飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

江戸川乱歩の研究?47⇒「一寸法師」

2006-08-08 | 江戸川乱歩
1955年に製作された映画『一寸法師』(昨日投稿記事)では、その軽業ぶりはひとつの見せ場だった。イメージとしての不具者を最大限に生かした場面ではなかったか?それは異形の者への畏怖の視線であり見世物の原型をさらけ出しているシーンとも言えないか。それにしてもこの小説の連載が「朝日新聞」であったとは驚きだ。今では想像できない。


◆決め付けた視線
“畸形児は電柱や堀を足場にして次の屋根へと移った。ある時は一間がかりの所を、両手で電線につかまって渡りさえした。一寸法師の軽業だ。”

人気blogランキングへ



■小説(「一寸法師」所収)
パノラマ島綺譚―江戸川乱歩全集〈第2巻〉

光文社

このアイテムの詳細を見る

■DVD
江戸川乱歩の一寸法師

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 乱歩NO.43・・・<一寸法... | トップ | 乱歩NO.44・・・<白い素... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

江戸川乱歩」カテゴリの最新記事