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沼正三による奇書「家畜人ヤプー」は、石ノ森章太郎だけではなく江川達也も漫画化にチャレンジしています。ボクは漫画の事情については、普段漫画を読まないため非常に疎いのですが、今回選んだ江川達也って「家畜人ヤプー」のような異端的なものをテーマにして書くような作家なんでしょうか?読んでいてどうもイメージにそぐわないような、気がしてならないのですが…。
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この江川達也が描く「家畜人ヤプー」登場にする女性達は若干、<萌え>ているような印象を受けます。前に書いた石ノ森章太郎の凛々しい女性とは随分違います。可愛らしさというかそうした<萌え>た要素が江川の漫画の方が勝っている分、逆説的にボクの感性ではマゾ度が上がっているように思いました。石ノ森のボンドガールのようなクールな女性より、江川の<萌え>た部分を感じさせる女性像の方が、もちろん未来社会の文化的設定であるから当たり前のように描かれているのですが、平気で家畜のヤプーを蹴ったり、生理的排泄の道具としたり、肉体改造を施すさまが、見た目のギャップが異化効果を生み逆に本能的な行動に根差したもののように見えてくるのであります。あるいは、相乗効果的にかつて日本人であったところのヤプーが健気に道具化された家畜として、主人の白人女性に仕える描写がさらにマゾッ気を出してしているように感じたのかも知れません。
たとえば、その舌を男性性器に改造され主人=白人女性の自慰の道具となって奉仕するのが役割の舌人形、ヤプーがそれに改造されるにはいくつかの身体的な変形を施され、そして自身の男性性器を舌に縫合接続されて道具として完成せられる。はじめてそのように改造されたヤプーが舌人形として奉仕する際は、口をまるで処女膜のように縫い合わされ、苦痛にゆがみながらも自力でそれを破り主人の自慰に奉仕せねばなりません。その描写が痛々しいのです。あるいは、江川は女性が排泄する様子を局部的に微細に描き、それを受けようとするヤプーとのコントラストが、排泄されたものをありがたく頂くというボクから見ると自我崩壊的な感性が見てとれるのです。(その気がある人には興味があるのだろう・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/1e/63b5a2a553fbc3104f0986a6d598db03.jpg)
ただ、漫画は石ノ森章太郎の時と同じく、あるいはそれ以上に、この「家畜人ヤプー」の世界の設定を説明するため必要以上に文字が多い部分があります。いたしたがないのでしょうがどうもそれがよくないのです。興ざめしてしまうのです。小説、漫画と読んできたのでもういいだろうという感覚になってしまいます。
なので、3冊目にして挫折してしまいました。
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この江川達也が描く「家畜人ヤプー」登場にする女性達は若干、<萌え>ているような印象を受けます。前に書いた石ノ森章太郎の凛々しい女性とは随分違います。可愛らしさというかそうした<萌え>た要素が江川の漫画の方が勝っている分、逆説的にボクの感性ではマゾ度が上がっているように思いました。石ノ森のボンドガールのようなクールな女性より、江川の<萌え>た部分を感じさせる女性像の方が、もちろん未来社会の文化的設定であるから当たり前のように描かれているのですが、平気で家畜のヤプーを蹴ったり、生理的排泄の道具としたり、肉体改造を施すさまが、見た目のギャップが異化効果を生み逆に本能的な行動に根差したもののように見えてくるのであります。あるいは、相乗効果的にかつて日本人であったところのヤプーが健気に道具化された家畜として、主人の白人女性に仕える描写がさらにマゾッ気を出してしているように感じたのかも知れません。
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たとえば、その舌を男性性器に改造され主人=白人女性の自慰の道具となって奉仕するのが役割の舌人形、ヤプーがそれに改造されるにはいくつかの身体的な変形を施され、そして自身の男性性器を舌に縫合接続されて道具として完成せられる。はじめてそのように改造されたヤプーが舌人形として奉仕する際は、口をまるで処女膜のように縫い合わされ、苦痛にゆがみながらも自力でそれを破り主人の自慰に奉仕せねばなりません。その描写が痛々しいのです。あるいは、江川は女性が排泄する様子を局部的に微細に描き、それを受けようとするヤプーとのコントラストが、排泄されたものをありがたく頂くというボクから見ると自我崩壊的な感性が見てとれるのです。(その気がある人には興味があるのだろう・・・)
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なので、3冊目にして挫折してしまいました。
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