舛添都知事の正念場。

現東京都知事の舛添要一の政治資金疑惑の追求が止まない東京都議会をはじめ舛添に
東京都知事からの辞職を求める意見が高いのは多くの国民や都民が感じているが

やはり２０２０年の東京オリンピックの事を考えると今の状況で新たに選挙を行い
新しい東京都知事を選出するのは期間的にネックになると判断するのが賢明のようだ。

しかし2020年の東京オリンピックの開催期間が７月２４日から８月９日で
４年後のその開催期日を外す為に８月中旬以降の都知事選ならば可能であるとの見解もある。

舛添要一にとって本当の正念場は８月中旬からとなる。今の疑惑はプロローグに過ぎない
今年８月からオリンピック開催の前年の2019年までの約２年半を凌げば何とかなると目算を
立てるのはまぁ選挙慣れしている政治家ならば当然の事だろう。


問題は現在の舛添要一の疑惑が市民団体が原告となって訴えている事だ。もしかすると
検察も動くかもしれない、しかしそれはこれまでの石原都政時代の検察との癒着からは決して
快いものでは無いばかりか、相手に大きな政治的な借りを作ってしまうことになる。


さてどうするものか。検察側の甘い考えがそうそう通用するものでは無い事は十分に
理解しておく必要があるが、正直今の検察側にはこうした現実的な利害関係まで把握する
能力が欠如しているのも事実だ。

舛添要一が山場を抜けるには妥協と云う手段も無い訳では無いが、検察側に折れさせる
だけの政治力にかけてみるのも一考の価値がある。

現在政治資金の騒がれているのは舛添東京都知事だけでなく、民進党の山尾志桜里議員も
問題視されているのだが、彼女は検察出身でもある。

山尾議員を切れずに舛添都知事だけを切れるものだろうか？
しかも舛添が選んだ第３者は元検察庁出身の弁護士だ。この三竦みの形で一番愚かなのは
言うまでも無く捜査に当たる検察庁だということ。


舛添都知事の政治資金問題はやり方を間違えば検察庁そのものの信用を潰される結果に
繋がる恐れがある。舛添がどれほど検察庁と戦えるか見てみたいものだ。

古くは田中角栄が逮捕され身柄を拘留された時に警察は角栄にマットレスを差し入れした
程だぜ。