17回に渡って紹介してきたが、カロン陶磁の2回目の紹介をもって最終としたい。シーサッチャナラーイ、スコータイ陶磁も多数展示されていたが、これらの紹介は多々存在するので、当該ブログでは割愛させていただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f0/6043975fc8d35a36a35f61d0920643a8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/62/2452b90d3c7016f1a8151082c26d1da7.jpg)
釉下彩鉄絵陶磁は#16でも紹介したが、今回は上掲の2点である。上の蓋付容器は完品と思われ、貴重である。舎利容器であろうと勝手に推測している。下の双環耳小壺の文様をピクンの花だと、説明する識者が多いが、当該ブロガーは太陽文と考えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c7/2dfd8d53d125602e75e0f2fd13ed67af.jpg)
カロンは鉄絵一辺倒ではなく、このような一見シーサッチャナラーイを思わせる青磁盤も存在する。見込みの花文はカロンでは見かける文様である。菊花文と紹介する書籍もあるが、中世の北タイに菊が存在していたかどうか、調べていないので何の花かわからない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/8b/64169e5cd129a97e48750f86d7189f02.jpg)
淡い褐釉の碗で、造形に乱れはなく、釉色もほぼ安定しており味わい深い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/1d/e7d5fc1f1a7b3bcc21957a098a14322b.jpg)
このように、深いオリーブグリーンに発色した碗もある。貫入も走り耀州青磁を思わせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/8d/b5987b37aae38a260ef42b63823f751f.jpg)
ずっしりと優美な姿の中型壺である。この発色は、上で紹介した褐釉やオリーブグリーンの青磁と異なり、柔らかい印象を与えてくれる艶のある釉色で、なぜか落ち着く。肩には弓状の印花文を3段に巡らしている。
次回から、バンコク国立博物館でみた北タイ陶磁を中心に、数次にわたり紹介したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f0/6043975fc8d35a36a35f61d0920643a8.jpg)
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釉下彩鉄絵陶磁は#16でも紹介したが、今回は上掲の2点である。上の蓋付容器は完品と思われ、貴重である。舎利容器であろうと勝手に推測している。下の双環耳小壺の文様をピクンの花だと、説明する識者が多いが、当該ブロガーは太陽文と考えている。
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カロンは鉄絵一辺倒ではなく、このような一見シーサッチャナラーイを思わせる青磁盤も存在する。見込みの花文はカロンでは見かける文様である。菊花文と紹介する書籍もあるが、中世の北タイに菊が存在していたかどうか、調べていないので何の花かわからない。
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淡い褐釉の碗で、造形に乱れはなく、釉色もほぼ安定しており味わい深い。
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このように、深いオリーブグリーンに発色した碗もある。貫入も走り耀州青磁を思わせる。
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ずっしりと優美な姿の中型壺である。この発色は、上で紹介した褐釉やオリーブグリーンの青磁と異なり、柔らかい印象を与えてくれる艶のある釉色で、なぜか落ち着く。肩には弓状の印花文を3段に巡らしている。
次回から、バンコク国立博物館でみた北タイ陶磁を中心に、数次にわたり紹介したい。
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