マッシーパパの遠吠え

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浅見光彦氏,「鳩山首相、歴史問題で韓国に賠償する用意」の韓国紙報道の背景をが推理する!?

2010-03-08 23:24:39 | Weblog

8日付の聯合ニュース(韓国を代表する通信社)が、「韓国の太平洋戦争犠牲者遺族会代理人(弁護士)の話として、鳩山首相が、今年初めに日本を訪問した米国の重鎮議員に対し、徴用、徴兵、慰安婦問題などの日韓の歴史問題で賠償を行う用意があると非公式に表明した」と報じたとか(http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2010/03/08/0400000000AJP20100308000900882.HTML)。

勿論、これには、ポンプ屋の平野官房長官がいつものように、「全く承知していない。政府として検討しているという事実はない」と火消しに躍起だったそうだ。

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処で、このニュース、読みようによっては意味深なものがある。

というのは、出所が先ず、韓国紙。知る人ぞ知るで、こと日韓関係に関しては捏造や飛ばし記事が結構多い。従って、記事の鵜呑みは禁物である。

ならば、いつものように、マッシーパパの大好きな浅見光彦氏に登場(?)願って、記事の真偽と、なぜ、掲載されたのか大胆に推理してもらうことにしました。

そして、氏のいわく、

先ず、記事のニュースソースが、韓国政府認可の(社)太平洋戦争犠牲者遺族会(元日本軍人・軍属、遺族、元徴用者、元「慰安婦が集まる被害者団体)の訴訟を担当する弁護士からのあくまでも伝聞情報

つまり、又聞きだけに弁護士、ないし記者の我田引水は否めない。

しかも、伝聞の主も「年初に訪日し鳩山首相と会った米議会の重鎮」とするだけで、名が明かされていない。

が、この時期、「米議会の重鎮」が来日したのはダニエル・イノウエ氏(ハワイ州上院)のほかに該当はない。確かに彼は鳩山首相と会っているが、来日の主たる目的は普天間基地の移設問題の話し合いである(http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY201001230148.html)。

勿論、彼は上院歳出委員会国防小委員会の民主党長老議員でもあるから、他にもいろいろ話し合ってはいるだろう。

だが、はっきりいえることは、彼は07年7月末、米下院で採決された「従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議」には「94年以来、歴代首相が謝罪してきた」と決議に反論する声明を上院に提出している立場が真逆の人。

まさか、この記事を書いた「聯合」の記者が、本案を上程した反日の日系のカリフォルニア州・下院議員・マイク・ホンダ氏と混同(?)したのではないのか・・。

そして、決定的な状況証拠は、韓国紙の多くが、「民主党、なかんずく、鳩山政権がこれまでの政権と異なり、過去の問題に対して前向きな立場を示し、問題の解決に取り組む意思がある」と信じきっているということ。

だからこそ、このあたりがごっちゃになってしまい、韓国の朝鮮日報が書くごとく、

「過去、慰安婦問題に関して、日本政府に謝罪を要求する決議案を米議会に提出した、マイク・ホンダ米下院議員は、鳩山総理の発言が伝わると『鳩山首相の前向きな姿勢を歓迎すると共に、今後に期待したい』と語った」となるのである(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0308&f=national_0308_005.shtml)。

つまり、こんなところにも、「鳩山首相の八方美人のもの言いが災いしたというのが真相でないか」と、浅見氏は解くのである・・。

そういえば、鳩山御仁、友愛精神が強く、いつも相手に気を持たせる言い方をする。確か、政権交代直後、韓国大使に、「(私は)歴史問題などで、現政権よりもしっかり進める勇気を持っている。より良い関係が築けると確信している」と語ったのを韓国メディアが曲解、「懸案がうまく解決できる」と誤解が生まれたのでないだろうか。

ともあれ、幾ら八方美人だからといって無茶苦茶な話。日韓の戦時補償は二国間条約ですでに解決済みなのだ。

又、このことは、09年8月のソウル行政裁判所の判決、「締結された財産及び請求権に関する問題の解決ならびに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定により日本政府から無償で支給された3億ドル(当時のレートで1080億円)であらゆる対日請求が完結しており、これは韓国外交通商部の認めるところーwikipedia」、でも明らかなのである。

従って、日本の世論も、このニュースに驚き、且つ95%という圧倒的多数が反対の意思表示をしている(http://research.news.livedoor.com/r/41787)。

それでも、鳩山政権が万一、強行するようなことがあれば、間違いなく、政権が持たないだろう。

ただ、問題は公約破りの得意な党だけに、危ない橋は全て、参院選の後と、まとめてやる恐れが消えたわけでない。その意味では、我々も頭の隅に止めて決して油断してはならぬだろう・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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