ハノイでは鳥の鳴き声を競わせている風景を垣間見る機会が多々ある。それに合わせて鳥籠を専門に商いする店も多い。籠はプラスチックや針金ではなく、伝統的な竹ひごであるのが、見る目には嬉しい。この鳥籠屋の一帯の電柱は、すごいことになっている。中には電気泥棒ごときメータなしで接続している輩も多いとのこと。なるほど電柱を見ているとさもありなん・・・との風景である。その電柱下の道は、バイクや車が乱れて流れている。まさに混沌そのもの。ここを横断する猛者がいる。我々にはできる芸当ではないのだが。泰山石敢當は沖縄でも多々目にする。良くも悪くも中華圏であることを示している。右の黒御影石に白文字は墓碑で、生年月日と命日である。ベトナムと云えば、アメリカとベトナム戦争を戦った。ハノイでも其の片鱗に触れることができる。B52の墜落跡である。周囲にはB52なる喫茶店が営業している。