まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

精神科医はいいかげん、ぼくと雅子様の病気!

2010-03-01 | 発言
雅子様は長らく適応障害ということで、この頃少しはよくなられたようで公務に時たま出られられているが、アップダウンがあるようだ。ぼくも同じだからよく解るが、神経の病気というのは、完治しないし、常にアップダウンがあり、身体をごまかして生きるしかない。心療内科や精神科に行く患者さんに、医者はそれぞれ症状に応じて病名をつける。死にたくなったり、生きるのに悲観的な人は「うつ病」、不安感が急に押し寄せて来て呼吸が速くなる人は「過呼吸症候群」「パニック障害」、疲労感が募り、寝てばっかりの人は「慢性疲労症候群」、など等病名をつけるが、なかなかよくならないのが通例である。ぼくが「過換気」の発作で路上で倒れて、初めて慶応病院に担ぎ込まれたのは、もう20年以上も前である。仕事と文学思考の狭間で、精神的なストレス(ストレスとは自分ではまったく気がつかないものです)と、毎日睡眠時間3時間というのが重なり、脳内が悲鳴をあげたようです。以来20年間、ヘンテコな病気とお付き合いしてきたが、医者は病名をつけ、薬は出すけど、その医者自身が精神科の場合「病気」自身をよく解っていないようだ。ガンや内臓の病気なら、CTやMRなどの検査や血液検査で病んでいる場所、原因などが判る。けれど、神経というのは、検査する機械もなければ科学的方法もない。医者は患者の答える問診だけが頼りで、いっぱしの病名だけはつけるが、実はなんにも判っていないのである。ぼくの場合も、当初、病院はどこに行ってもダメでした。身体は辛くって、過呼吸の発作だけでなく、めまい、極度の疲労感、毎日続く微熱、下痢など、こんなに身体的な症状があるのにと言っても、医者自身がよく判ってないなあというのが肌で感じた20年でした。日本でも精神科で有数といわれていた駒込病院の教授に診てみたら「これは治りません」とまで言われてしまった。脳の中のことは、まだ先端科学でも5%くらいしか判らないと言われている。しかし上記の精神的な病の多くは、脳の神経細胞同士の伝達物質、セロトニンの量がストレスなどの原因で分泌が減ったことからくるようだ。昔で言う「自律神経失調症」というのもそれに含まれるだろう。それらは人によって症状が違うから、雅子様のような「適応障害」、「パニック障害」、「神経症」、「心身症」など症状別に病名がつけられていているが、元の原因はひとつのような気がしている。ぼくの場合も、「過呼吸症候群」が定着して「パニック障害」になったり、疲労感がひどくって、いつも横になっていないと辛いという「慢性疲労症候群」のようでもある。39歳で倒れて、それでも仕事をしないと食っていけないから、その後の20年間はほんとに辛かった。ぼくの場合、向精神薬のホリゾンと精神安定剤のドグマチールという薬が何とか利くので、それを飲むと体力・精神力が以前の半分くらいは復活するので、医者にもらって飲み続けている。それで身体と頭を騙しだまし、その後自分で出版社を興し、8年やったところで、やっぱりしんどくなって、四年前に清算し、その後は隠遁生活をしている。自分の身体は自分が一番よく判る。精神科医はほとんど手探り状態で判っていないのが実情である。ぼくも男だからまだまだ現役で働きたいなあと思うけど、これも人生、仕方が無いと諦めている。余生を、だましだまし生きていくほかはない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿