<続き>
女性博物館は、ホアンキエム湖を南へ3筋目のリー・トゥオンキエット通りに面している。
何でもあり・・・とは、やや大袈裟な表現だが、実に多様な展示がなされている。銀錠は漢字が刻印されている。中国からのものか、ベトナムのものか・・・、キャップションは存在したと思うが、記録しておらず不明。瑶(ヤオ)族の風水書。ヤオ族は漢字を用いる。漢族の影響を大きく受けている。キャップションによると、モン(Hmong・苗)族の婚礼衣装とある。下の壺は酒壺とある。チャンパ陶磁とも思えるが、安南陶磁についてはど素人なので産地は?。これにストローを差しこみ、多くの人が飲酒する。婚礼の場面にも用いられたであろう。
そのような場で用いられたのであろう、明代の染付碗も展示されていた。
同じくモン(Hmong)族の赤ちゃんをオンブする、伝統の”おんぶ紐”が展示されている。
民族名は記されていなかったが、ソンラー省で用いられている蒸器で”おこわ”を蒸す。下の二重口縁の蒸気発生容器は金属製、上の甑は木製である。
実に多彩な展示であるので、残りは次回紹介する。
<続く>
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