網創漠蓄

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戦争の仕組みその2

2008-11-08 20:22:42 | UQ HOLDER!
その1はこちら
~戦争の過程~

(11/23:改題。「しくみ」→「仕組み」と統一。)

奪還



さて、その1でいただいた反応から

私が見てると、ネギま!の大戦はありそうな話だなぁ・・
と思ってたんですが・・読む人にとっても捉え方が
違うようですねぇ・・

(楊さんのところ)

実は軍の動き自体はありえることです。
それは例えば「多方面侵攻しながら狙いを絞っていく」やり方。
このパターンは通常、戦略要地を探し出してそこに攻撃の手を絞る形になります。
これは例えば銀英伝で言うリップシュタット戦役が近いかもしれません。
(軍の動きだけ見れば)

しかし見る限りオスティアは「ここを落とせば大勢は決する」という場所ではなく、
「グレートブリッジ」の描写を考えても、維持に労力がかかりそうな地です。
特に王族が連合側に確保されていたりすると、「オスティア奪還」は
確実に連合側の奪還戦を引き起こし、戦争の長期化に繋がるでしょう。

聖地



アスニフルユメさんのところで
うーん、もう少し詳しく知りたい部分ですね。」といわれたところですが、
実はコレ、十字軍をはじめとした実在の聖地奪還戦で
探した限りでは類例がない、ということなので
具体的にシステムを論じられたわけではいない、ということです。

ただ、一つだけ言えることは、
「帝国は聖地奪還だけをやっているわけではない」ということ。
まるっきりオスティアと無関係な方向に侵攻の手を伸ばすことが
オスティア奪還にどう繋がるのか?

幾つか思い付く可能性を考えると、以下のように出てきます。
1.拡散した戦力の集中を図るため後から目標を掲げた
2.戦争体制の準備のためにまずは小さな争いから起こしていった
3.国内の中心勢力が確実に押さえるため諸勢力は周辺に廻した
いずれにせよ、帝国国内が一枚岩ではないときに起きるパターンです。

この場合には「戦争終結」の意思統一も出来にくいため、
(どのようになったら戦争を終えるという合意も作れない)
やはり戦争は泥沼化しやすいパターンです。

継続



さて、上二つでみたよう事態はどちらにしろ戦火継続に向かい、
また両者共に内部分裂して争いながら戦争を行っていることがみてとれます。

そして恐らくは、その内部分裂が最終兵器の使用を阻んでもいます。
使う対象・場所を絞れなくなるため、ただ反撃のリスクだけが大きくなるためです。

ただしこの内部分裂の様子は描写が乏しく詳細は不明です。
断片的にマクギル議員の台詞から伺える部分もありますが、
それは別に語られるべきことでしょう。

その3に続きます