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濁流の如く太陽光パネル設置を批判。

2015-09-16 23:30:58 | 政治
台風からの大雨被害が日本各地を襲った先週から今週にかけて鬼怒川の氾濫に
勝るとも劣らないネトウヨの太陽光ソーラーパネル叩きもネット内で濁流の
洪水のように溢れだしている。

この大雨で最大の被災地となった茨城県の常総市では鬼怒川の氾濫に越水した
場所に太陽光ソーラーパネルが設置されていたことからFIT法を整備した
民主党叩きが起こった。法の適応や治政には無責任を決めつけるジーミー。


もしも常総市がこの自然堤防となっている場所の必要性を認識して保存しようと
思えば自治体の取り組みとして業者に指導することもできたろうに、
それはさて置き現実はこのような大災害となってしまった。

ソーラーパネル設置のために自然堤防を高さ2メートル削られた後に住民が
心配しているから土嚢を置かせてもらっただけだった。行政の対応はこれだけ。

そんな苦労をするのだったらやはり自治体による行政指導の下で太陽光パネルの
設置は事前調査で十分な把握をするべきだと思う。実際にそうしているところもある。

今のFITパネルの問題はまるで金日成時代の北朝鮮の農業改革の一環である
山辺への農地開墾のように木を切り倒し山の保水力を奪い山崩れが多発する傾向は
FITによる洪水被害のみならず、湾岸整備や建設事業全般に同じことが言える。

しかも民主党時代の事業仕分けの内容で批判されているのはスーパー堤防の方で
今回の鬼怒川の氾濫でスーパー堤防の建設が予定されていた場所は安全だった訳で
危機管理の面からは優先順位を誤り建設費の獲得に傾倒した公共事業だったことが
明らかなものとなった。

なぜスーパー堤防建設により治水の理念を達成しようとする建設関連はいても
自然堤防の維持による治水には力を注がない行政の在り方は批判されないのが謎。
ここが被害を受けた地域住民の悲しい所。

これは自民党がFITによる太陽光パネル設置を杜撰な行政管理の下で実施している
現状と治水の精神を建設公共事業の口実としか見ていない阿漕な考えが2重になって
及んだ人災だと思われる。

自民の危機感はFITを杜撰な管理で実施してます。治水の原理は公共事業でお金に
なりますと自民党に刃先の向いた宣伝材料になることを恐れてこのようなネット工作を
自然と画策したのだろう。

このFIT制度による電力の買い取りにより利益を上げようとする事業は政権が変わった
直後から民主党叩きの恰好のネタだったのだが、そこまでして太陽光パネルを反故にしたい
自民サポの人間性には疑いの目に晒すのが一番だろう。

この常総市に太陽光発電ソーラーを設置した会社も強く叩かれるようになっているが
考え方によっては設置会社も多くの損害を受けたので、みすみす自然堤防を削った訳では無い。

もしも設置業者と地域の事を考えれば当然の様にこの越水を起した場所に太陽光パネルを置く
ことは不自然だと言わざる負えない。そこまでしてFITを失敗させたいのはどこだろうか?
この事業には岡山県でロックフェラー系の米国資本も進出しているので米国絡みでは無さそうだ。

治水の原理をFITによる太陽光パネルと堤防の組み合わせで破綻させたとなれば
一番儲かるのはどこか考えれば自ずと犯人は浮かび上がるスーパー堤防を提案していた
商業主義者となる。

テレビなどでは地元住民と設置業者が相談し、せっかくの太陽光パネル設置事業を失敗
させないように地盤の弱い地域はパネルを撤去するなどの話は日常的にテレビでも
紹介されていた。

今更ながら鬼怒川の氾濫でこのような結果になるのならば、設置業者と地域住民との間で
もっと話し合いがあっても良かったと思う。なぜ設置業者は恫喝してまで地域住民と亀裂を
走らせたのだろう。そこが一番理解が出来ないところだ。


治水の原理と太陽光パネルの関係があるように今の日本にはもう一つ理不尽な組み合わせが有る
それが集団的自衛権と安保法だ。 国会での審議が続く中でこの集団的自衛権が日米同盟による
ものだと明確な説明が付けられないのは、太陽光パネル設置で治水の原理が壊れたように
安保法によって集団的自衛権が本来の意味から外れた軍事産業の開拓の商業主義に使われる
ものだと思う。


コメント
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