<続き>
シーサッチャナーライ窯の続編と北タイ陶磁の優品を紹介する。
青磁刻花文鉢を見ていると、文様にタイの独自性はあるものの、耀州窯を想わざるを得ないほど似ている。
迦陵頻伽形の水注は、東南アジア諸窯でみることができるが、写真の一品は優品である。
ケンディーと呼ぶ水注も東南アジア諸窯でみることができる。
これは、サンカンペーン鉄絵双魚文盤の優品中の優品である。7~8年前であろうか、同一画工の手になるものと思われる盤がネット・オークションに出品されていた。入札しておけばよかったのだが、今となっては後の祭りである。
パーン窯の名品である。そこかしこにシーサッチャナーライ窯の影響をみるが、文様はパーン窯の特徴をもっている。
以上でタイ古陶磁の展示品紹介を終える。次回はクメール陶磁の優品を紹介する。
<続く>
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