飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

偏在する乱歩・A‐K→「江戸川乱歩全集Zaroffパノラマ展」(Zaroff)を見た

2010-10-01 | 江戸川乱歩
会場のZaroffは新宿・初台にある一階が喫茶店で2階がギャラリーとなっているこじんまりとした場所。そこのギャラリーで「江戸川乱歩全集Zaroffパノラマ展」と題して江戸川乱歩の作品をテーマにいろいろな作家がコラボし展示しているという企画です。場所からみても商店街を外れた所なので、知る人しか知らないといった感で、ボクは以前にも紹介したことがあるゴシック情報を集めたサイト「ヴリル協會」からそのイベントを知ったのであります(なかなかこのサイトの情報は徹底していてすごいですよ)。ということでボクは乱歩展を見に行きました。場所は狭くて作品は小品が多かったです。以下は、その「江戸川乱歩全集Zaroffパノラマ展」のスケジュールです。(何回かに分けて実施しており、全てを見たわけではありません)



■第一期少年編;9月16日~9月21日:10名
「塔上の奇術師」(高野夏美「鉄人Q」(青山山田)「怪人二十面相」(かわひとすずか)「緑衣の鬼」(鷹羽正臣)「鉄塔王国の恐怖」(イチ)「魔法博士」(浜田夏子))「宇宙怪人」(芙二子)(香取午朗、小関梨恵、大森万須美)

⇒ぽぷら社の少年探偵団の本の表紙を実写で模した作品がユニークだったのですが、他には目をみはるものがありませんでした。

■第二期成人編;9月23日~9月28日;10名
「化人幻戯」(首吊)「白昼夢」(香月宗一郎)「蟲」(艶子)「鏡地獄」(手塚真梨子)「盲獣」(久野昌一)「芋虫」(橋本怜英)「人でなしの恋」(ninko ouzou)「押繪と旅する男」(淺井カヨ)「未定」(水沢麻子)「屋根裏の散歩者」(小林義和)

⇒とにかく場所が狭いので小品ばかりであり、江戸川乱歩がテーマなのからかどちらかというと観念先行型の作品ばかりでした。「盲獣」をテーマにした作品は、シリコンの女体が並ぶなかに男がいる作品で、ストレートに乱歩に対峙していてよかったです。

■第三期人間椅子展;9月30日~10月5日;5名 
板垣雅与 薩川ゆん丹尾敏(アトリエ・ベガ) 深沢義一(アトリエ・ベガ) 古畑幸恵<特別参加>Dollhouse Noah

⇒未見



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