
二つの映画は、それぞれ独立した映画です。
ドキュメント映画と言いますが普通のそれではありません。
1970年、南米チリで世界で初めて自由選挙による画期的な社会主義政権が誕生しました。
当時、ベトナム反戦運動と異議申しての世界的うねりが地球を覆い、チリはベトナムと並んで人々の希望でした。
アメリカ(ニクソン)CIAは1973年、ピノチェト将軍らを使って軍事クーデターを起こし、その政権を転覆しました。
アジェンデさんは、銃撃戦の中、亡くなり、軍事政権の独裁政治が始まり、多くの人々が逮捕、監禁、拷問、殺害されました。
包囲された大統領官邸からラジオ放送を通して最後の演説をするアジェンデさん

それらの遺体は、砂漠に放置され、あるいはおもりをつけて海に投げ捨てられました。
砂漠の中を、遺体を探し続ける人々がいます。【光のノスタルジア】
数十年後、海底から鉄道のレールが発見されました。
それは軍事政権が遺体を海底に沈めるためにつけたおもりでした。
そこには真珠貝のボタンが付いていました。
それは奇しくもスペイン人によって虐殺された先住民の人々のものでした。【真珠のボタン】
この映画の取った手法は情緒的というか、奇を衒っている・一人よがりの感じも私はしましたが、
砂漠で遺骨を探し続ける人々、先住民族の歴史、アメリカCIAとピノチェト政権の弾圧の実態だけを描くドキュメント
だけだと人々は映画を見ないかも知れません。チリの天体望遠鏡の映し出す星空の世界とスペイン人によって
大虐殺され海に沈む先住民の人々とピノチェトによって殺された人々とを結びつけて描くことで映画となり、
人々に、先進諸国の非道さとアジェンデさんとチリの革命を人々に知らせることが出来ました。
アメリカもスペインもチリの人々に今なお謝罪すらしていません。
私は、忘れかけていたチリ・アジェンデさんのことを熱く思い出していました。 【2.29、3.7鑑賞】