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ロシア旅客機墜落事件をテロと断定。

2015-11-17 23:35:00 | 政治
何かとテロとの関連性が強いIS問題ですが、幾つかの問題が風化にも負けず
藪の中では無くなりつつある。

フランスでのテロに注目が集まっていますが、ロシアがエジプト航空から出発した
ロシア旅客機爆破墜落事件をテロと断定し空港職員2名を拘束した。
いよいよロシアが動き出した。

テレビではこれまでシリア内部で反体制派としてアサド政権を攻撃していた組織を
色々な名前で呼んできた。

「反政府軍」→「シリア自由軍」→「スンニ派過激集団と関連のある組織」

しかし最近は開き直ったかのように反政府軍として活動する組織を「IS」と
ぶっきらぼうに名称を付けている。米国の威信なんて知っちゃこっちゃない。

そこに共通点を見出すとすれば、アルカイダと決裂しアサド政権に反対している。
つまりは「IS」そのものであると断定できる。

シリア内部だけでなく中東情勢で複数の名前が出てきて混乱すること無く、
中東のイスラム教の国で内向的で原理主義的な発想でテロ活動を起している
のは総じて「IS」とされている。



さて問題は二つ。これまで国連の調査でも明らかにされてこなかった二つの事件。
一つはリビア大使館襲撃事件の犯人ともう一つはシリア国内でのサリン使用疑惑。

リビア大使館襲撃事件(2012年9月11日)では米国ジョン・クリストファー・スティ
ーブン大使が殺害されその実行犯が誰であるか3年経過してもまだ解っていない。

最悪の場合現在のISの活動内容から見てもこの事件にはスンニ派原理主義過激派の
原型のようなものが存在したのかもしれない。

この事件の後米国務長官の座を退いたというよりも降ろされたと表現した方が適確かも
しれないヒラリー・クリントンは15年の10月になってやっとのことで米国議会で
リビア大使館襲撃事件について語るようになったのだが野党共和党の追及をかわして
しまった。 事件の核心はこのままでは闇に葬られてしまう。



シリア内でのサリン使用を巡る問題では当初国連の調査の結果政府軍によるものと
暫定的に報告していたが、ロシアがこれを拒否。更にこのサリン使用に関しては
シリア政府に対して反対派の勢力が使用したものだと対抗した。

ロシアの反撃にあった国連は渋々とシリア内でのサリン使用については事実を
認めるが誰が使用したかについては言及せず仕舞いだった。

シリア国内でサリンを使用した組織が政府軍でないとすると残る選択肢はほぼ
一つしかない。それは勿論反政府軍と呼ばれ、自由軍とも呼ばれていたが今では
単一呼称としての「IS」による犯行である可能性が非常に高い。


今の中東情勢でIS関連で孤軍奮闘を見せているロシアがまるで米国の陰謀と
戦っているようにも見えている人も多いだろう。サリン使用を巡る争いでその
活躍は値千金だと思う。米国の思い通りにはさせないロシアの意地を感じる。

それに対する日本の安倍総理は行く末も案じず米国とべったりだ。こうした
悪質な疑惑を抱える米国と同盟関係を強める中で今の中東情勢はどのように裁く
つもりだろうか?

もしも日本でフランスのようなIS関連が引き起こしたテロが起きた場合。
かつての『悪魔の詩』を翻訳した人物が殺害された場合、安倍総理はどうする
のだろうか?




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