というメニューがありますから事前にリゾットの仕込みをしているためそれを転用して「チーズのリゾット」を作るわけです。そのリゾットの仕込みから説明していきましょう。
まず、リゾットというのは生米を炒めてブイヨンを足しながら煮上げていく料理なのですが、これをオーダーが入ってからしたら確実に20分以上掛かります。
「フォワグラのソテー トリュフのリゾット添え」を作る場合、リゾットの仕上げ、ソースの仕上げ、フォワグラをソテーする、という工程を同時進行でしなければなりませんから、生米から煮上げるということはほぼ不可能、という事になります。
ですから生米をバターソテーしてブイヨンを入れ70%炊き上げておく必要があるのです。しかも最終的にはアルデンテに煮上げなければなりませんからそれも考慮して前仕込みをしなければなりません。
普通のバターライスを炊く場合は米に対して100%の吸水が必要、つまり、米100グラムに対して100ccのブイヨンが必要ですが、リゾット用の仕込みでは70%、米100グラムに対して70ccのブイヨンを使用するわけです。
パーセンテージで考える一番の利点は米の量が変わってもそれに対応して計算できるからで、仮に、米が346グラムしかなくても「346×70%」で計算すればブイヨンの量が算出できます。因みに「242,2cc」ですね。今回は500グラムの米の量で計算していきましょう。
鍋にバターを入れ火を点けます。鍋を熱くしてからバターを入れるとバターが焦げるからです。
バターが溶けてきたら洗わない生米500グラムを入れソテーします。米は透明になるまでしっかりと火を入れる事が肝要です。
そこに沸騰させたブイヨン350ccを入れ更に沸騰させます。沸騰を確認したら火を止め、蓋をして180℃のオーブンへ12分入れ、オーブンから出して蓋をしたまま12分放置し蒸らしたらすぐにバットに移して冷まします。この作業が遅れてしまうと米に余分に火が入り柔らかくなってしまいますので迅速な作業をしましょう。
別の鍋にブイヨンを入れ沸騰させ仕込んだ米を入れます。ブイヨンの量は仕込んだ米がかぶる位の量ですが、少なければ足し、多ければすくって排除してください。
少し煮詰めたら生クリームを入れ更に煮詰め(煮詰めすぎてはいけない)、パウダー状にしたパルミジャーノレッジャーノを「これでもか!」というほど入れます、躊躇してはいけません、「これでもか!」です。
鍋を火からおろして更にパルミジャーノレッジャーノを「これでもか?」(ちょっと躊躇してください)というくらい入れます。火からおろして更にチーズを入れるのは、火にかけた状態でリゾットにチーズ溶かし入れ、最後で香り付けに入れる目的があります。
これが作り方ですが、ウォータービジネス系お嬢様、ご理解いただけましたでしょうか?
一応、紙に書いてお渡ししたのですが判りづらかったかな、と反省しているところです。字も汚いですしね。
今度からブログで説明いたしますので他の料理のご質問もお待ちいたしております。
昨夜は各地でサッカーワールドカップ日本代表の活躍を見守っていたのではないか、と推測されます。最後の最後に残念な結果となってしまいましたが大健闘だったのではないでしょうか。
対戦国であるパラグアイは、対戦相手が日本に決まった時、「楽勝だ!」と大喜びしておりましたが、かなり手こずっていた、いや、もしかすると負けていた可能性もあったわけですから冷や汗ものだったでしょう、ナメてもらったら困りますぜ、パラグアイさんよ。
この勢いを糧にJリーグでの「モンテディオ山形」の活躍を期待したいと思います。
さて、話は変わりますが、当店には仕事が終わった同業の方が来店しカウンターを埋める事がありますが、その際、メニューにないものを注文される事が多々あります。
その中でオーダー頻度が高いのが「チーズのリゾット」であります。
夜の賄い(通称よるまか)を兼ねていてツマミにもなるからか、必ず注文する輩もいるほどですが、もう一度言わせて頂ければそのメニューは当店にはありませんしメニューにもリストオンしておりません。
それを座ると同時くらいにオーダーしますからもう彼の中でメニュー化しているのでしょう、困ったもんですぜ。
先日などはウォータービジネス的なの女の子を連れてきてソレを食べさせておりましたが、その女の子が「作り方を教えて欲しい。」と素になって聞いてきました。
「自分が作って親に食べさせてあげたい。」と感動的とも取れる理由を付け加えておりましたが、真偽の程は定かではありません。
ざっくりと作り方を教えましたが「詳しくはブログで。」と言った手前、ブログに載せなければならないと思い、今、書いております。
実際のところは「細かいところまで教えるのが面倒くさいからブログを見てね。」ということだったのですが、これを本当に見ていたらブチ切れるのでしょうか?期待したいと思います。
当店では「フォワグラのソテー トリュフのリゾット添え」というメニューがありますから事前にリゾットの仕込みをしているためそれを転用して「チーズのリゾット」を作るわけです。そのリゾットの仕込みから説明していきましょう。
まず、リゾットというのは生米を炒めてブイヨンを足しながら煮上げていく料理なのですが、これをオーダーが入ってからしたら確実に20分以上掛かります。
「フォワグラのソテー トリュフのリゾット添え」を作る場合、リゾットの仕上げ、ソースの仕上げ、フォワグラをソテーする、という工程を同時進行でしなければなりませんから、生米から煮上げるということはほぼ不可能、という事になります。
ですから生米をバターソテーしてブイヨンを入れ70%炊き上げておく必要があるのです。しかも最終的にはアルデンテに煮上げなければなりませんからそれも考慮して前仕込みをしなければなりません。
普通のバターライスを炊く場合は米に対して100%の吸水が必要、つまり、米100グラムに対して100ccのブイヨンが必要ですが、リゾット用の仕込みでは70%、米100グラムに対して70ccのブイヨンを使用するわけです。
パーセンテージで考える一番の利点は米の量が変わってもそれに対応して計算できるからで、仮に、米が346グラムしかなくても「346×70%」で計算すればブイヨンの量が算出できます。因みに「242,2cc」ですね。今回は500グラムの米の量で計算していきましょう。
鍋にバターを入れ火を点けます。鍋を熱くしてからバターを入れるとバターが焦げるからです。
バターが溶けてきたら洗わない生米500グラムを入れソテーします。米は透明になるまでしっかりと火を入れる事が肝要です。
そこに沸騰させたブイヨン350ccを入れ更に沸騰させます。沸騰を確認したら火を止め、蓋をして180℃のオーブンへ12分入れ、オーブンから出して蓋をしたまま12分放置し蒸らしたらすぐにバットに移して冷まします。この作業が遅れてしまうと米に余分に火が入り柔らかくなってしまいますので迅速な作業をしましょう。
別の鍋にブイヨンを入れ沸騰させ仕込んだ米を入れます。ブイヨンの量は仕込んだ米がかぶる位の量ですが、少なければ足し、多ければすくって排除してください。
少し煮詰めたら生クリームを入れ更に煮詰め(煮詰めすぎてはいけない)、パウダー状にしたパルミジャーノレッジャーノを「これでもか!」というほど入れます、躊躇してはいけません、「これでもか!」です。
鍋を火からおろして更にパルミジャーノレッジャーノを「これでもか?」(ちょっと躊躇してください)というくらい入れます。火からおろして更にチーズを入れるのは、火にかけた状態でリゾットにチーズ溶かし入れ、最後で香り付けに入れる目的があります。
これが作り方ですが、ウォータービジネス系お嬢様、ご理解いただけましたでしょうか?
一応、紙に書いてお渡ししたのですが判りづらかったかな、と反省しているところです。字も汚いですしね。
今度からブログで説明いたしますので他の料理のご質問もお待ちいたしております。