麻生太郎前首相が11日、派閥総会で、「鳩山政権はぶれる。私のときはえらい騒ぎになったのに・・」と嘆いた(?)とか・・。
いや、確かにぼやくのも無理がない。麻生氏のブレもひどかったが、鳩山氏のブレはとどまるところを知らない。
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ま~、麻生氏はその例として、「普天間基地移設と子供手当て」をあげたが、他にも、高校無償化やガソリン税暫定税率等々もある。
いや、最近も、共産党の志位委員長と経済政策で意見交換した際に、彼が「大企業の内部留保が経済成長を阻害している」といったのに呼応して、「内部留保に適正な課税を行うことも検討してみたい」と発言。
そして、一月もせぬ間に、真逆の政策、「法人税は減税の方向で」とシャーシャーと。それも、もっともらしく、「国際的に見て日本の法人税が高いのは事実だと思う。税率を世界の流れにふさわしいものにしていく」とまでのたまった。
ま、ブレもいいとこ。課税を強化するといった矢先に、180度異なる減税論を平気で言うのではもはや正気の沙汰でない・・。
などと、かくゆうマッシーパパも、政権交代直後のエントリー、「鳩山由紀夫VS麻生太郎、どちらが首相の器としてふさわしいかを徹底分析!(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/c95b79f022a8e8a0fa9ea8a913eacd56)」に、
「この勝負、鳩山氏が圧勝。やっぱ、衆院選も自民惨敗、民主が圧勝するはずだわ・・」と、えこひいきでなく、正味の比較をさせてもらったことがある。
言い訳するつもりはないが、鳩山政権のその後の変わりようは予測しがたいほどの異常ぶり。そのことは驚きの目で、連日エントリーに取上げているので、その間(かん)の事情は納得いただけると思う。
ではなぜ、かくも彼が豹変したのであろうか。
それは、彼の性格にあるのでは・・。。
そもそも、鳩山御仁はじいさんの友愛をモットーにするぐらいだから、誰とでも等距離をおいて付き合う。
換言すれば、「八方美人」だということ。ご本尊はそれなりに、理想とするところを持っているのだが、あえて、それを結論にせず、あれやこれや、議論することによって、収斂していくものだと信じているのである。
ただ、残念ながら、彼の周りにしっかりしたブレーンがいないので、選挙第一の小沢オーナーがことあるごとに、(彼の政策に)修正をもとめてくる。
「子供手当て」も「高校無償化」もしかり。今度の大企業減税論も全て、参院選で雲行きが怪しくなったことから、急遽路線変更したのに間違いない。
一方、麻生政権がぶれたのは、周知のように、彼が「人の意見に左右されやすい」性格だっただけで、一度、良い意見と思ったことも、別の人の意見を聞くと「その方がいいっか」となるだけ。
言わば、ぶれても自分の意見。方や鳩山氏の方はというと、党内選挙で戦ってこなかった分、小沢氏のあくまでも雇われマダム。
オーナーの意見は国民の要望よりも優先する。つまり、自説を引っ込めざるを得ないのだ・・。
処で、今一つ、合点がいかないのは、麻生氏がぼやくように、同じブレでも鳩山首相の場合は何ゆえ、国民の反応が鈍いかである。
ハイ、そのことを明快に説明してくれるブログを見つけました。政権ウオッチの第一人者、田中秀征氏の『鳩山首相は度を越えた「偽善者」か?“上から目線”の政治が不信感を強める』であるが、
氏は、「麻生も鳩山もともに、最高権力者の傍らで子供時代を過ごしている。しかも、経済的にも何不自由ない環境だ。だからか、2人の政治観は基本的に同じだ」と語り、
さらに、「政治を弱い人、恵まれない人に対する施しと思っている。だからこそ、”国民の目線” とか”国民の気持”という言葉が頻繁に発せられるゆえんだろう」いうのだ。
そして、「2人の決定的な違いは、麻生前首相が「悪人ぶる」のに対し、鳩山首相が「善人ぶる」という点だ」と見抜き、「普通の人は偽悪を許しても偽善は許さないものだ」と結ぶのである(http://diamond.jp/series/government/10025/?page=2)。
なるほど、偽善者と偽悪者とはいいえて妙、それに偽善者というのは「偽悪者」と異なり、なかなか見破れないものである。
が、正体が一旦、見破られれば、怒りも倍増するということでは。
そして、田中氏の分析するように、二人とも、上から目線だからこそ、何かいうと、国民にばら撒くのかも。そういえば、その昔も、君主は人気取りのために国民にきまぐれな施しをしたっけ・・。
ま~、その意味では金に包まれて育ったような麻生も小泉も、小沢も鳩山先生達も全部、国のリーダーとしては失格ということかもね・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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