待望の倉敷考古館に遣って来た。お目当ては女男岩遺跡出土の台付家形土器と特殊器台である。先ず場所等を紹介しておく。
倉敷市中央1-3-13 休館日:月・火
開館時間:9:00ー17:00 入館料:500円 写真撮影可能
これを見たかった。弥生時代後期の3世紀とのこと。当時は竪穴式住居と高床式建物であったが、写真のような土間式建物も存在したものと考えられる。倉敷考古館はこれを有力者の住居ないしは神殿であろうと記している。
弥生期の渡来人は何も朝鮮半島のみではなかろう。越から南越の地からも渡来した集団があったろうと考えている。写真は北ベトナムラオカイのハニ族(アカ族)住居で土間式であり、台付家形土器の住居様式と似ている。
古代の咄になると、安直に朝鮮半島云々となるが、それ以外の渡来ルートと本貫の地があったのは当然である。もう少しその方面の研究が深化することを望む。
吉備と云えば特殊器台である。『ほとんどが吉備地方だけから出土している』と記されているが、これは誇張で我が出雲からも出土していることは、前回紹介した通である。
<続く>
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